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釣りエサとして使われるエビ5種類を徹底解説!「エビで鯛を釣る」っていうけど、そのエビいったい何エビ?
海釣りでは、エビやカニなどの甲殻類のエサがよく使われます。
特に「エビで鯛を釣る」といわれるマダイ釣りでは、エビエサはなくてはならないもののひとつでしょう。
ところがエサに使われるエビの正体を意外と知らない人が多いのです。
そこで、今回はエビの種類とその詳細についてご紹介しましょう!
高級なクルマエビ
釣りエサとしてより、高級食材としてよく知られているのがクルマエビです。
最近は天然物が少なくなりました。
クルマエビは関東以西の海に多く、昼間は比較的浅い海の砂や砂泥底に隠れています。
夕方から活発に泳ぎ回って動物性のエサをあさるそうです。
関東では、クルマエビの小型をサイマキと呼び、マダイ釣りの最高のエサだといわれますが高価なのが欠点となります。
天ぷらでもおいしいヨシエビ
ウタセ網を使って大量に取られるため、ウタセエビと呼ばれることが多いクルマエビの仲間がヨシエビです。
体長10~15cmの中型エビでマダイ釣りによく使われるほか、このエビの生きたものを撒きながら釣ると、ハマチやスズキ、クロダイなどもよく釣れます。
関東ではスエビ、関西ではシラサと呼ばれることもあります。
東京湾以南の太平洋岸、富山湾以西の日本海沿岸に多く、ときには汽水域にもすむようです。
釣りエサとして使われるほか、天ぷらや唐揚げにして食べると美味しいそうです。
カサゴ釣りにも使われるサルエビ
サルエビも小型のクルマエビの仲間で、体長は6~10cmと小さく、内湾の砂泥底に多くすんでいます。
生きているときは淡い黄褐色ですが、死ぬと赤褐色に変わります。
エサとして使われるときは冷凍したものが多く出回っており、沖釣りのカサゴ釣りや磯からのブダイ釣りなどによく使われます。
北海道の西岸まで生息していますが、瀬戸内海や四国、九州には特に多く生息しています。
赤色斑が目立つトラエビ
トラエビは全身に散らばる赤色斑が目立つエビなのですぐに分かるでしょう。
体長8~10cmで、東京湾、三河湾、瀬戸内海、有明海、鹿児島湾など、やや潮の甘い内湾に数多く生息しています。
よく獲れるのは夏場で、マダイやカサゴ釣りのエサとして使われるほか、むきエビや干しエビにも加工されます。
高級食材のイセエビ
大型のエビの中では、クルマエビと並んで珍重されるのがイセエビですね。
ただ、クルマエビ以上に高級食材で、エサにするなんてもったいない、自分で食べるという人が多いのは確かです。
潮の暖かい黒潮域に多いエビで、昼間は岩のすき間などに潜んでいて、夜になるとエサを求めて活動します。
重要な漁業資源なので勝手に取ることができず、禁漁区や禁漁期間、体長制限などが設けられ、資源が枯渇しないよう手厚く保護されているエビのひとつです。
磯のイシダイ釣りには最高のエサだといわれますが、値が高すぎるのとエサもちが悪いので、ごく限られた人しか使いません。
イセエビの代用としてよく使われるのが、千葉県以南の太平洋岸や奄美大島、沖縄に多いゾウリエビやセミエビです。
いずれもセミエビ科の甲殻類で、体が極端にひらべったくて草履のように見えることから、このような呼び名がつきました。
仲間のセミエビはゾウリエビより少しスマートです。
エサに使われるエビにもいろんな種類があるんですね。
ぜひ、参考にしてみてください!
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