オフセットフックの付け方をマスターしよう!使いやすいおすすめアイテム10選
オフセットフックは、見ての通りストレートな形状をしていないタイプのフックです。 ラインを結ぶアイの次の部分が、カクンと曲がっていますよね。 この曲がり利用してワームの先端でフ…
FISHING JAPAN 編集部ハードルアーのお腹と最後尾に装備されている、三つ又のフックを見たことがあるでしょう。
それをトレブルフックと呼び、ルアーフィッシングに欠かせないアイテムとなっています。
釣ろうとするターゲットに応じて、サイズや太さを変えたり、全体の形状を変えたりして対応することができますよ。
その詳しい違いを理解すれば、トレブルフックを使いこなせるはずです。
トレブルフックとは、三つ又の形状を採用した、ルアーゲーム用のフックのことです。
1つのハリ先よりも3つあるほうが、フッキング効率が上がるという発想の元、開発させたのは間違いないでしょう。
ただし、魚の肉に対して2本同時刺さろうとすると、お互いが抵抗となって貫通に至らないケースがあります。
ハリ先とハリ先の間が、120°の間隔に開けられているのは、何とかそういうケンカ状態を回避して、1本のみで突き刺さらないか、いや突き刺さってフッキング効率を上げてほしいという願いが込められているのです。
120°以上開くと、もう1本のハリ先に近づき過ぎてしまうのが、トレブルフックの構造的弱点ですから、フックメーカーはそれと闘いながらフッキング効率を上げるために努めています。
トレブルフックは、ルアーのお腹部分=ベリーフックと、最後尾部分=リアフックに装着されていることが多いですよね。
コンパクトにまとめられているので、大型魚なら一気にルアーごと丸飲みしてしまいます。
その際、魚はルアーのボディ本体は捕食対象と認識するのですが、ぶら下がっているトレブルフックを一緒に飲み込んでしまった小枝などのゴミだと解釈して、体外に排出しようとすることが。
「えっ、吸い込んだ口を開けて吐き出すの?」
いいえ、そうではありません。
本体を餌と認識した場合、口を開くと逃げられてしまうので、しっかり閉じたまま。
ゴミの排出は、なんとエラからおこなおうとするのです。
それが理由で、フックがエラに引っ掛かってしまうわけです。
もし三つ又デザインのトレブルフックが、エラ部分に引っ掛かった状態で思い切りフッキングを仕掛けたら、どうなると思いますか?
完全にエラを傷つけて機能を壊してしまうでしょう。
釣り上げた魚のリリースを考えているなら、「あ、ちょっとフッキングが遅れたかな?」と感じたら強めのフッキングは控えて、ラインテンションをキープしながら魚を引き寄せるようにしましょう。
誤ってエラを潰してしまったら、持ち帰って食べることも常に頭の片隅に置いておきたいですね。
それが淡水のバスであっても、料理方法を習得すれば対処できるはずですから。
トレブルフックの選び方を、考えてみましょう。
まずサイズは、ルアーの大きさに合わせたほうが、スイムアクションが乱れなくなりますし、フッキング効率も維持されるでしょう。
小さいサイズを選ぶと、フック自体の重さが減るので、ルアー全体が軽量化されます。
それによりバランスを崩して回転してしまうものが現れますので、スイムアクションを見ながら付け替えるのがベターです。
トレブルフックは、形に差を設けているので、好みの形のものを選ぶようにしましょう。
ハリ先からのベントカーブに丸みを持たせているものを、ラウンドタイプと呼び、一般的なトレブルフックのデザインとして広く行き渡っています。
ここに魚が刺さると、ラウンドしたカーブを肉が滑ることになりますから、貫通して開いた穴が幅広く切れてしまいやすいとされていますよ。
実際は、切れ長な穴にになる前に魚をランディングしてしまえば問題はないのですが、大型の青物など時間のかかってしまう魚に関しては、空いた穴をできるだけ点のままキープしたいですよね。
そこで用いられるようになったのが、ストレートタイプと呼ばれるデザインのトレブルフックです。
フッキングパワーも伝わりやすいですから、こちらを使うアングラーが増えているのではないでしょうか。
トレブルフックには、刺さりを良くするために表面にコーティングが施されています。
昔は錆びないようにするためのコーティングが注目されていましたが、錆びるほど長く使わずに交換してしまうアングラーが増えましたから、実釣におけるポテンシャルアップのほうが望まれるように変わりました。
そこで生まれたのが、フッ素をコーティングする手法です。
