関東・東海海況速報と黒潮 カツオ祭りの背景 図解カード

【今日のニュース×釣り】カツオ祭りの裏で、海況速報の図には黒潮が房総沖まで描かれていました

FISHING JAPAN 編集部

きのう8月7日、相模湾はカツオで沸きました。逗子・小坪の太郎丸がホンガツオ5〜15匹でクーラー満杯、藤沢・片瀬のゆうせい丸も4〜12匹。2船そろって「クーラー満杯」の文字が釣果欄に躍りました🎣

きょうは、その裏側の話です。

【「海況速報」という無料の地図があります】

関東から東海の7つの水産研究機関が共同で、「関東・東海海況速報」という海の地図をほぼ毎日発行しています。神奈川県水産技術センターのサイトで、誰でも無料で見られます。

8月7日発行の図を見ると、黒潮の流路を示すとみられる太い破線が、伊豆諸島の三宅島付近を通って房総半島の沖へ、北東向きに描かれています(このデータベースはサイト自身が「相模湾、伊豆諸島域を中心とした海況、黒潮の速報図」と説明しているものです)。

そして相模湾の水温はおおむね26〜27℃、黒潮の流れの側には28℃の等温線が走っています📊

※これは公開されている海況図を記事側で読み取ったものです。数値の細部は原図でご確認ください。

【カツオと黒潮の距離】

カツオは、黒潮に乗って日本近海へ北上してくる回遊魚として知られています。

だから釣り人はこう考えたくなります——「黒潮が近い。だからカツオが来た」と。

その因果を、海況速報は言っていません。図が示すのは流路と水温の分布だけです。カツオがどこで釣れるかは書いてありません。

それでも、事実を2つ並べることはできます。

・8月7日、相模湾の2船がカツオでクーラー満杯になった
・同じ日に発行された海況図で、黒潮の流路は伊豆諸島から房総沖に描かれていた

この2つを毎週見比べていくと、自分の中に「海の地図感覚」が育ちます。それがこの記事の提案です。

【図は明日を約束しません】

正直に書いておきます。太郎丸の8月2日のコメントは「昨日とはうってかわりカツオ祭り!!」でした。カツオは前日と当日で釣れ方が一変する魚です。

黒潮の位置は数日では大きく動きませんが、ナブラは日替わりです。海況図は「舞台がどこにあるか」を教えてくれるだけで、「今日、役者が現れるか」までは教えてくれません。

それでも、舞台の場所を知らずに通うのと、知って通うのとでは、外れたときの納得感がまるで違います🌊

【明日から変えられること】

「海況速報」をブックマークしてください。神奈川県水産技術センターの海況図データベースで毎日更新されています。釣果情報の一歩手前にある、大元の情報です。

水温の等値線を見る癖をつけてください。魚種ごとの適水温を調べてから図を見ると、行き先の海の「今」が数字で見えてきます。

図と釣果を、セットで記録してください。釣れた日・釣れなかった日の海況図を残しておくと、自分だけのデータベースになります。

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