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イカをはじめ魚がなぜ光に集まってくるのか考えてみた!その理由は光そのものではなく○○にあった!?
夏の夜の風物詩ともいわれるイカ釣りでは、煌々と水面を照らす集魚灯が使われていますね。
その集魚灯の灯りは、人工衛星からも見えるほど明るいといわれています。
同じイカの夜釣りでもヤリイカやケンサキイカを狙うときは、光量の大きな集魚灯を点灯して海面を照らしながら釣ります。
その際、仕掛けに水中ライトを付けて釣ることはありません。
ところが、スルメイカを釣るときは、集魚灯に加えて、仕掛けの上部に水中ライトを組み合わせることになりますね。
また、最近ブームになりつつある陸っぱりのスルメイカ釣りでも、仕掛けに蛍光色のケミカルライトを付けるのが流行っているようです。
これら一連のことから考えられるのは、スルメイカが光を好むということですね。
そこで、素朴な質問が生まれます!
魚や海にすむ軟体動物は、本当に光を好むのでしょうか?
早速、その真実を明らかにしていきましょう!
光がダメな魚も!
この答えは、当たらずといえども遠からずで、光を好む魚もいれば、嫌う魚もいるようです。
たとえばライトなどの光を極端に嫌うクロダイなども、その一例でしょう。
沿岸部の浅い海にすむクロダイなどは、人や外敵と接する機会が多く、次第に警戒心が強くなっていったといわれています。
そのため、光に対する反応にも敏感なんですね。
陸っぱりで夜釣りをするときは、タバコの火でも用心した方がいいと言われるくらいです。
光を好む魚はどんな魚がいるの?
一般的に魚の目は、暗い環境に適応しています。
そのため、活動しているときは、瞳孔が全開した状態になっているそうです。
これは陸上より海の中の方が暗いせいでしょうね。
そのため人間よりも光には敏感なはずです。
そんな魚の中で特に光を好むと言われるのが、イカやアジ、サンマやタチウオ、サヨリなどです。
では、なぜこれらの魚は、光に集まるのでしょうか?
理由は食物連鎖だった!
それは、光そのものを好むのではなく、食物連鎖によるものです。
集魚灯を付けると、まずプランクトンが集まり、次にそのプランクトンを食べるためにイワシや小アジなどの小魚が寄ってきます。
その寄ってきた小魚を食べにさらに大きな魚食魚、ブリの若魚であるハマチなどが集まってくるのです。
そのため、光そのものが好きなのではなくて、光が当たる場所にエサになる生き物が集まってくるので、それを食べにいろんな魚が寄って来るわけです。
暗い部分で釣りをする理由は?
陸っぱりで夜釣りをするとき、集魚灯で海面を照らしたら、必ず明暗の境、つまり光の中心の明るいところより、その周りの暗い部分を釣れといわれますね。
これはなぜでしょうか?
答えは先に書いた、海の暗さと関係があります。
魚の目は暗い場所に順応しているため、集魚灯の光の中心はまぶしすぎてダメなのです。
より早く目が慣れる明暗の境目、光の中心よりその周りの薄暗い部分に魚が集まるためなんですね。
魚の体の反応も釣りに関係しているとは、非常におもしろいですね!
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