ジッターバグのアップ写真

ジッターバグの使い方!オールドアメリカンルアーが現代まで生き残っている理由

FISHING JAPAN 編集部

楕円形のボディに金属製のカップが付いた、かなり個性的でインパクトのあるルアー・ジッターバグ。

日本のバス釣り黎明期から釣具店に並び、各地の釣り場でカポカポと独特の音を響かせました。

いったいどんな経歴の持ち主で、使い方はどうすればいいのでしょうか?

まだジッターバグを使ったことのない人は、大いに興味を持って読んでみてください。

そしてさまざまなフィールドで、お気に入りとなったジッターバグをキャストしてほしいのです。

そのカワイイ音色に、他のルアーにはない愛着を感じてしまうかもしれませんよ。

ジッターバグとは

ジッターバグは、第二次世界大戦より前から製作・販売が開始された、オールドアメリカンルアーの逸品です。

フレッドアーボガスト社を代表するルアーとして、世界中の釣り人から知られる存在となりました。

ここではその使い方をカラー・ボディタイプ別にご紹介しましょう。

余談ですが、徳島県にジッターバグという名前のライブハウスがあったように記憶しています。

旧吉野川でバスやライギョ釣りを楽しまれたオーナーさんだったのかもしれませんね。

ジッターバグは金属製カップを標準装備

ジッターバグの頭部アゴ部分には、独特の形をした金属製カップが装着されています。

ラインを結んでリトリーブを開始すると、正面からの水を受け、左右に受け流そうとする動きが発生しますよ。

それが後続のボディを左右に揺り動かす動力となるのです。

最初にこの機構を考え出したメーカースタッフは、相当頭を捻ったのだろうと推測していましたが、アメリカの知り合いが言うには、リップの付ける向きを間違えて泳がしてみたのがきっかけだったとのこと。

何が発明を生むか、誰にも予想できませんね。

この金属性カップは、カバーやストラクチャーと接触しても破損しにくいですから、本来あまり通さないようなトレースコースも積極的に泳がせてみましょう。

引っ掛かってもロッドワークだけで、うまく乗り越えたり外れたりしてくれますよ。

またコンクリート護岸や岩壁などの硬いストラクチャーに擦りながらリトリーブすることも可能です。

アングラーが予測できないアクションを発生させますし、水深の深い層に潜んでいる魚をおびき寄せる効果も期待できます。

わざと強めにリトリーブして、接触のたびに大きな干渉音を立てるのもいいかもしれませんね。

樹脂製プラカップだった時代も

ジッターバグのカップは、素材が金属だったせいで、戦時中に軍事用資材として提供しなければならなくなりました。

その代わりに樹脂製プラカップが用いられ、現在でもコレクターの間で第二次大戦モデルとして人気があります。

実釣してみましたが、金属製カップ同様よく釣れましたよ。

時代とともに形を変えながら、多くの釣り人に愛され続けた理由は、やはり釣り道具として安定した釣果を出し続けてきたからでしょう。

飾りではなく、コレクターアイテムでもない、道具として人と魚に響く要素が、しっかりと内包されていたルアーだったのは間違いありません。

樹脂製はサビませんから、海の釣りで使った人もいるようです。

しかしながら、シーバスはノイジーなアトラクターを嫌いますし、他の魚が釣れたという実績はあまり耳にしませんね。

唯一河口域で、キビレチヌを掛けた経験はありますが、ランディングする前にバラしてしまいました。

ナマズ専用ジッターバグの使い方

ジッターバグをナマズ釣りに使うケースが増えています。

独特のカラー・仕様は、まさにナマズ向きに仕上げられたものです。

特にグロー系カラーは、暗闇でも明るく光ることで、ナマズを振り向かせることができますよ。

また頭部や背中部分に、発光チューブを差し込む穴が開けられているものもあります。

光がナマズを効率よく誘うのは、広く知られていることですから、ぜひ活用してみたいですね。

使い方は、バス釣りをするときと特に変わりません。

フックを交換したり、カップ形状に手を加えて自作したりと、カスタマイズするアングラーも多いですよ。

ただ、ナマズを釣りたければ、夕マズメから20時くらいまでがおすすめで、池より河川、河川の中でも支流や水路などの小規模ポイントのほうがよく釣れるでしょう。

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ナマズは、夜になると活発に動き回り、捕食を繰り返す習性があります。

