池の遠景

野池での釣り方ってどうすればいいの!釣り禁止の場所で釣りをしては絶対ダメ!

FISHING JAPAN 編集部

野池なんて書くと、自然発生的に出来た池のような印象を受けますが、弥生時代じゃあるまいし、そんな池はほとんど残っていないでしょう。

現代の野池は、農業を営む農家さんが、水利組合や土地改良区を作って管理している、灌漑用水池のことです。

水がある以上、魚が生息しているのですが、勝手気ままに釣りをおこなうのは絶対ダメです。

釣り禁止という看板が出ていれば、当然釣りをしてはいけません。

ここでは、野池での釣り方について、利用する際のルールも踏まえて分かりやすくご紹介しましょう。

野池で釣りをする際に知っておきたいこと!

野池とは、現代では農業用の灌漑用水池のことを指します。

農家さんが、お米や野菜を作るのに確保している水を溜めておく場所です。

水が必要なときに設置したポンプを操作して、野池の下側にある水田や畑に溜めてあった水を引っ張り出します。

雨が少ない時期なら、この野池の水が頼りで、生活の糧そのものなのです。

そんな野池には、たくさんの種類の魚が生息しています。

フナやゴリ・ウグイ・オイカワ・ナマズなど、古くから定着している魚も居れば、コイ・バス・ギル・雷魚・タイリクバラタナゴのような外来魚も泳いでいます。

釣りを趣味にしている人なら、それらを釣ってみたくなる気持ちを持つのは、当然の流れでしょう。

でも、ちょっと待ってください。

魚を釣りたい!という自分の気持ちを優先して、そのまま見つけた野池で釣りを始めていいのでしょうか?

「YouTubeで紹介していたから釣りしていいんでしょ?」

こんな暴言を、平気で吐く人がいます。

正解は、全くダメで、釣りをいきなり始めてはいけません。

先に書いたように、一般に公開されている自然発生的な野池など、現在にはほとんど存在しません。

野池があれば、人の手が加えられていて、灌漑用水の貯水池として使われています。

決して、魚を釣る目的で野池はそこにあるのではないのです。

もし、あなたがクルマを走らせていて、素晴らしいシチュエーションを備えた野池を偶然見つけたら、どのような行動に移ればいいのでしょうか。

ここで釣りをしてみたいな!と感じたら、まずは野池の下流側に位置している、水田や畑に足を運んでください。

広々とした水田や畑には、農作業に従事している農家さんが居るはずです。

その姿を見つけて、丁寧に挨拶をしましょう。

農作業の手を止めてしまうのですから、ご迷惑をかけてごめんなさい!とひと言付け加えましょう。

そうやって、野池のある地元の人々とのコミュニケーションから、野池の釣りを始めるのがセオリーです。

野池で釣りを始める第一歩は農家さんとの会話!

野池の近くで農作業をしている農家さんと、じっくり話をしましょう。

その中で自分は釣りをしたい!という意思表示と、確認しておかなければならないことを挙げていきます。

①この野池は釣りをしていい池かどうかの確認。

②この野池で釣りをしてもかまわないという、農家さんの確約。

③乗ってきたクルマを駐車していいという了承と駐車場所の確認。

④その他、地元で定められたルールの確認。

そしてもうひとつ、会話を始める前に、自らの氏名を名乗り、住んでいる場所を伝えましょう。

野池の周りは草深いところが多く、ヘビやハチ・山ダニなどの被害が想定できます。

半袖・半ズボンでうろうろするなど論外で、熱中症対策も兼ねてフード付きの長袖ウエア+長ズボン+長靴は必須です。

そういう服装で野池に向かうという姿勢に、農家さんは納得してくれるのです。

周囲への配慮が出来る人になることが、野池の釣り方の第一歩です。

野池の釣りでおすすめのアイテムはこちら!

農家さんの了承を得た野池で、さまざまな釣りを試してみましょう。

畦道などを踏み崩さないように注意しながら、岸際に立って仕掛けやルアーを投入します。

ただし、灌漑用水ですから、水質が濁ってしまうような仕掛けを使うのは避けてください。

具体的には、練りエサ・練りダンゴ・集魚剤の類いは止めたほうがいいでしょう。

ルアーを投入する場合は、根掛かりしないよう気を付けます。

もし引っ掛かってしまったら、できるだけルアーやラインを野池の残さないように、きっちり回収してください。

それを実践するためには、あまり細いラインを使わないほうがいいでしょう。

どんな魚がいるのか、効率よくチェックするのにおすすめのルアーをピックアップしてみました。

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野池の釣りで使ってみたいおすすめのタックルを選んでみた!

野池の釣りで使ってみたくなる、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

ロッドは、延べ竿よりもリールを装着できるもののほうが、広範囲を探れます。

リールは、スピニングリールのほうが、軽い仕掛けやルアーを投入しやすいでしょう。

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ダイワからリリースされている振出式のスピニングロッド・ブレイゾンモバイルシリーズの中から、666TLSを選んでみました。

全長は1.98mと、長過ぎないブランクスに設計されています。

継数は6本で、仕舞寸法はなんと43cmにまで縮まります。

ウエイトは94gと軽めで、ブランクスの先径/元径は1.3/11.9mmです。

適合するルアーウエイトは、1.8gから7gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら4lbから8lbまで。

ブランクスのカーボン素材含有率は、96%になっています。

実際に手に取ってみると、とても軽量で手元感度が高く、軽快に振り回せる印象を持ちました。

グリップは細身で握りやすく、これならトゥイッチやジャークなどのロッドワークを繰り出しやすいでしょう。

しなやかに曲がろうとするので、掛かった魚が暴れてもじゅうぶん耐えられそうです。

軽い仕掛けやルアーのキャストにも向いていますから、さまざまな野池で使えるはずです。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

長さでいえば、野池の釣りはもちろん、ソルトウォーターゲームにも転用できるかもしれません。

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ダイワから発売中の汎用型スピニングリール・フリームスシリーズの中から、2500番サイズのエクストラハイギアモデルを選んでみました。

ギア比は6.2対1なので、ハンドル1巻きにつき87cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

最大ドラグ力は10.0kgで、ウエイトは200gです。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら8lbを100m、PEラインなら0.8号を200m巻くことができます。

ハンドルの長さは50mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。

実際に手に取ってみると、とてもコンパクトで軽く、ハンドルの巻き心地は滑らかそのものです。

ローター回転はスムーズで、糸フケが発生しても速やかに回収できてしまうでしょう。

実売価格は1万円台と、とても低価格な設定になっているのが嬉しいです。

2500番サイズは、太いラインもじゅうぶん巻けますから、大型魚が掛かっても対処できるのではないでしょうか。

定められたルールを順守して野池での釣りを楽しもう!

野池の特徴や利用する際の注意点・釣り方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

スマホの地図アプリを開けば、行ったことのない野池をカンタンに見つけることができます。

でもそこは、釣りとは別の目的で管理されている場所なのです。

それをきっちり踏まえた上で、釣行の計画を立てるようにしましょう。

野池の釣りを終えて帰宅する際に、農家さんを見かけたら感謝の意を伝えるようにしたいものです。

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