古代魚を水槽で飼育してみたい!熱帯魚で人気の高い古代魚を集めてみた
何やら化石が泳いでいるかのような姿をしているのは、古代魚と呼ばれる魚です。 熱帯魚ショップなどで実際に販売されていて、特に大型に成長するものや珍しい形・習性を持つものは、人気が…
FISHING JAPAN 編集部ナイルパーチと聞いて、あなたなら何をイメージしますか?
「原宿に本店のある服屋さんかなぁ~?」
それはマニアック過ぎます。
写真のような銀色の肌を持った、大型の肉食魚がその正体ですよ。
切り身やフライの状態では以前見たことがありますが、まだ釣ったこはありません。
かなり大きくなるらしいので、釣りを趣味とするアングラーとしては、血が騒ぎますよね。
どうやら日本国内には棲息していないようなのですが、どこに行けば出会えるのでしょう?
目次
ナイルパーチとは、アフリカのナイル川を原産とする、巨大肉食魚のことです。
なるほど、ナイル川のナイルでしたか。
スズキ目アカメ科に属していますから、見た目はシーバスやアカメにそっくり。
というか、高知県や紀伊半島の河川で掛けたことのあるアカメ、まさにそのままです。
またオーストラリアのバラマンディにも似ていますよね。
ナイルパーチを釣りたくなったら、その辺で我慢するしかなさそうですが・・・やはりアフリカへ行ってみたい気持ちは抑えがたくなるでしょう。
ナイルパーチは成長すると、なんと体長2メートルを超えてしまうようです。
しかも体重は200キロ超え。
これはもうオカッパリのキャスティングゲームで、やり取りできるレベルではありません。
トローリング用のタックルを用意して臨まなければなりませんが、アフリカのナイル川でそんなガイドサービスを探そうものなら、かなり費用が掛かってしまうことを覚悟しなければならないでしょう。
ナイルパーチ自体は、近隣の湖(エジプト・ナセル湖など)などにも放されて棲息しているようですから、そこでなら釣りガイドをしている宿屋の主人ぐらいには出会えるかもしれませんね。
ちなみにナセル湖とは、かの有名なアスワン・ハイ・ダムによって堰き止められて作られた人造湖のこと。
これだけ大きな規模の湖なら、ナイルパーチものびのび暮らせるでしょう。
ただし、日本では特定外来生物に指定されていますから、勝手に湖に放流することはできませんよ。
過去にビクトリア湖にナイルパーチを放流してしまったケースがあって、食害で在来種が減ってしまったという事例が報告されています。
釣りをしたい!という自己中心的な目的のために、身勝手な放流をおこなう行為は、厳に慎みましょう。
たぶんナイルパーチも困惑しています、日本みたいな寒いところに棲みたくないって。
ナイルパーチを釣り上げている写真を見つけました。
こういうシーンに触れてしまうと、どんな引き味なんだろう?と興味がそそられてしまいますね。
ミノーやジャークベイトのキャスト&リトリーブでバイトしてくるとのこと。
さほど釣りにくいことはなさそうですが、問題は掛けてからでしょう。
2メートルで200キロを超える最大サイズが、いきなり掛かることはないでしょうが、その3分の1のサイズでも強烈でしょう。
通常のシーバスゲーム用タックルでは太刀打ちできないですし、磯底物用タックルでは、ルアーをキャストしてリトリーブするのに向いていません。
どんなタックルなら、オカッパリやボートデッキ上から挑めるでしょうか?