当然ジッターバグをキャストするのも、夕方から夜にかけてがおすすめですね。

河川の本流よりも水路のほうがよく釣れるのは、ナマズが水深の浅いポイントへ移動するからです。

だったら昼間から浅いところに陣取っていればいいのに!と思うのですが、それでは太陽光が眩しすぎるのかもしれませんね。

一斉に移動を開始するので、ナマズの上にナマズが重なっていることもザラに起こります。

となれば、深く潜るルアーよりも、水面でしっかりアクションするジッターバグのほうが、捕食しやすいでしょう。

実際に夕暮れの水路でジッターバグをキャストし、リトリーブしてみると、連続してナマズが食いついてきますよ。

バフッ!ガボッ!という空気を切り裂くような音が、暗闇の中で響き渡ります。

そしていきなりロッドが曲がるわけですから、他の魚にはない迫力と面白味が、このアプローチには詰まっていることになります。

ジョイント構造のジッターバグの使い方

ジッターバグには、ボディの真ん中より少し後方で分断された、いわゆるジョイント構造になったものが存在します。

カップによる左右の振りが、ジョイント構造にすることでより幅広く揺れるようになり、水面の攪拌が大きな規模に膨れ上がります。

またジョイント部分で前後のボディが干渉し音を響かせるので、その音に気づいた魚を引き寄せることもできるのです。

使い方は、ステディリトリーブが基本。

あまりゆっくり引っ張ると音が響かないので、テンポよく引っ張るほうが効果的です。

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ジョイント構造のルアーは、それを水面で使った際の引き波を、複雑で生命感溢れるものに変えてくれるチカラを持っています。

魚が尾を振るイメージを追うことで、ジョイント構造は生み出されたのでしょうが、その副産物はあまりにも大きな影響を釣りに与えました。

最近のルアーで流行りのものは、ほとんどがこのジョイント構造を取り入れています。

そうでなければ価値がない!売れない!を合唱しているようで、ちょっとツライですよね。

もっとシンプルに釣りを楽しめる構造に進化させるメーカーは、現れないのでしょうか。

ジッターバグのヘビーユーザーが、心躍らせるジョイント構造を提示してくれたら、ルアーフィッシングそのものがより楽しく進化していくのは間違いありません。

黄色いジッターバグの使い方

昔からラインナップされている黄色系カラーは、実際に使うとよく釣れます。

オープンウォーターでもカバー周りでもバスの反応がよく、早朝でも昼間でもバイトが多いのが特徴です。

その理由は、ルアーのシルエット=輪郭が、はっきりせずにぼやけることが挙げられます。

よく見えない・分からないから近づいて見てみよう!という発想に、バスが支配されるのかもしれませんね。

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黄色いジッターバグに注目する人は少ないかもしれません。

でもこの切り口は、チャート系ルアーで爆釣を体験したことのある人なら、理解できるでしょう。

白色やピンクを含め、黄色のようなボワッと膨れて見えるカラーのことを、膨張色と呼びます。

膨張色が塗られたルアーが水面に浮かぶと、それを見上げたバスは、ルアーの背後に光源である太陽も見ることになります。

この位置関係、すなわち太陽→黄色いジッターバグ→バスという状態が、ジッターバグの輪郭をおぼろげなものにし、何がそこにいるのか・いったいどれくらいの大きさなのか知りたい!という探求心をバスに引き起こさせるのかもしれません。

バスに明確な探求心があるかどうかは別にして、捕食対象となるかもしれないものに強く興味を持つのは、自然な行為でしょう。

その発動を期待して、アングラーは黄色いジッターバグをキャストするのです。

ジッターバグをうまく使いこなしてビッグフィッシュを狙おう!

ジッターバグの使い方やおすすめタイプを特集しましたが、いかがでしたか?

オールドアメリカンルアーとして長い間人気を博してきましたが、まだまだ現役バリバリの必須アイテムです。

あらゆるシチュエーションで、フィッシュイーターたちを誘えるパワーを持っていますから、フルキャストできるタックルを携えてフィールドへ向かいましょう。

夜釣りになる場合は、足元を照らすヘットライトやウェーダー・シューズを着用するようにしてください。

できれば単独による釣行は避けて、友達や釣り仲間と一緒に出かけるよう努めてくださいね。

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