トラウト用ラインってどれを選べばいいの?おすすめ人気アイテム10選
トラウト釣りは、管釣りでおこなったり渓流・中流域などの河川で楽しんだりするのが一般的です。 海で楽しむスタイルもありますが、トラウトを確実にとらえるには道具の選定が先決でしょう…
FISHING JAPAN 編集部河川の流れの中に潜むトラウト、例えばサクラマスを一度掛けてみると、それまでの釣り経験値が吹っ飛んでしまうような感動に揺り動かされます。
荒々しい首振りや走り、ひん曲がるロッドに糸鳴りを繰り返すライン。
周りの水の流れる音が、一瞬で全く聞こえなくなるような、厳かで貴重な圧のようなものを身体と心で感じ取る瞬間です。
イトウクラフトがリリースしているアイテム群は、そういったアングラーの時間を充実させるために、丁寧に作られているものばかり。
ミノーやスプーンといったルアー、ボロンコンポジットのロッドなど、思いの詰まったアイテムを、ここでご紹介しましょう。
イトウクラフトとは、東北エリア・岩手県に拠点を置く、ルアーやロッドの製作を手掛けているメーカーのことです。
主宰は、伊藤秀輝さん。
彼の周りにトラウトゲームを好むフィールドスタッフが集まり、そこからのフィードバックを製品化し続けているのです。
インジェクションタイプ、つまりプラスチック素材の量産を目的としたミノールアーやスプーン、バルサなどの木材を使用したミノールアーなどを、これまでにリリースしてきました。
そのユーザーは多く、高い支持を得ていることからも、丁寧で扱いやすいものづくりを徹底していることが伝わってきます。
ミノーはフラットサイドタイプのもので、シンキング仕様がメインセッティングに。
流れの強いポイントで、しっかりとトラウトに視認してもらうための工夫や、フラッシング・水押し・フッキング率向上などを狙ったボディデザインが、全機種に一貫して備わっているのが素晴らしいですね。
インジェクションルアーは、実売価格が千円台とリーズナブル。
お気に入りのカラーや形状を見つけ出して、自分オリジナルのラインナップをまずは構築するところから始めてみましょう。
イトウクラフトの釣り竿について注目してみましょう。
非常にシンプルなデザインで、温泉地エリア用とメジャーストリーム用に主要な分類があります。
それらはシングルハンドルタイプとダブルハンドルタイプとしても、区別しています。
自身が検索しやすい方で、公式ウェブサイト内で検索が可能となっていて、求めている釣り竿を簡単に見つけることができます。
さらに、竿はスピニング竿として表示されていますが、依頼すればベイト竿に必要なスペックにカスタマイズしてもらえます。
グリップ部分を花梨風にしたいという要望も、製造者に伝播することができます。
実際にスピニング竿を持ってみましたが、テンションがあるというよりは、曲げた後の復元が早いという感じがしました。
いわゆるファーストテーパーのブランクスを採用し、高い弾性を持つカーボンシートを使用しているのでしょう。
主導的に魚を釣り、ポイントから離れる運用方法が適しているかもしれません。
ハードユーザーに話を聞くと、ミノーが魚に反発されるほどの曲がりを、アングラーが欲するより先に魚に提供しているとのことでした。
積極的になって、自然との勝負を楽しむことができそうですよね。
イトウクラフトのルアーには、インジェクションタイプのミノーが数多くラインナップされています。
ウエイト別に名前を変えてくれているのが、分かりやすくてありがたいですね。
手元に取り寄せて使ってみたのが、蝦夷(えみし)の50Sと1st・1stのタイプ2・50Sのタイプ2・50FD・65S・山夷(やまい)50S・68S・ボウイ50Sです。
数字が大きくなるほど、広範囲を広く探れる仕様になっていて、層と範囲を両方意識しながら、システマテックにトラウトゲームを展開できるようになっていますよ。
重いセッティングのミノーでも、動き出しやその後のアクションの継続性はスムーズで、これなら流れの強弱に関係なくリトリーブを続けられる印象を持ちました。
残念ながら、筆者が住む地域ではサツキマスしか釣れませんが、ニゴイやナマズの攻撃をかわしながら、サクラマスに恋焦がれる釣りを実践しています。
丁寧で美しい仕上がりは、アングラーをその気にさせてくれますよね。
イトウクラフトからリリースされているアイテムの中から、人気のアイテムを取り上げてみました。
インジェクションミノーをメインに、インプレも含めながらご紹介します。
ネイティブトラウトをターゲットに釣りを楽しみたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
イトウクラフトの50Sです。
手に入れた当初、ミッドシップウエイトの効能がよく分からなかったのですが、実際にフィールド(小規模河川の上流部)に出向いてキャストしてみると、ロッドワークに対するレスポンスが素早く、かつ安定した泳ぎを見せてくれることに気づきました。
