パワーフィネスでバスを釣りたい!釣り方やおすすめタックルをピックアップ
バス釣りでパワーフィネスのアプローチを流行らせた第一人者は、伊藤巧プロですよね。
現在アメリカのバストーナメントに参加していますが、現地でもパワーフィネステクニックを駆使しているはず。
ここでは、カバー攻略に効果のあるパワーフィネスの釣り方や、おすすめタックルをご紹介しましょう。
目次
パワーフィネスとは
パワーフィネスとは、太いPEラインを用いてスピニングタックルでカバーを攻略する釣り方のことです。
例えば、岸際に水に浸かった木の枝があったとしましょう。
それが複雑に絡み合っている状態なら、中にバスが潜んでいる可能性があります。
従来通りの攻め方なら、ベイトタックルを用いて引っ掛かりにくいテキサスリグ辺りをピッチングしていくのですが、そのとき起こりやすいトラブルが、バックラッシュです。
「えっ、なぜバックラッシュが発生しちゃうの?丁寧に投げればいいんじゃないの?」
確かに精度の高いキャストを繰り出せば問題はなさそうですが、何十キャストも重ねているうちに、テキサスリグを木の枝カバーに直撃させてしまうケースが出てきます。
細い枝なら負けてくれるのですが、太い枝ならびくともせずに、テキサスリグそのものを止めてキャストをいきなり終わらせることに。
その瞬間、スプールがオーバーランしてバックラッシュを引き起こすわけです。
カバー撃ちをし続けていると、必ず起きてしまうトラブルなので、防ぎようがありません。
そこで解消策として実践したいのが、パワーフィネスの釣り方なのです。
パワーフィネスではスピニングリールを用いますから、ルアーの飛行をいきなり止められる事態になっても、バックラッシュは発生しません。
となれば、どんどん積極的にキャストを重ねていくことが可能になり、投げた回数だけ釣れる確率がアップしていきます。
しかもカバーの奥の奥へ撃ち込んだとしても、バックラッシュしない効果が失われることはないのです。
「でもスピニングタックルだと、あまり太いラインは使えないから、カバーに擦れて切れちゃうんじゃないの?」
安心してください!ラインをPEラインにしてしまえば、ラインブレイクの心配も解消できますよ。
パワーフィネスにPEラインは必要不可欠!
PEラインの性能が発達して、細くても強度の高いものが発売されるようになりました。
例えば、1.5号のPEラインなら、強度は30ポンドを超えるレベルにビルドアップされています。
30ポンドのラインなら、そうカンタンには破断しませんよね。
しかも1.5号とかなり細いので、スピニングリールに巻いてもすぐには糸ヨレの心配が要らないことに。
パワーフィネスの釣り方は、PEラインの進化があったればこそ実現したことになります。
もし2号ラインを選んだりしたら、強度は驚異の40ポンド超えに。
ますますカバーの中へ放り込みたくなりますね。
パワーフィネスに用いるルアーとは?
パワーフィネスでは、スモラバやネコリグを多用することになります。
太軸フックを搭載したスモラバが販売されるようになり、カバーに絡めた釣り方をしても、フックが伸ばされてしまうことが無くなりました。
ネコリグは、元々引っ掛かりにくい構造なので、パワーフィネスとのマッチングは上々。
この2つのルアーをPEラインに結んで、パワーフィネスアプローチを実践してみましょう。
枝にラインを引っ掛けての提灯釣りも、とてもやりやすくなるのは間違いなさそうです。
伊藤巧プロが、パワーフィネスの釣り方で実釣している動画を見つけましたので、ぜひ参考にしてください。
伊藤巧プロがパワーフィネスでバスを釣り上げている動画はこちら
パワーフィネスに使いたいおすすめロッドを選んでみた!
それではパワーフィネスの釣り方にマッチしている、おすすめのロッドを取り上げてみましょう。
スピニングロッドで、あまり柔らかくないブランクスのほうが、カバーの中からバスを引きずり出せますよね。
全長も長いほうが、引き離しパワーを発揮しやすいと考えられます。
シマノ(SHIMANO) バス スピニングロッド 21 ポイズングロリアス 2610L/MH トルザイトリングガイド仕様
- 最安値価格
- ¥57,970(Yahoo!)
シマノのポイズングロリアスシリーズにラインナップされている、パワーフィネス用のスピニングロッドです。
全長は2.08メートルと長めで、継数は2本。
グリップジョイントなので、仕舞寸法は182.1センチになります。
自重は95グラムと軽めで、先径は1.7ミリですね。
適合するルアーウェイトは、3グラムから21グラムまで。
適合するラインは、PEラインで1号前後まで使えますよ。
グリップ長は200ミリで、ブランクスのカーボン素材含有率は99.9パーセントです。
シマノのハイエンドスペックモデルで、繊細なロッドティップに硬いバットを共存させているのがスゴイですね。
ロッドシェイクでじっくり誘いながら、バイトがあれば硬いバットで確実にフッキングを決めて、カバーから引き離すことができます。
実売価格は5万円台と、とても高価な価格設定ですが、シマノの先端技術を結集して作られたロッドですから、使ってみる価値はじゅうぶんにあるでしょう。
2500番台のスヒニングリールに、1号前後のPEラインを巻いてアプローチを開始してください。
パワーフィネスを駆使してバス釣りを楽しもう!
パワーフィネスの特徴や釣り方、おすすめの専用ロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか?
確実にビッグバスを仕留めるためのテクニックとして、パワーフィネスをしっかりマスターしたいですね!
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