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ソウギョってどうやって釣ればいいの?淡水に棲む巨大魚の生態や釣り方をチェック

FISHING JAPAN 編集部

河川や池の岸辺に生えている、葦=アシの葉などの草類を食べている魚がいます。

コイに似ている気もしますが、顔の形が別モノですね。

この魚は、はるか中国大陸から移植されてきた中国四大家魚のひとつ、ソウギョです。

草や藻を食べている割りには、とんでもない巨体に成長することで知られていますよ。

ここでは、外来魚のソウギョについて、その生態や釣り方などをご紹介しましょう。

「率直な疑問なんだけど、釣ったら食べれるの?」

はい!焼き魚やフライ・ムニエルなどにすれば、食べることができます。

でも淡水魚なので寄生虫が付いていますから、刺身などの生食は止めてくださいね。

ソウギョとは

ソウギョとは、コイ目コイ科に属している淡水魚のことです。

体長は、成魚で1メートルを軽く超えていくので、巨大魚として広く認識されていますよ。

コイと同じく日本の在来種ではなく、明治時代に日本人のたんぱく源となるために、中国から移植されました。

中国四大家魚=ハクレン・コクレン・アオウオとともにやって来たようですよ。

食性は違うものの、どの魚種も巨大化するのが特徴で、アングラーの間では釣り対象魚として注目を集めています。

ソウギョの生態は、主に河川に生息していて、水温が18℃前後になれば産卵しますよ。

卵は水に浮かび、流されながら成長を続けます。

完全に孵化するまでに河口域にたどり着いてしまうと、海水によって死んでしまうため、日本各地にいたはずのソウギョが、さほど生息域を拡大していない理由になっています。

日本の河川は短くて、海まであっという間にたどり着いてしまう規模のものが多いですからね。

関東平野の利根川流域にソウギョの姿がよく見られるのは、利根川の傾斜が他ほどきつくなく、緩やかに流れているからかもしれません。

増え過ぎた藻を刈る目的で、あちこちに放たれたソウギョ。

あまりにも大食漢で、藻を食べ尽くして生態系に害を及ぼすとレッテルを貼られ、今では環境省が要注意外来生物に指定しています。

全てはニンゲンがおこなった不始末が原因なので、ソウギョには何の責任もないと感じるのですが、今の日本では肩身の狭い立場にならざるを得ないようです。

ソウギョの釣り方①居場所の特定

ソウギョの釣り方について、詳しくチェックしていきましょう。

まずは画像を見てください。

河川の岸際に繁茂している葦=アシの葉をちぎって、水面に放り投げてやると、ソウギョが集まってきて捕食し始めます。

ソウギョの居場所を絞り込むには、そのフンを見つけるといいでしょう。

フンのサイズは、大体直径1センチくらいの球体で、緑色をしています。

この発色が鮮やかであれば、近くにソウギョが生息していることに。

大量にフンをする習性があるので、1個転がっていればそばにたくさんあるはず。

そんなふうにして、ソウギョに居場所を特定していきましょう。

河川の緩やかな流れのところで、葦の群生が近くにあれば、フン探しを開始です。

ソウギョの釣り方②タックルセッテイング

ソウギョを釣るときに用いるロッドは、硬くて張りのあるオフショア用キャスティングのものがおすすめです。

体長1メートルを超える魚ですから、掛かる負荷が大きいんですよ。

それに長時間耐えれないと釣り自体が成立しないので、頑丈で剛性感のあるものを選びましょう。

リールは、大型のスピニングリールでOK。

ドラグ機能を活かしつつ、ラインを出したり巻き取ったりしながら、ソウギョを引き寄せるのに向いています。

ラインは、PEラインにフロロカーボンの長めのショックリーダーラインにして、根ズレ・擦れ対策をカンペキにしておくと、安心してやり取りを楽しめますよ。

餌は現地調達にして、若々しい葦の葉をちぎってフックに装着。

河川の流れに乗せたければ、小さなウキを付けておくだけでかなりの距離を漂ってくれますよ。

ソウギョを河川で果敢に釣り上げている動画はこちら

ソウギョを釣り上げるのにおすすめのタックルをピックアップ!

