健康診断のイラスト

シマノリールのオーバーホールって自分でやれるの?

FISHING JAPAN 編集部

自分が所有しているシマノのリール、とても大切にしていて、無事に長く使い続けたいものです。

それならオーバーホールをやったほうがいいんじゃないのかな?と、思いつく人がいるはず。

でもちょっと待ってください!

そもそもオーバーホールって、どんなことをするのかご存じですか?

リールのオーバーホールって自分でやれるの?

オーバーホールとは、機械製品を個々の部品単位まで分解してから、清掃・再組み立てを実施し、新品の時の性能と変わらない状態に戻す作業を指しています。

冷静に考えると、そんな作業を素人ができるわけがありません。

「いや、それが友達の知り合いが、シマノのリールをオーバーホールしたっていうんだよ!」

本当ですか?

そのとき、どんな作業をしたと言われてましたか?

「リールのネジを外して、オイルとグリスを注(さ)したんだって!」

それはオーバーホールではなく、単なるメンテナンスですよ。

釣行から帰宅したら、塩気を取り除くために水洗いし、よく拭き取って乾燥させてから、可動部に注油するのは、オーバーホールとは呼びません。

どうもごちゃ混ぜになっている人が多いようです。

シマノが実施しているオーバーホールでは、主にリールの分解・洗浄・グリスアップを実施しています。

リールの内部、つまり心臓部のメンテナンスには、プロの高い技術が必要となりますから、リールを快適に使い続けたいなら、メーカーに出してオーバーホールしてもらうのがベストでしょう。

巻き心地がどうもヘンだな?とか、ギーギーと異音がするようになったぞ!という段階では、すでにトラブルが発生してしまっています。

修理しなければならない状態でメーカーを頼るよりも、壊れる前に預けることで、リールは長持ちします。

すなわち、病気にかかる前に定期健康診断を受けるのと同じ。

手元のリールを大切に思う気持ちがあるなら、シマノのカスタマーセンターに問い合わせをして、リールのオーバーホールを依頼してみましょう。

こんな写真のようになってしまってからでは、リールが可愛そうです。

そのまま釣り場へ持って行ったら、せっかくレコードフィッシュが掛かっても、取り逃がしてしまうかもしれませんよ。

リールをオーバーホールに出すタイミング!

シマノのリールをオーバーホールに出すタイミングは、半年から1年に1度がいいでしょう。

毎年オーバーホールに出すんだ!と覚えておけば、まず問題はありません。

手持ちをリールを購入した、シマノリール販売店へ出向いて、オーバーホールの依頼をしてください。

オーバーホールにかかる日数は、2週間から3週間程度です。

具体的な日数は、窓口になってくれているシマノリール販売店に尋ねてみましょう。

オーバーホールや修理の依頼はどこにすればいいの?

シマノリールを販売店ではなく、ネット通販などで購入した場合、持ち込む場所がありませんよね。

安心してください!シマノ製品の取扱店なら、オーバーホールを受け付けてくれます。

またシマノダイレクト修理サービスから、直接依頼することも可能ですよ。

何度もいいますが、壊れる前に定期的な健康診断をおこなうことで、リールは長持ちします。

道具を大切に扱うことは、釣りスキルを高め、釣りを楽しむことにつながります。

大きな魚を釣り上げたい!願っているなら、自分の釣りスタイルをスキの無いものに仕上げていきましょう。

シマノのリールなら、アフターサービスが充実しているので、安心して自分の道具に選べますよ。

ただし、すでに生産が終了しているリールに関しては、オーバーホールや修理が難しいかもしれません。

自分の手元にあるリールの製品名を、担当に伝えて可否を回答してもらうようにしましょう。

シマノの場合は、オーバーホールのキャンペーンを実施する年度があるので、問い合わせの際に確認してみてください。

日頃のリールメンテナンスをおこなうのにおすすめのアイテムを選んでみた!

メーカーに頼るのではなく、日頃のリールメンテナンスは自分で実施したいものです。

その際に便利なおすすめアイテムをご紹介しましょう。

まずは、注油に用いるオイルやグリスから。

水洗いして拭き取りを完了してから、注油作業をおこなうようにしてください。

シマノ(SHIMANO) リールメンテスプレー SP-003H 890078

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シマノからリリースされている、リールメンテナンス専用のオイルとグリスのセットです。

容量はオイルもグリスも60ミリリットルで、スプレーできるようになっていますよ。

噴射ノズルが極細タイプなので、細部や奥深くまで届くのがありがたいですね。

オイルの素材は鉱物油で、グリスの素材は鉱物油・石油系溶剤が含まれています。

オイルの注入先は、ラインローラー・ローラークラッチ・ベアリング・ブレーキシステムなど。

スピニングリールベイトリールで異なりますから、リールの取り扱い説明書を見ながらおこなうようにしましょう。

グリスの注入先は、駆動ギア・摺動部などです。

当然グリスのほうが粘度が高い=ネバネバしているので、注入する箇所を間違わないようにしたいですね。

実際に使ってみると、極細ノズルはとても扱いやすく、必要な箇所に適量吹き付けることができます。

オイルもグリスも、あまり大量に吹き付けるのはよくありません。

スムーズで滑らかな回転が損なわれて、操作性が低下する恐れがあります。

常に適量を心がけて使うようにしましょう。

実売価格は千円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

使い切ってしまう前に追加で購入しておくと、リールメンテナンスの際に困らなくて済むでしょう。

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日本製紙クレシアから発売中の、油や汚れを拭き取りやすいウエスです。

とても清潔で、きめ細かな生地で仕上げられているのが特徴になっています。

1パックには50枚入っていますから、使い勝手はいいですね。

リールのオイルアップ・グリスアッブ後の拭き取りや、汚れそのものの拭き取りにも積極的に使えます。

シートサイズは、325ミリ×350ミリ。

シートの素材は、パルプ+ポリプロピレンです。

ドライ状態で拭き取りが素早く確実ですし、ウェットにしても同様の効果が見込めます。

水やアルコールに濡らしても、破れにくく作られています。

吸収性能は素晴らしく、油や液体を拭き取るのに向いていますよ。

青色に着色されたシートなので、異物が混入していたら発見しやすいメリットも持っています。

また毛羽立ちにくいので、リールに繊維などが移りにくいのも嬉しいですね。

実際に使ってみると、日常のリールメンテナンスがとても楽におこなえる印象です。

どんどん使って、軽快に動くリールに仕上げたいですね。

実売価格は600円前後と、とても安い価格帯に収まっています。

多めに購入してストックしておけば、メンテナンスの際に困らずに済むでしょう。

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カメラや精密機械などのホコリを取り去るのに便利な、ラバー製のブロアーです。

勢いよく空気が噴射されて、狭い箇所にとどまっている小さなゴミやホコリなどを除いてくれますよ。

全長は14センチとコンパクトなので、メンテナンス用品としてタックルバッグに入れておけるでしょう。

球の部分は、7.6×5.8センチです。

握り込んでから離すと空気を吸い込み、もう一度握ると噴射するシンプルな構造です。

実売価格は400円台と、とても低価格な設定になっていますよ。

レベルワインダーの隙間やラインローラー周りなどで、じっくり活用してください。

シマノリールを定期的にオーバーホールに出してみよう!

シマノリールのオーバーホールの依頼方法や、メンテナンスにおすすめのアイテムを取り上げましたが、いかがでしたか?

定期的にメーカーへオーバーホールに出して、交換しなければならないパーツが出て来たら、交換も実施してもらうようにしましょう。

それと合わせて、日頃のセルフメンテナンスも、欠かさず丁寧におこなうようにしたいですね。

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