このウォブリングとローリングの発生の仕方が、ミッドシップウエイトの真骨頂なのでしょう。
ボトムの岩に何度も当てて、ヒラ打ちを繰り返してみたものの、リップ等の破損は見られません。
じゅうぶんな耐久性をキープしているミノーとして、使える場面は広がりを見せてくれるに違いありません。
イトウクラフト(ITO CRAFT) ミノー エミシミノー 50S 1st 50mm 3.7g ITS ルアー
50Sミノーの1stモデルで、自重3.7グラムのタイプです。
渓流域の止水域で試したのですが、こちらもロッドから伝わる動きに対して、しっかり反応してくれるイメージですね。
アルミ張り仕様がとても美しく仕上がっていて、ハンドメイドミノーと見間違えるほどのクオリティです。
魚のほうの反応は、着水のタイミングが寄り・上ずりを見せてくれるので、アングラーとしては誘いに注力すればそのままバイトまで持ち込める感覚になれます。
オートマチックに釣れる感じはしませんが、こちらが仕掛けると魚も反応することから、レベルの高いデバイスであるといえるでしょう。
やや表層の目指しやすいのは、ラインの交換なとで対処できます。
イトウクラフト(ITO CRAFT) ルアー エミシミノー 50S TYPEIIRB
50Sのタイプ2は、自重が5グラムに増量されていることに目が行きがちですが、リファインされている箇所が随所に見られ、全体的なバランスも積極的に変えられているイメージが強いです。
何より、このモデル用に作られたリップが秀逸で、魚を誘い、食わせに持ち込むまでの切り替えに、妙な間を発生させません。
それが釣り場のシチュエーションが変わっても、引き継がれて活用できるところが素晴らしいですね。
このモデルをメインでテストしたアングラーは、こういうミノーが欲しかったんだ!と、具体的に絵を描けていたのではないでしょうか。
インジェクションモデルという量産品でこのスペックができてしまうことに、心から敬意を表します。
釣りが好きでなければ、これはできません。
バルサ素材という木材をボディマテリアルに選んだ、シンキングタイプのミノーです。
インジェクションタイプをこれだけ豊富に作っていながら、やはりバルサは外したくなかったのでしょうか。
ダーター系のルアーが大好きなので、この頭部の凹み形状には興味が湧きます。
実際にキャストしてみると、レスポンスもキレも申し分ありませんし、飛距離もきっちり稼げるようになっていますよ。
リトリーブの途中でキルを入れると、独特の制動がかかってボディを揺らします。
これは魚によく効きますし、食わせのタイミングを任意に発生させられるので、頼れる道具として常に持ち歩きたいですね。
イトウクラフト(ITO CRAFT) スプーン 2015 エミシスプーン 37mm 3.0g YMO
イトウクラフトが発売中のスプーンルアー最小サイズです。
37ミリで3.0グラムですから、渓流域でオーバーハングなどを果敢に攻めるのに使ってみたいですね。
回転するのをグッと我慢して、しっかりと左右にウォブルしてくる泳ぎっぷりは、魚に見切られにくい基本スペックが備わっているということになります。
裏面がハンマートーンに仕上げられているので、光の反射が柔らかくなる効果も期待できますよ。
イトウクラフトの特徴や人気アイテムをピックアップしてみましたが、いかがでしたか?
この完成度の高さは、メーカーとして市場に出す製品のハードルを、意識して上げているからでしょう。
そのレベルが当然であると考えているなら、次の製品ではまた超えてくることが期待できます。
ユーザーとしては、イトウクラフトから離れられなくなり、そのルアーを携えて釣りに行くのが待ち遠しくてたまらない状態に。
こういう連鎖を作り出せるのは、ルアーメーカーにとって理想ですから、ぜひ次を1日も早く見てみたいですね。
トラウト用ラインってどれを選べばいいの?おすすめ人気アイテム10選
トラウト釣りは、管釣りでおこなったり渓流・中流域などの河川で楽しんだりするのが一般的です。 海で楽しむスタイルもありますが、トラウトを確実にとらえるには道具の選定が先決でしょう…
FISHING JAPAN 編集部トラウトロッドの選び方!釣り場に応じたおすすめトラウトロッド特集
管釣りや河川などを含め、トラウトをターゲットに釣りを楽しむ人が増えてきました。 トラウトゲームを楽しむためには、専用のロッドが必要となります。 超小型で軽量なスプーンなどのル…
FISHING JAPAN 編集部トラウトリール特集!トラウトゲームを楽しむためのおすすめリールをピックアップ
トラウトを釣るためのリールは、どのようなものを選べばいいのでしょうか。 そのリールの番手や使う状況を考えてみましょう。 まずは渓流域、川幅の狭いところになりますが、対岸のオー…
FISHING JAPAN 編集部DAILYランキング