アカメ 写真

アカメは釣りを始めたら一度はお目にかかりたい日本が誇る怪魚!アカメの保護問題を考えながら、そのスリリングな釣りを楽しんでみませんか?

FISHING JAPAN 編集部

アカメは、西日本の太平洋岸だけに生息している大型の肉食魚です。

日本の固有種で種子島、屋久島、そして静岡県で捕獲記録があります。

しかし、現在では高知県と宮城県が主な分布域となっています。

体長は1mを超え、スズキに似ていますが、背中が大きく盛り上がり、暗闇では目が赤く光る神秘的な迫力があります。

この神秘性が釣り人を惹きつけてやまないのです。

高知市の浦戸湾で全長131㎝、体重39kgのアカメが釣り上げられる!

2016年に131㎝のアカメが釣り上げられました。

しかし、戦前のことを知る漁師は、アカメについて「昔は人間の背くらいあった」と証言します。

アカメは沿岸の浅い海に生息しますが、夜行性で夜には河口や内湾の汽水域まで行動し、小魚を捕食します。

宮崎県では、2006年に「指定希少野生動植物」に指定されたため、釣りを含めた捕獲が禁止されました。

高知県でも「絶滅危惧種ⅠA類」となっており、県と釣り人の間で、アカメを守る運動が行われています。

アカメ激減の一番の原因は生息環境の悪化

高知県レッドデータブックによると、高知の浦戸湾と仁淀川のアカメの生息数は、1950年以前と比べると数十分の1から百分の1とされています。

減少の理由は、水質の汚濁に加え、稚魚の生息場である藻類のアマモ場が埋め立てによって消失したという説が濃厚です。

また、全国的にアカメの幼稚魚が高値で取引されており、守るべき稚魚が乱獲されてます。

バブル期は、稚魚1センチで1万円単位とも言われました。

現在でも、5センチ程度で2~3万円にもなっているようで、稚魚の取引を禁止する声もあがっています。

海や川の環境を考えながら、アカメに接しましょう

「絶滅危惧種を釣る」ことに嫌悪感を覚えることもあるかもしれません。

しかし、実際の海や川の環境に加え、魚の生息数の増減を肌で感じることができるのは釣り人です。

アカメの保護に無関心でいるよりも、実際にアカメと接することで保護問題を知ることも価値があると思いませんか?

そして何より、アカメ釣り最大の魅力は、エラ洗いをしながら強烈にロッドを引き込むパワーです。

ロッドはミディアムヘビー以上のシーバスロッド、リールも中型以上で、PEラインの2号以上が200mは必要です。

走られたら一気にラインが引き出されます。

ルアーもシーバス用で兼用できますが、パワーが桁外れなので、フックとスプリットリングは強度のあるものに変更しておかないと伸ばされてしまいます。

アカメは、暗闇の浅場に潜み、赤い目がギラリと光ります。

まさに神秘的な印象ですが、戦前などは普通に釣れた大型魚だったようです。

このように日本でしか釣れない怪魚がいるのは、非常に魅力的ですね。

そして、そんな日本固有種を守ることは、釣り人としても意義があると思います。

釣り人の皆さんも、アカメの保護問題に配慮しながら、そのスリリングな釣りを楽しんでくださいね!

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