ソウギョをオカッパリで釣り上げるのに、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

まずは、ロッドから。

オフショアゲームでのキャスティング用ロッドなら、大型魚の足を止めるのに役立ちますよ。

ゴリ巻きで寄せられるほどひ弱な相手ではないので、ロッドを立てて長時間耐えられるパワーとトルクを持ったものを、選ぶようにしたいですね。

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メジャークラフトから発売中のオフショア・キャスティングゲーム用ロッドです。

グリップ着脱式の1ピース仕様で、全長7.6フィートのMパワー+レギュラーファーストアクションに仕上がっていますよ。

80グラムまでのルアーや仕掛けを背負えますし、PEラインなら最大4号まで対応可能です。

ダブルフットガイドでKガイドシステムを採用、ラインが絡み付くトラブルは抑えられていますよ。

PEラインがスムーズに放出されることから、ロッドを立てながらドラグを利かせつつ、ポンピングで寄せては泳がせるのを繰り返しましょう。

ソウギョが弱ってきたら、一気に岸辺に引き上げるパワーを備えています。

実際に手にして振ってみると、グリップは握りやすくてブランクの振り抜けも軽やか。

ソウギョの強烈な引きにもじゅうぶん耐えられるので、足場の良い釣り座を選んでからアプローチをスタートさせましょう。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な安い価格に設定されています。

これなら折られることを心配せずに、大胆で積極的なロッド操作を堪能できるでしょう。

ロングキャストをおこなう必要はなく、上流部から仕掛けを流れに乗せながら、ソウギョの口元を狙って餌の草を届けてください。

ソウギョが掛かったら、ロッドを立てて耐えに耐えるしかありません。

ロッドパワーを信じて、一度立てたロッドを寝かされないように頑張りましょう。

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新しくリリースされた、シマノのストラディックSWです。

番手は8000番になるので、ボディもスプールもかなりビッグサイズになっていますよ。

ギア比は5.6対1で、ハンドル1巻き107センチものラインを回収することが可能です。

自重は645グラムと重めですが、キャストをひんぱんに繰り返すわけではなく、仕掛けを流すだけなので、じゅうぶんに保持し続けられますよ。

ラインキャパは、PEラインの4号で300メートルも巻くことができます。

これならソウギョに相当引っ張られても、ラインを送り出しつつやり取りできるでしょう。

ハンドルノブはラウンドタイプなので、握りやすくて力を込めやすいのもいいですね。

最大ドラグ力13.0キロが、ソウギョに主導権を渡さない釣りを実現してくれるはずです。

実売価格は2万円台後半と、豊富なスペックにしては安い価格設定なのが嬉しいですね。

ドラグは、ある程度締めた状態で釣りをスタートしたいですが、掛かってからの状況を見て瞬時に緩めるなどの対応が必要でしょう。

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バリバスブランドのショックリーダーラインです。

仕掛けを水面に浮かせつつ衝撃をしっかり吸収したければ、ナイロンでいいのではないでしょうか。

根ズレ・擦れにも強いので、80ポンド前後のものを1.5メートル程度PEラインの先端に装着しておけば、トラブルを回避しながらランディングまで持ち込めるでしょう。

結束は、FGノットにしておくと、強度の面からも信頼できますよ。

カラーは、ミスティパープルに着色されていて、水中で目立つ印象は受けません。

実売価格は千円台と、とてもリーズナブルな価格に収まっています。

ノットを仕上げた際のコブは、できるだけ小さ目にしておきたいですね。

河川で仕掛けを流していく際に、ノット部分が障害物や浮遊物に引っ掛かってしまう可能性があるからです。

丁寧にラインメンディングしながら、さまざまなポイントで誘いをかけてみましょう。

ソウギョの釣り方をマスターして大型サイズを釣り上げよう!

ソウギョの特徴や生態・釣り方、おすすめのタックルについて取り上げましたが、いかがでしたか?

河川の岸際は、硬い地質と思っていても、意外と脆かったりしますよ。

常にすり足で進行しながら、安定した釣りスペースを確保してから仕掛けを投入するようにしてください。

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