試しにナイルパーチを現地アフリカまで出向いて釣っている動画を、いろいろとチェックしてみました。
オカッパリではベイトリールをセットしたベイトタックルを、ボートデッキからはジャイアントトレバリーを狙うような、オフショアキャスティングゲーム用のスピニングタックルを使っていますね。
なるほど、動画では現地釣りガイドの人を雇って、案内をしてもらいながらナイルパーチにアプローチしているようです。
これならツアーガイドに連絡しておけば、何とかなりそうですよね。
ただし、アフリカは日本とは環境がまるで異なりますから、じゅうぶんな下調べをしてから飛行機に乗るようにしたいものです。
南米アマゾンで釣りガイドを受ける際は、日本で高価な伝染病対策の予防注射を打つ仕組みになっていますから、アフリカ遠征の場合も相当のものを用意するべきでしょう。
それでは、ナイルパーチを頭に思い浮かべながら、対応できそうなタックルを取り上げてみましょう。
まず挙げられるのは、ジャイアントトレバリーや雷魚用のロッドとリールです。
巨大な魚体をぶち抜くパワーとトルクがあるのですから、かなり期待できますよね。
ただ飛行機に乗らなくてはならないので、1ピース仕様のやたら長いロッドは、アフリカまで運ぶことができません。
流行りのマルチピースタイプで、頑丈なブランクスのものを選んでみました。
AbuGarcia (アブガルシア) ワールドモンスター WMonster WMSC-734H パックロッド 海外遠征 怪魚 ライギョ ナマズ ビッグベイト シーバス
たったの60センチに仕舞寸法が設定されている、アブガルシアからリリースのベイトロッドです。
ラインは、PEラインの10号まで使えますから、ナイルパーチからの強大な負荷にも耐えられるでしょう。
何より機内に持ち込みができるサイズになるというのが、大きなメリットです。
ゼナックのエクスペディションも候補に入っているのですが、こちらのほうがかなりコスパ優秀で、実際に国内で使ってみても操作しやすかったので、最初に取り上げてみました。
4ピース仕様で、つなぐと7フィートを軽く超えますから、飛距離も伸ばせますよ。
どれぐらいの負荷まで継ぎ目が持つかは、やってみなければ分からないでしょう。
アブガルシア(Abu Garcia) ルアーロッド ベイト ワールドモンスター WMSC-792XH 怪魚 ライギョ
こんな良い感じに仕上がっている強靭ロッドで、低価格に抑えられているものは、他に類を見ません。
企画して製作までしてくれたメーカー担当者に、感謝したい気持ちは山々なのですが、この長さをどうやって海外まで運べばいいのでしょう?
グリップの前部分で継ぐようにはなっていますが、仕舞寸法が194.5センチ。
航空機に載せてもらえるのか、ちょっと謎かもしれません。
日本国内で使うための海外遠征用ロッド、という括りになってしまいそうです。
デプス ヒュージカスタム HS1N-76RF deps HUGE CUSTOM
デプスからリリースされている、スピニングタイプの海外遠征ロッドです。
4ピース仕様でローライダーガイドを採用しているので、運搬時に破損するトラブルを極力抑えることができますよ。
これで1.5オンスまでのルアーをキャストできますから、誘いの幅は大きく広がることになるでしょう。
デプスからは、ヒュージカスタムとして数多くのラインナップが用意されています。
ナイルパーチ専用スペックのロッドが、いつかは発売されることを期待しましょう。
現在最も安心して使っているロッドが、フィッシュマンからリリースされているブリストコモドです。
継ぎ目がきっちり作られていて、負荷が掛かったときのブランクのカーブが美しいのが特徴。
結構荒っぽく使っても破損しませんし、トータルウエイトが軽いのが嬉しいですね。
PEラインの10号に耐えてくれて、150グラムのルアーまでキャストできるのですから、あとはアングラー自身が頑張るだけです。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 18 カルカッタコンクエスト 400 右 ビッグベイト シーバス
シマノのカルカッタコンクエストなら、この400番が最大サイズです。
ラインキャパはじゅうぶんなのですが、最大ドラグ力が7キロと、ちょっと心もとないですよね。
それでもキャスティングの際の飛距離と、手返しのいい巻き心地を考えれば、このベイトリールを持ち込む以外は考えられないでしょう。
ぜひ大きいのを釣らせてください!
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 20 ステラ SW 18000HG キハダ ヒラマサ GT マグロ
PEラインの8号以上を使ったキャスティングゲームを実践するなら、このスピニングリール以外は思い浮かばないでしょう。
マグロやジャイアントトレバリーに有効だったパフォーマンスは、必ずナイルパーチにも効くと確信しています。
お願い!釣らせてください!
天龍(Tenryu) ロッド スパイクトラベル SK803S-HH
最後にもう一度ロッドを載せますが、PEラインの8号を使ったキャスティングゲームで、運搬を考えた3ピース仕様となると、この辺りかなと。
このロッドで仕舞寸法は、93センチ。
アフリカまでは無事に届いてくれそうですから、あとは魚を釣り上げるだけですね。
もう小さくてもいいです、ナイルパーチの姿をひと目見てみたいです!
ナイルパーチを釣りたい!と願っても、現況では飛行機に乗って海外に行くことは自重しなければならないでしょう。
それなら近場に棲息している、シーバス・ヒラスズキやアカメの姿に、ナイルパーチを重ね合わせながら釣りを楽しむしかなさそうです。
でも準備だけは、しっかり実施しておきたいですよね。
ロッドやリールを揃えておけば、あとは現地ガイドを雇って飛行機に乗り込むだけです。
それが1年先になろうが2年先になろうが、夢を膨らませ続けられるのが、アングラーの特権なのです。
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