ジョイクロで釣りたい！定番ジョイント系スイムベイトの釣り方や人気機種をチェック

ビッグベイトやスイムベイトをキャストして、バスやシーバスを誘う釣りスタイルが定着していますが、その先駆けとなったルアーが通称・ジョイクロ、ガンクラフトがリリースしているジョインテッドクローシリーズです。

最新モデルでは、体長70ミリという極小サイズのジョイクロが出て話題となりました。

魚の形に似ているとか、ジョイント部分が効果的とか、いろいろと釣れる理由に注目が集まっていますが、人気機種のインプレも含め詳しくチェックしてみましょう。

ジョイクロとは、バスやシーバスを釣るために作られた、ジョイント形式のスイムベイトです。

紀伊半島に拠点を置くルアーメーカー・ガンクラフトの平岩孝典さんがデザインしたルアーとして、あまりにも有名ですね。

エバーグリーンの菊元俊文プロとのコラボで、一躍多くのアングラーが使うようになり、圧倒的な釣果を叩き出し続けています。

サイズのバリエーションがとても豊富ですから、さまざまなシチュエーションに合わせて使い分けができるのが強みでしょうか。

最後尾に装着するテールパーツも、カラーやサイズが数多く揃っているので、もしカバーに接触してロストしてしまっても、すぐに新しいものを取り付けることが可能です。

なんとジョイクロの抱き枕までリリースされています。

遊び心があるというところも、アングラーの心をくすぐる要素になっているでしょう。

ジョイクロを実際のフィールドで使ってみました。

ボディサイズがあるので、バスに食わせるのは難しいんじゃないか？と感じてしまう人がいるかもしれませんが、そういう心配は要りません。

何もない水面・水域にいきなりジョイクロが飛んできて着水、それが浮き続けていること自体が、バスを広範囲から引き付ける要因になっています。

ルアーは餌ではないので、アクションさせないとダメ！という先入観がありますが、ジョイクロを用いた誘いでは、存在感こそがキモになるのです。

しばらく浮かせておくと、真下にバスが寄って来ます。

その影が見えたら、チョン！とロッドティップを動かして、ジョイクロの背中に水を行き渡らせてください。

水没して、また浮上するような弱めの動きが、バイトするかどうか迷っているバスの気持ちを効果的に後押ししますよ。

一度くらいのトライであきらめず、バスの接近に合わせてタイミングを見計らいながら、この沈め行為を繰り返してみましょう。

そのうちに発生した波や水流をとらえて、ボディが予期せぬ形に曲がり始めます。

その状態にもう一度沈め行為を与えると、まるで反転流に乗ったかのような生命感溢れる自発アクションを繰り出してくれることが。

これがジョイクロ最大の魅力であり、他のルアーでは演出しづらい部分といえるでしょう。

ジョイクロのデザイナーである平岩孝典さん自ら、使い方を解説している貴重な動画です。

誘いのタイミングが難しいように見えますが、釣りは慣れです。

フッキングミスなど全然気にしないで、何度もアプローチを繰り返せば、ジョイクロの使い方を習得できるでしょう。

それではジョイクロのおすすめ機種をご紹介します。

まずはジョイクロ178から。

178は、全長178ミリで自重56.7グラムに設定された、スタンダードモデルです。

他のバスルアーと比較すると大きく感じるかもしれませんが、ランカーバスが実際に口にしているベイトフィッシュと比べると、まさにジャストサイズの印象ですね。

キャスタビリティも高く、独特のS字スイミングを繰り出せるスペックは、多くのスイムベイトに影響を与えたといっていいでしょう。

実際にフィールドでジョイクロ178をキャストしようとすると、普通のベイトタックルでは難しく感じます。

ヘビーアクション以上のパワーを持ったロッドなら問題なく扱えるのですが、今度はパワーがあり過ぎでせっかくバイトしてきたバスをフッキングで弾いてしまうことが。

発売当初はそれに悩んだアングラーが多かったのですが、最近ではしっかり曲がってくれるスイムベイト専用ロッドがリリースされるようになり、扱いやすくなった感が強いですね。

シーバスゲームでも178はよく使われていますよ。

ジョイクロ128シリーズは、178の全長をコンパクトにして自重も3/4オンスにまで軽くした、いわば扱いやすい方向に振ったビッグベイトです。

ロッドワークに俊敏に反応してくれるので、食わせのタイミングをアングラー側で操作できる楽しみがあります。

148シリーズも128シリーズと同様に、レスポンスが機敏なスイムベイトとして扱えるでしょう。

飛距離を伸ばしたいときにも有効ですね。

ジョイクロマグナムは、全長230ミリで自重4オンスとかなりのビッグサイズ。

当然狙うバスもロクマルモンスタークラスになりますから、シーバスアングラーにもユーザーが広がりました。

ジョイクロ70は、シリーズ最小サイズです。

これならどんなシチュエーションでも使えそうですから、ジョイクロ初心者の人にもおすすめですね。

全長70ミリで自重4.6グラムですから、スピニングタックルやベイトフィネスタックルでキャストしてみましょう。

ジョイクロの使い方やおすすめアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか？

全てのサイズにデザインの統一感はあるものの、実際に水に浮かべて動かしてみると、個々に異なる性能が搭載されていることに気づくでしょう。

自分の釣りスタイルに適合するジョイクロを見つけ出して、レコードフィッシュ狙ってみてくださいね！