シロダイ 男性 写真

シロダイは鯛の女王に君臨するほど美しい!船を流しながら広範囲を探った方が効率的!?釣り人がシロダイ釣りに魅了されるその訳に迫ります!

FISHING JAPAN 編集部

南の海では白い鯛がたくさんいるってご存知ですか?

それはスタイルがよくて引きが強い、シロダイのことなんです。

南の島のサンゴ礁周りの底釣りでは、なんと人気No.1!

今回はそんなシロダイの魅力を紹介していきましょう!

シロダイの特徴とその生息地

シロダイは、フエフキダイ科メイチダイ属です。

タイ型の体型をした銀白色の体に、不規則な暗色の端点が散らばっています。

くりっとした目は大きくて愛らしく、大きな背ビレや尻ビレ、尾ビレの端が淡いピンク色に染まって、まるで女王のような雰囲気を醸し出しているんです。

日本各地で釣れるマダイを魚の王様に例えるとしたら、シロダイには女王の名を冠したいところですね。 

シロダイは、鹿児島県以南、琉球列島や小笠原諸島など、南の暖かい海のサンゴ礁周辺の砂底を生活の場とする底棲魚です。

砂底にいる小型のカニやエビなどの甲殻類を主食にしています。

美しいシロダイ釣りのテクニックを伝授!

シロダイという呼び名は、タイ型の体で色が白いことから名付けられました。

沖縄ではシルイユ(白い魚)と呼ばれています。

小笠原ではギンダイ(銀鯛)、沖縄の宮古島ではシロタマンと呼びますが、これはフエフキダイをタマンと呼ぶため、色白のタマンだからシロタマンになったようです。

水深100mまでのサンゴ礁域に多く生息し、成長しても50cm程度ですが、釣り上げるときの引きの強さ、その姿の美しさ、さらに味の良さも加わって、沖縄では最も人気がある魚のひとつです。

波が立ちやすい浅場が釣りのステージなので、シーズンは3月下旬から9月ぐらいまでです。

台風の時期は、うねりが大きくて釣りになりません。

主に水深20~80mぐらいのポイントを船を流しながら狙います。

シロダイ釣りの竿は、長さが2.4~2.7mぐらい、深い場所や潮が速いときは80号ぐらいのオモリを使うこともありますが、オモリ負荷は50号前後のもので十分でしょう。

リールは、水深50mまでの浅場がポイントの時、船釣り用の中型両軸リールでギア比の高いものを選んでおくといいでしょう。

ギア比は、最低5:1は欲しいですね。

底を釣るのが基本なので、リールのカウンターはなくても大丈夫です。

ポイントの水深が50mを超える時は、小型の電動リールがあれば楽ですね。

ラインキャパは、3~4号のPEラインが最低200m巻けるものを選んでおけば、万が一高切れしても安心です。

アタリが取りやすい胴突き仕掛けがベスト

仕掛けは胴突き3本バリが一般的です。

テンビン仕掛けでも釣れますが、カワハギの仲間などのエサ取りが沢山いるので、小アタリが取りやすい胴突き仕掛けがお勧めです。

幹糸は5、6号、ハリスは4、5号で間合いを1mほどとって、親子サルカンで繋ぎながら3本バリ仕掛けにします。

ハリスの長さは30~50cm、エサ取りが多いときほど短くする方がいいでしょう。

結構根掛かりするので、一番下の親子サルカンからオモリまでは4号程度の糸で結んで、捨て糸式にしておく方がいいでしょう。

ハリは小鯛バリの10~12号か、チヌバリの5、6号がお勧めです。

船はアンカーを入れずに、風や潮任せのドテラ流しが基本です。

シロダイは1ヶ所にかたまっている魚ではなく、広く散らばっているので船を流しながら広範囲を探った方が効率的なのです。

底を釣るのが基本なので、1、2分に1回は底を取り直し、エサが底近くを漂うように流していくのが理想的です。

また、いろんなエサ取りがいるので、アタリがないときは仕掛けを上げ、エサが取られていないかどうかの確認が必要です。

エサもちの良いイカの短冊で釣る

エサは海エビを使うこともありますが、エサもちが良いイカの短冊がお勧めです。

アタリがないときは大抵エサを取られていることが多く、潮が動かないなどの条件でシロダイが食い渋ったときは、こまめに誘いを掛けてやるといいでしょう。

アタリは鋭く明確です。

はっきりしたアタリが出たら、軽く合わせてしっかりフッキングさせて、やり取りを始めます。

途中で何度も締め込むので、その引きの強さから魚の大きさを判断して、大きいと思ったらドラグを少し緩めにしてやり取りしましょう。

水面に来てからも暴れるので、抜き上げずにタモを使って取込んで下さい。

クセのない白身でおいしい魚

シロダイはクセがなく、淡白でとてもおいしい魚です。

そのまま新鮮なお刺身として、また洋風にチーズをのせて焼いたりすることができます。

また、潮汁として出汁そのものからシロダイのうまみを味わうのも格別ですね。

釣り人の皆さんも、ぜひシロダイを釣って、その美味しさを堪能してくださいね!

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