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ネコザメの生態を調べてみよう!目や口がキュートなサメの一種を徹底チェック

FISHING JAPAN 編集部

ネコザメについて詳しくご存知ですか?

海に棲むサメの一種なのですが、画像の通り威嚇してくる雰囲気は微塵も感じられません。

当然泳いでいる人を襲うような素振りは見せず、代わりに愛くるしい目で見つめてくれますよ。

観賞魚としても人気の高いネコザメの生態を、詳しくご紹介しましょう。

ネコザメとは

ネコザメとは、ネコザメ目ネコザメ科に属するサメの一種です。

海底に棲むサザエなどの硬い殻を持った貝を好んで食べる習性があるので、別名・サザエワリとも呼ばれていますよ。

日本近海では、北海道より南のエリアに棲んでいるようです。

ダイバーから見た海底でたたずむネコザメの様子はこちら。

ネコザメは夜に動き回る

ネコザメは、夜行性であるとの指摘があります。

実際に夜釣りをしていると、釣れてしまった体験のある人が結構いますね。

それはネコザメが夜にエサを捕食するからで、よく動き回っているうちに釣り人が仕掛けたエサを口にしてしまうのでしょう。

ネコザメの胸ビレ

ホウボウという魚がいますが、胸ビレをうまく操って、まるで海底を歩いているかのような動きをします。

実はネコザメも、このホウボウと同じように胸ビレを使って底を這い回る習性があるのです。

もしかすると他の魚のように泳ぎ回るのが苦手なのかもしれません。

ネコザメの産卵時期

ネコザメの産卵は、毎年3月から4月の春先におこなわれます。

卵自体が面白い形をしていて、まるでスミ入りのソフトクリームみたいですよね。

これを岩礁帯の隙間や砂地エリアなどに産み付けて、孵化を待つようです。

ネコザメを水槽で飼育している人も増えているようですよ。

あまり暴れない性格ですから、広めの水槽に入れて観察してみましょう。

毎回サザエをエサにするわけにはいかないので、魚の切り身などを落とし込んであげると、おちょぼ口をせっせと動かしながら食べてくれます。

硬い貝殻の割り方を忘れてしまうかもしれませんが、一生可愛がって許してもらうようにしましょう。

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