アカメ 写真

アカメは釣り人が一度はお目にかかりたい日本の怪魚!特徴や釣り方、保護問題は?

FISHING JAPAN 編集部

アカメという魚をご存知でしょうか。

アカメは日本のごく一部のみに生息する魚種で、大きいもので1mまで成長する大型肉食魚です。

神秘的な赤い目も大きな特徴で、日本の三大怪魚としても知られています。

今回はそんなアカメの詳しい特徴や生態をどこよりも詳しくお伝えしていきます。

アカメってどんな魚?

概要

アカメはスズキ目アカメ科に分類される魚種です。

成魚の体は銀色で、腹部が白っぽい色をしています。

顔はスズキに似ていますが、背中の部分がスズキと大きく異なります。

アカメは頭から背中にかけて大きく盛り上がっていて体高が高いのが特徴です。

また、目は暗い場所で赤く光ることがあり、この「赤い目」が名前の由来にもなっています。

成長したアカメは1mを超えるため、ビワコオオナマズ、イトウとともに日本三大怪魚と言われています。

重量にして30~40kg相当にまで成長するアカメはアングラーの憧れのターゲットとしても知られています。

また、アカメは長年バラマンディと同種とされてきましたが、1984年に片山正夫氏と多紀保彦氏が

①アカメが赤く光る目をしているのに対し、バラマンディは金色に光る目をしている。

②アカメは2番めの棘条(きょくじょう=魚のひれの硬い筋の部分)が一番長いのに対し、バラマンディは3番目の棘条が一番長い。

という2点から別種であると結論付けました。

ちなみに巨大魚ではありますが捕食対象は小魚です。

生息地

アカメは西日本の太平洋沿岸部にだけ生息します。

主な生息地は高知県と宮崎県です。

沿岸部の浅い海に棲んでいますが、夜や雨の日には河口の汽水域に度々侵入します。

その理由は汽水域でエサを探すためとも、体に付いた寄生虫を落とすためとも考えられています。

地域や成長段階によって様々な呼称があり、ミノウオ、マルカ、メヒカリ、オキノフナなどと呼ばれることもあります。

全長131㎝、体重39kgの巨大アカメが釣り上げられる!

2016年に高知市の浦戸湾で131㎝、体重39kgの超大型アカメが釣り上げられました。

アカメは日本固有種であるため、この記録は世界記録なのではないかと見られています。

しかし、戦前のことを知る漁師は、アカメについて「昔は人間の背くらいあった」と証言しています。

もしかするとどこかの海にまだまだ大きなアカメが潜んでいるのかもしれませんね。

アカメは絶滅危惧種?保護の動きを詳しく知ろう

絶滅危惧種に指定されるアカメ

そんな釣り人のロマンとも言えるアカメですが、環境省が作成する汽水・淡水魚類レッドリストで絶滅危惧種IB類(EN)に指定されています。

宮崎県では、2006年に「指定希少野生動植物」に指定されて以来、釣りを含めた捕獲が禁止されています。

一方、高知県では沿岸で多くの個体が生息していることが確認でき、すぐに絶滅する恐れはないという判断から、2017年に「普通種」に登録し直されるという動きがありました。

ただし、アカメが全国的な目で見たときに希少な魚種であるということは変わりありません。

乱獲の禁止や釣った際のリリースの徹底は今後も守っていくべきルールでしょう。

減少の原因は?

高知県レッドデータブックによると、高知の浦戸湾と仁淀川のアカメの生息数は、1950年以前と比べると数十分の1から百分の1とされています。

減少の理由は、水質の汚濁に加え、稚魚の生息場である藻類のアマモ場が埋め立てによって消失したという説が濃厚です。

海や川の環境を考えながら、アカメに接しましょう

「絶滅危惧種を釣る」ことに嫌悪感を覚えることもあるかもしれません。

しかし、実際の海や川の環境に加え、魚の生息数の増減を肌で感じることができるのは釣り人です。

アカメの保護に無関心でいるよりも、実際にアカメと接することで保護問題を知ることも価値があると思いませんか?

そして何より、アカメ釣り最大の魅力は、エラ洗いをしながら強烈にロッドを引き込むパワーです。

ロッドはミディアムヘビー以上のシーバスロッド、リールも中型以上で、PEラインの2号以上が200mは必要です。

走られたら一気にラインが引き出されます。

ルアーもシーバス用で兼用できますが、パワーが桁外れなので、フックとスプリットリングは強度のあるものに変更しておかないと伸ばされてしまいます。

アカメは、暗闇の浅場に潜み、赤い目がギラリと光ります。

まさに神秘的な印象ですが、戦前などは普通に釣れた大型魚だったようです。

このように日本でしか釣れない怪魚がいるのは、非常に魅力的ですね。

そして、そんな日本固有種を守ることは、釣り人としても意義があると思います。

釣り人の皆さんも、アカメの保護問題に配慮しながら、そのスリリングな釣りを楽しんでくださいね!

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