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カムルチーってどんな魚か知ってる?特徴や釣り方+食べ方をチェック

FISHING JAPAN 編集部

河川の水路に足を運ぶと、まるで木の幹が浮かんでいるような、巨体の魚を発見することがあります。

その名は、外来魚のカムルチー。

いったいどんな習性を持っているのか、釣り方や食べ方も合わせてご紹介しましょう。

カムルチーとは

カムルチーとは、スズキ目タイワンドジョウ科に属している淡水魚のことで、食用目的で戦時中に輸入されたとも、金魚の養殖に絡んで増えたともいわれています。

そもそも日本の魚ではないので、目的があって人の手で連れて来られたのは間違いないでしょう。

人懐っこい習性ですが、水面に指先を近づけると、噛み付いてきます。

釣り場でカムルチーを見つけたので、ロッドの穂先を近づけても、ガイドに噛み付いてきました。

特に産卵時期の後、稚魚の群れと一緒に泳いでいるカムルチーは、威嚇攻撃をひんぱんに起こします。

カムルチーの体長は、60cmから70cm程度にまで成長し、最大で1mを超えるものもいます。

細長い体型ですから、ヘビに見えてしまうかもしれません。

口がとても大きく、下アゴが上アゴよりも突き出しているのが特徴です。

歯はかなり鋭くて、噛むチカラは強め。

カムルチーの体色は、背面が茶褐色で、腹面はやや白っぽくなっています。

体側には、縁取りのある斑紋が2列並んでいます。

タイワンドジョウとそっくりで、日本ではどちらも雷魚と呼ばれています。

カムルチーとタイワンドジョウの違いは、体側の斑紋がカムルチーのほうが大きいので、判別できるでしょう。

カムルチーの生息域は、水路や池・沼などで、流れの緩い水辺に定着しがちです。

特に水草が繁茂している、静かな水域を好む習性があります。

水面から口先を出して、空気中の酸素を吸い込み呼吸をします。

カムルチーは肉食性で、小魚やカエル・昆虫・ネズミなどの小動物を捕食します。

産卵時期は、5月から8月で、直径1mほどの大きなドーナツ状の浮き巣の中に、浮遊性の卵を産みます。

卵は3日ほどで孵化し、1年で体長25cm、4年で50cm程度にまで成長します。

高い水温を好みますから、冬場にカムルチーを見つけると、あまり動きません。

試しにロッドの穂先で突いてみたら、ゴロリとその場で転がってしまうほどでした。

カムルチーの釣り方を知りたい!

カムルチーの釣り方は、エサ釣りでもルアー釣りでも対応できます。

エサ釣りの場合、カエルを捕まえてフックにちょん掛けし、水草周りに落として誘います。

ナマズも食い付いてくる釣り方なので、結構数釣りになるかもしれません。

ただし、カエルの数が減っているので、エサの確保に苦労するでしょう。

その点ルアー釣りなら、カエルに似たルアーをラインに結んで投入すればOKです。

巨体で重いですから、それに対処可能な硬めブランクスのベイトロッドが要るでしょう。

リールは、剛性が高く、太いラインが大量に巻けるベイトリールを用意してください。

釣り場は、水草のある水路がおすすめです。

水草の生い茂った中を、縫うようにして泳いでいるので、水草のところどころに開いた穴を、カエル型ルアーで叩いてください。

しばらく静止しておくと、真下から突き上げるようなバイトがあります。

しっかりロッドを振ってフッキングをおこない、リールハンドルを回してランディングに持ち込みましょう。

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カムルチーの食べ方はこちら!

カムルチーは、東南アジア各国で積極的に食べられています。

日本では、よく食べている!というのを聞いたことがありません。

体表にヌメリがあり、取り除かないと生臭く感じるでしょう。

頭を落として血抜きをし、さばいてみると、美しい白身であることが分かります。

炒め物や煮付け・フライなどに調理して食べるのがおすすめ。

顎口虫という寄生虫が付いている危険性があるので、刺身のような生食では絶対に食べないでください。

小骨が多めですから、やはり油で揚げて食べるのがいいかもしれません。

カムルチーを釣るのにおすすめのロッド&リールを選んでみた!

カムルチーを水路や池で釣るのに適している、おすすめのベイトロッドやベイトリールをご紹介しましょう。

ロッドは、巨体が掛かっても支えられるほどの、硬いブランクスを持ったベイトロッドがマッチします。

リールは、太いラインを豊富に巻けるスプールを持った、剛性の高いベイトリールがいいでしょう。

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シマノからリリースされているビッグベイト用ベイトロッド・ディスラプションシリーズのラインナップから、C610-XXを選んでみました。

雷魚専用のベイトロッドよりもしなやかさが備わっていて、ルアーを操りやすいブランクスたど感じました。

全長は、2.08mと、適度な長さが与えられています。

2ピース仕様で、グリップジョイント方式を採っているので、仕舞寸法は171.9cmと長めです。

ウエイトは、160g。

ブランクスの先径は、2.2mm。

適合するルアーウェイトは、18gから72gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら最大25lbまで使えます。

ブランクスのカーボン素材含有率は、89.1%に設計されています。

実際に手に取ってみると、とても操作性が高く、さまざまなロッドワークを繰り出しやすい印象を持ちました。

70cmを超えるカムルチーが掛かっても、じゅうぶん耐えられるのではないでしょうか。

ガイドには、ラインが絡まりにくいので、手返しのいいアプローチを続けられるはずです。

実売価格は5万円台と、ハイスペックならではの価格帯に設定されています。

ビッグベイト用と謳われていても、自分で手にしてみて、使えそうなら使ってみるのが、当たりタックルに出逢える確率を上げてくれるでしょう。

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シマノからリリースされている丸型ベイトリール・カルカッタコンクエストMDシリーズのラインナップから、400番サイズのエクストラハイギアモデルを選んでみました。

300番サイズも用意されているので、ラインのストック量を少なくしたければ、300番を手にしてみてください。

ギア比は7.5対1ですから、ハンドル1巻きにつき101cmものラインを巻き取ることができるようになっています。

最大ドラグ力は、8.0kgです。

ハンドルの長さは、45mm。

ウエイトは、340gですから、300番サイズの335gとさほど変わりません。

スプール寸法は、直径/幅が43/30.5mm。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら25lbを200m、PEラインなら6号を170m巻けます。

ボールベアリングは、11個搭載されています。

実際に手に取ってみると、とても剛性が高く、強い衝撃が掛かってもじゅうぶん耐えてくれるでしょう。

ブレーキシステムに、遠心ブレーキとマグネットブレーキの両方を採り入れているのが特徴的です。

太いラインを巻いて、水草などのカバーやストラクチャーに接触させながら、カムルチーを誘い出してみましょう。

実売価格は4万円台と、ハイスペックに見合った価格帯に設定されています。

レベルワインドに千切れた水草などが付着することがあるので、見つけたらすぐに取り除いてください。

大型のカムルチーを頑丈なベイトタックルで釣り上げよう!

カムルチーの特徴や習性・釣り方・食べ方や、おすすめのロッド&リールをご紹介しましたが、いかがでしたか?

カムルチーの歯はとても鋭いので、ルアーフックを外す際には、じゅうぶん注意してください。

マウスオープナーやプライヤーを用いて、フックを外すケースが多々あります。

とても暴れますから、安全最優先で作業をおこなうようにしましょう。

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