フィッシュグリップの選び方とおすすめ15選!人気のフィッシュホルダーもご紹介
釣った魚に直接触れることなく安全につかめる「フィッシュグリップ」。 魚を持ち上げたいときやハリを外したいときなど出番が多く、1つ持っておくと便利なアイテムです。 フィッシュグ…
FISHING JAPAN 編集部釣りをしていると、歯の鋭い魚を釣り上げることがあります。
そのまま指でつかむのは大変危険な行為で、ケガを負ってしまうと最悪釣りを続けられなくなるケースも。
そんなときに頼りになるのが、フィッシュグリップです。
その特徴や使い方について、詳しくご紹介しましょう。
目次
フィッシュグリップとは、釣り上げた魚を安全にホールドするための便利アイテムのことです。
よく見かけるものとして、大きく2つのタイプに分かれます。
ひとつは、魚の口・アゴ部分を直接ツメでつかむタイプ。
金属製なら最強の剛性・耐久性を誇っていて、つかんだまま魚をぶら下げると、ウエイトを測れる機能を持ったものもあります。
ツメが開いてガッチリと口・アゴをつかめるので、少々魚が暴れても外れてしまう展開にはなりにくいでしょう。
ツメの部分は、錆びに強いステンレス製のものがほとんどで、一旦つかむとまず開かないような構造に作られています。
ということは、負荷は魚の口のほうに掛かってしまうわけで、暴れ過ぎると口・アゴが壊れてしまうケースも。
そうなると、リリースしても弱っていて、そのまま生きていけないかもしれません。
金属製フィッシュグリップで魚をつかんだら、写真撮影やウエイト計測は速やかに実施して、暴れる前にリリースしてあげるようにしましょう。
ツメやボディが、プラスチック樹脂製のものも用意されています。
樹脂なのでとても軽く、中には水に浮かぶぐらいの高い浮力が備わったものも販売されています。
誤って海や河川に落としてしまっても、水面に浮いていてくれたら回収は容易です。
ツメで口をつかむのは同じですが、金属製ほどもホールドに強さは無く、魚が暴れ出すと外れてしまうことも。
手軽に扱えるプラスチック樹脂製フィッシュグリップですが、使い方には機敏さが求められるかもしれません。
もうひとつのフィッシュグリップタイプには、ツメがありません。
代わりにギサギザの歯が幅広く付いていて、釣り上げた魚のボディを側面から挟み込むように作られています。
アジなどの小型魚をホールドするのに向いていて、リリースするのではなく持ち帰って食べる魚に使います。
最近では、タチウオ釣りにもよく用いられるようになり、エラの辺りをこのフィッシュグリップで挟めば、タチウオの鋭い歯をかわすことができます。
この挟み込みタイプは、プラスチック樹脂製のものがほとんどですから、水に浮く機能を持ったものも市販されています。
実際にフィッシュグリップを、シーバスゲームで使ってみました。
シーバスの歯は、タチウオほども鋭くはないですが、直接指で持つとケガをしてしまうことがあります。
体長70cmを超えるような魚体になれば、歯も大きく鋭いですから、フィッシュグリップでホールドするほうがいいでしょう。
ルアーをキャストしてシーバスがヒットしたら、丁寧に足元まで引き寄せてください。
それと並行して、ゲームベストなどにつないでおいたフィッシュグリップを取り出します。
シーバス相手なら、金属製のツメタイプで、口をつかみにかかるのが正解でしょう。
シーバスの下アゴをしっかりツメでつかむのですが、手を持っていく先にはルアーがぶら下がっています。
シーバスが急に首を振ったりすると、ルアーのトレブルフックが手に刺さってしまうかもしれません。
そんなトラブルを引き起こさないために、全長が長めのフィッシュグリップを用意してください。
短ければ短いほど、自分の手が危険に晒されると考えたほうがいいでしょう。
メバルなどの小型ロックフィッシュの口をつかむなら、短くてコンパクトなフィッシュグリップでも対処できます。
フィッシュグリップでつかむ際に、先にランディングネットで魚をすくっておくという方法があります。
このほうが魚が暴れないので、安全にフィッシュグリップでつかめるでしょう。
ランディング用のアイテムを2種類も持って行くのは面倒だよ!と考える人がいるかもしれませんが、前述のようにもしフックが手に刺さったら、釣りを続けられなくなります。
せっかく楽しみにしていた釣りを中断するのは、あまりにももったいないでしょう。
ランディングネットとフィッシュグリップの併用は、より安全性を高める上で実践すべきアプローチといえそうです。
釣りで使ってみたくなる、おすすめのフィッシュグリップを取り上げてみましょう。
まずは、ダイワからリリースされているものから。
大小さまざまなサイズから選べるので、自分がよく釣る魚のサイズ・口の大きさに合わせて購入してください。
ダイワからリリースされている、可変サイズ型のフィッシュグリップです。
通常は全長200mmなので、コンパクトに収納できますし、メバルなどの小さな魚をホールドするのに適しています。
それを大きく開くことができるので、展開時にはなんと全長300mmにサイズアップします。
2WAYフィッシュグリップになっていて、とても便利で使い勝手も良いのが特徴です。
ホールド部から手までの距離を長く取れば、魚からの距離も開くわけで、安全性は高まります。
折り畳めば携行性も高まり、スライドトリガーを引いて魚をホールドすることができます。
ツメ先は、両刃ともステンレスを採用しています。
グリップには、尻手ロープを取り付ける穴が設けられています。
実際にフィールドで使ってみましたが、携行性が高く、ゲームベストのポケットにラクラク入ります。
必要なタイミングで取り出して使えるので、ロッドワークなどの邪魔にならないのが、大きなメリットでしょう。
実売価格は1万円台と、コスパ優秀な価格帯に収まっています。
カラーバリエーションは、合計3種類用意されていますから、自分の好みに合わせて手に取ってみてください。
シマノから発売中の、挟むタイプのフィッシュグリップです・
本体サイズは、150×26×29mmととてもコンパクト。
素材には、ガラス強化ナイロンが使われていますから、軽さと剛性・耐久性を兼ね備えています。
先端を見ると、魚体を挟むだけでなく、つかむことも出来るのが分かります。
D環を先端で挟めば、タックルバックなどにもぶら下げておくことが可能でしょう。
その先端部は、小魚の口をつかめるカタチにデザインされています。
手のひらに当たる部分には、フィット感を高めるための滑り防止デザインが採用されています。
ワンタッチで開閉できる、イージーロック機構が付いていて、刃が上手く重なってコンパクトに収納できるようになっています。
実際に釣り場で使ってみると、取り出しやすくて開きやすい印象を持ちました。
剛性感は高く、樹脂製にありがちな華奢な感じは伝わってきません。
実売価格は千円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
1つクルマに積んでおけば、さまざまなシチュエーションで活躍してくれるでしょう。
フィッシュグリップの特徴や使い方、おすすめのアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?
釣り上げた魚を雑に扱わず、リリースを前提とした釣りをするつもりなら、フィッシュグリップは必携アイテムとなるでしょう。
ツメ周りの洗浄メンテナンスは常におこなうようにして、魚をしっかりホールドするように心がけてください。
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