26セルテートHD 約8%カード

実勢7万円のリールに「巻き上げ性能UP約8%」だけで飛びつく理由 22年越しの技術到達点

FISHING JAPAN 編集部

実勢価格7万円台のスピニングリールが、発売直後から釣り人の間で話題になっています。ダイワの新製品「26セルテートHD」、うたい文句は「巻き上げ性能UP約8%」。たった8%のために、なぜ人はリールを買い替えるのでしょうか🌊

答えは、この数字の「中身」にあります。26セルテートHDは、ダイワが初めて実現した「全身金属」の小型スピニングリールです。ローター(糸を巻き取る回転部品)を樹脂系素材から金属に変えることで、剛性(ねじれにくさ)が上がり、大型魚の引きやルアーの巻き抵抗に対して「必要以上の強さ」を実現したといいます。

ここには、22年越しの技術史があります。2004年、初代セルテートは金属ローターを搭載していました。しかしその後、軽さを優先してより軽い素材に置き換わります。転機は2022年、小型リールにも金属ローターを載せられる新技術が実用化されたこと。この技術的なブレイクスルーがあって、ようやく2026年の「HD」が形になりました。

つまりこの8%は、2004年から2022年までの18年近く、素材面で足踏みしていた壁を越えた末の数字です。

私たちが道具にお金を払うとき、実は「性能そのもの」より「その性能に至るまでの物語」に納得してお金を出していることが多いのかもしれません。8%という数字だけを見れば地味でも、そこに至る回り道を知ると、7万円という価格への納得感が変わってくる。これは釣具に限らず、多くの「こだわりの道具」に共通する構造です。

覚えて帰る数字は3つ。①巻き上げ性能UP約8%、②実勢価格7万円台(LT5000D-CXHで70,930円)、③ラインナップは3000〜5000番のみ。無理に全員へ勧める製品ではありません。ただ、今使っているリールの巻き心地に何かしら不満がある方には、店頭で一度ハンドルを握ってみる価値がある1台です🎣

道具は、性能だけでなく「なぜ今なのか」を知ると、次の1本を選ぶ目が少し変わります📊

釣りニュース」カテゴリの人気記事

MONTHLYランキング