テナガエビのアップ写真

テナガエビを釣って飼育したい!釣り方・飼い方を詳しくチェック

FISHING JAPAN 編集部

河川の岸際で餌を垂らすと、岩やテトラの隙間から長いハサミを伸ばしてくる生き物がいます。

夏の風物詩として多くのアングラーに親しまれている、テナガエビですね。

ここでは、テナガエビの特徴や釣り方や飼育方法について、深掘りしてみましょう。

水温が下がり始めると釣れなくなる傾向があるので、飼育の際にも水温には気を配りたいですね。

テナガエビってどんな生き物なの?

テナガエビとは、テナガエビ科に属しているエビのことで、海から河川へ上がって来て定着するようになるエビのことです。

体長は、20cm程度にまで成長し、体色は全体的にグレーカラーっぽい保護色の利いた色合いに置尽きます。

テナガエビの特徴は、何といっても長く伸びたハサミ状の脚を2本、常に忙しく動かしていること。

このハサミがとても長いほうがオスなので、メスとの識別はしやすいでしょう。

釣り上げたとき、長過ぎて周囲に引っ掛かってしまい、取れてしまうこともあります。

もしテナガエビを飼育するつもりなら、ソフトランディングを心がけたいですね。

稚エビのころは、海で生息しています。

大きく育ってくると、河川の上流へ向かって移動し、岸際の障害物に定着する習性がありますよ。

テナガエビの産卵は夏中心におこなわれるので、釣りたいときは夏から秋にかけてがおすすめです。

かなり強めの肉食性であることから、釣りの餌はミミズやゴカイなどの活餌を使うと、効率よく誘うことができます。

それから夜行性なので、夜に活発に動き回って捕食もおこなっていますよ。

河川での夜釣りは、周囲が見えにくく危険が多いため、テナガエビを狙うのは昼間にしたほうが無難です。

岩の隙間に入り込んだり、テトラ帯の穴の中でじっとしていますよ。

目の前に餌がぶら下がってきたら、反応スピードは早いほうなので、すぐに食い付いてくるでしょう。

生きたまま持ち帰りたいなら、水汲みバケツとエアーポンプを持参して、元気な状態をキープできるようにしたいですね。

直射日光が当たらないように、上フタなどをして日照を遮る工夫が必要です。

あまり長時間水汲みバケツに複数匹のテナガエビを入れておくと、共食いを始めてしまうかも。

飼育するつもりなら、1匹単体のほうがいいでしょう。

テナガエビ釣りで狙いたいポイントはどこ?

テナガエビを釣るための最適な場所は、河川の下流で岸辺に散在する障害物です。

岩やテトラポッド、またはコンクリートで固められた護岸の中の隙間や割れ目に、テナガエビが隠れていることがよくあります。

釣りに必要な具体的なタックルは、3m程度の長さの伸線竿です。

次に道糸と浮き、ハリス、サルカン、針を用意すると良いでしょう。

テナガエビ釣り専用の組み立て釣り具も販売されているので、釣り具専門店やインターネットの通販サイトで調べてみてください。

針の先がテナガエビを刺さなくても、クリップが餌を掴んだままで、引き上げることができます。

フッキングを強くする必要は全くありませんので、浮きに反応が見られたら、ゆっくりと持ち上げるようにしてください。

テナガエビを飼育するのに重視したいポイントは何?

テナガエビの飼育方法は、水温管理を重視しましょう。

長さ50cmから60cmの水槽を用意して、ヒーターを必ず設置するようにします。

20℃を維持することを心がけながら、水質管理も同時におこなってください。

餌は1日に2回から3回でじゅうぶんで、飼育エビ用の市販餌で対応可能です。

長めのピンセットを用意して、水槽内に居るテナガエビの視野内へ運んでみてください。

餌のニオイにも反応して、すぐに向きを変えてハサミを伸ばしてきますよ。

テナカエビが飼育環境に慣れてきたら、人の姿を見ただけで餌をもらえると思って騒ぎ出します。

その様子を上手くとらえた動画を見つけましたので、ぜひチェックしてみてください。

テナガエビを丁寧に飼育している様子をとらえた動画はこちら

テナガエビを釣るのに用意したいおすすめタックルを選んでみた!

それではテナガエビを釣り上げるのに、釣り場へ持ち込みたいおすすめタックルをご紹介しましょう。

まずは、ロッドから。

延べ竿で3m前後の長さのものを用意すると、釣り場でも取り回しがよく扱いやすいでしょう。

そのまま水汲みバケツへ入れて、エアーポンプで空気を送り込んであげると、活きのいい状態でキープすることができます。

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プロマリンブランドからリリースされている、万能タイプの延べ竿です。

全長は2.70mあるので、さまざまな河川の護岸エリアにアプローチしやすいでしょう。

継数は6本で、仕舞寸法はたったの56cmにまで縮まりますよ。

これならタックルバッグに入れて持ち歩いたり、クルマに積みっぱなしでも邪魔にならないですよね。

自重は89gと軽めで、先径/元径は0.8/15.7mmと細く仕上げられています。

実際に手に取ってみると、リフトアップしたときのダルさはあまり感じられず、ブランクスのしなやかな曲がりと反発力を体感できます。

テナガエビぐらいの重みが掛かって、ロッドティップがしっかり曲がり込むので、バラシを抑えられる印象ですね。

グリップ周りも細身で握りやすいので、支えるのもアワセるのも、とても楽におこなえます。

実売価格は千円前後と、とても低価格に設定されているのが嬉しいですね。

複数本揃えたいときも購入しやすいですから、家族みんなでテナガエビ釣りを楽しめるでしょう。

継目部分に砂などのゴミが入ると、伸縮時に引っ掛かりが発生するかもしれません。

釣行後は、ロッドの表面を丁寧に拭き取るようにしておきましょう。

テナガエビ釣りの仕掛けは、水面に浮くウキや沈むウキなどを使います。

自分にマッチしたアプローチ方法を見つければ、数多くのテナガエビを釣り上げることができるようになるでしょう。

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ハピソンから出ている、持ち運びが簡単なエアーポンプをご紹介します。

釣り場に一緒に運べば、テナガエビを生き生きと保つことが出来ます。

エアーポンプは電池を動力源とする内蔵モーターを搭載しています。

アルカリ電池を使用した場合、約60時間の持続動作が可能です。

送風量は、1分間におよそ0.45Lとなります。

本体のサイズは、大きさ約80×44×140mmで作られております。

ウエイトの重さは、電池含みで約460gです。

モーターの寿命は、約200時間と長持ちするため、何度でも釣りにお連れいただけます。

使用する電池のサイズは、単一乾電池2本が必要です。

使い心地を確認すると、運転音は静かで、あまり発熱せずに作動するのが嬉しいポイントです。

ウォーターバケツにエアーポンプ取り付け機能があるので、それを活用してみてください。

常に予備の電池を持っておくと、釣り中の困った事態を避けることができます。

他の釣りの際に、生餌や生魚の保持にも利用可能です。

テナガエビを釣り上げて持ち帰り飼育してみよう!

テナガエビの特徴や釣り方・飼い方、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

最近はテナガエビの数が増えてきた印象が強く、このまま数が減らないように、河川の環境を維持したいものです。

テナガエビは天ぷらにして食べると、とても美味しいので、家族連れで釣り出かけることをおすすめします。

持ち帰って泥を抜く作業が要るので、しばらく水の中で飼うことに。

そのとき人懐っこい1匹に出会ってしまったら、水槽へ移して飼育を始めるのもいいかもしれませんね。

長く飼育し続けると、とても愛着が湧いてくる生き物のひとつとなるでしょう。

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