これを施しているだけで刺さりがバツグンにアップするので、バス釣りアングラーはこぞって使用するようになりましたね。
主に細軸フックに採用されている仕様ですから、今後は太軸にも使われるようになるのでしょうか。
それでは対象魚別に、おすすめのトレブルフックをご紹介しましょう。
まずはバス釣りに適したトレブルフックから。
やはりフッ素コートが施されたものに、人気が集中している感が強いですね。
実際に使ってみたインプレも併せて載せてみましたので、参考にしてください。
バス釣り用トレブルフックの勢力図を完全に塗り替えた、極めてポテンシャルの高いストレートタイプです。
価格が安いので取り換えに抵抗を感じないのと、TCコートによる刺さり性能が、アングラーに安心感を与えてくれます。
自重もルアーのスイムアクションに影響を与えるほど重くはないので、クランクベイトやバイブレーションプラグとのマッチングは良好。
海外のルアービルダーも、このトレブルフックを標準仕様にし始めていることから、高評価はしばらく続くのではないかと予想できます。
人気のピアストレブルを細軸にしたのが、このトレブルフックです。
ミノーなどの比較的浮力が小さ目なルアーに装着するのに適していますよ。
となると、対象魚はトラウト・バスやライトソルトウォーターゲームのアジ・メバル・メッキ・サバ・カマス辺りでしょうか。
刺さりはバツグンですから、釣った後の曲がりなどに気をつけて使用するようにしましょう。
安い価格帯のトレブルフックは、ネット通販サイトなどでよく見かけます。
使わずにあれこれ考えるより、使ってみればその実力が理解できるでしょう。
ハリ先の鋭さや、ルアーにセットした際のぶら下がり角度などをチェックして、バランス良く作られていたら、まずはOKでしょう。
がまかつ(Gamakatsu) トレブルフック バラ トレブルRB-M(ナノスムースコート) #6
人気メーカー・がまかつのトレブルフックにも、コーティング=ナノスムースコートが施されるようになりましたよ。
使ってみたら、やはり刺さりが安定していて、バラシが極端に抑えられていました。
OWNER(オーナー) トリプルフック STX-45ZN スティンガートリプルエクストラ 8号 11794 シルバー
独特の形をした、オーナー社=カルティバのトレブルフックです。
PEラインを使用するアングラーが増えてきましたから、その伸びないというライン特性に合わせたフックデザインを採用しています。
使ってみると、確かに貫通しやすくなっていますから、さまざまな対象魚で試してみたいですね。
カルティバは、軸の太さにもバリエーションを幅広く設定してくれるので、選ぶ側の悩みは解消されます。
ユーザーからの要望を製品に反映させるのが、とても素早く感じますね。
OWNER(オーナー) フック カルティバ ST-46RD スティンガートリプルフック レッドフィニッシュ 6号
赤いカラーを着色して、魚の興味を引く手法なのか、はたまたステルス効果を狙っているのか、ユーザーによって評価は分かれるところでしょう。
とにかくバスもシーバスも、フックの存在を好む傾向はありません。
いかにしてバイトに持ち込むかは、フックをどのように扱うかで大きな分かれ目になるのは間違いないでしょう。
今後の研究に注目です。
OWNER(オーナー) トリプルフック ST-66 スティンガートリプルフック 1号 11519
オーナー社=カルティバのアイテムラインナップには、太軸のトレブルフックが豊富に含まれているので、大型の青物や海外遠征時のジャイアントトレバリーなどをターゲットにする際にも重宝します。
選択肢があることで、新しい釣りにもチャレンジできるわけですから、カルティバの製品展開に感謝しているアングラーは多いでしょう。
トレブルフックの選び方や各メーカーのおすすめアイテムを特集しましたが、いかがでしたか?
対象魚に適したフックサイズやデザイン・仕様のものが数多くリリースされていますよね。
価格の安いものは魅力的ですが、折れたり曲がったりのトラブルがひんぱんに発生するようでは、フックの役割を果たしているとはいえません。
一度使ってみて、納得いかない結果に終わったら交換することを念頭に置いて、釣りをするようにしたいものです。
フックは発展途上のアイテムで、今後もっと素晴らしい機能を持ったものが誕生するはずですから、新作を試す姿勢は保ち続けたいですね。
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