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フグの種類って見分けられる?絶対に食べてはいけない毒を持った魚を徹底チェック

FISHING JAPAN 編集部

暖かい季節になって水温が上がると、さまざまな魚が釣れるようになります。

釣り竿を片手に好釣果を期待して海に到着、ゴカイや青イソメなどの虫エサをハリに付けて仕掛けを投入。

すぐにココン!と軽妙なアタリが。

すぐさま引き寄せてみると、ああ、フグが掛かっている・・なんて展開によく出くわしませんか?

ここでは、丸くて可愛いけれど、釣れてもありがたくないフグについてご紹介します。

「日本の近海で釣れるフグって、ほぼ毒を持ってるんでしょ?種類の見分け方ってあるのかな?」

確かにフグは毒を持っていますが、見分け方は難しいかもしれません。

何故なら、フグの種類がかなり多いからです。

日本近海で釣れるフグについて

我々が出向く釣り場で泳いでいるフグは、とても種類が多いことで知られています。

その種類の一部を挙げてみましょう。

トラフグ・クサフグ・ヒガンフグ・ショウサイフグ・シマフグ・ゴマフグ・シロサバフグ・クロサバフグ・ハリセンボン・ハコフグ・アカメフグ・・・。

数え上げたらキリがありませんよね。

丸く膨らんで変形するので、カタチは確かに可愛いのですが、体内に毒を持っている種類が結構いるのが特徴です。

トラフグやサバフグのように、筋肉・皮・精巣には毒がないものもいますが、捌く資格を持っていない人がフグを解体して食べることは許されていません。

必ず有資格者によって調理されることが、義務付けられていますよ。

ちなみに、猛毒を持っているクサフグの見分け方をピックアップしてみましょう。

クサフグの体の色は、褐色のかかった緑色をしています。

その背中は、小さな白色斑に覆われていますよ。

クサフグの目玉の下部分には、斑紋はありません。

ショウサイフグとよく似ていると言われていますが、クサフグの場合は胸ビレの後ろに黒色斑があります。

よく目立つ特徴は、この黒色斑でしょう。

クサフグの体長は、最大でも25センチ程度にとどまります。

お腹の部分は、とても白くて尾ヒレには黄色がかかっていますよ。

他の種類のフグと同様に、威嚇をするときは体をまんまるに膨らまします。

そのせいで大きくて硬いウロコは、体表に付いていません。

寄生虫がたくさん付着しているのは、この軟らかくてウロコのない体表によるものかもしれませんね。

クサフグの特徴をできるだけ多く列挙してみましたが、日本の近海だけで約50種類もフグがいますから、なかなか見分けるのは困難といわざるを得ません。

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クサフグ

出典:魚図鑑

フグが持っている毒

フグは、体内にテトロドトキシンという毒を持っている種類があります。

またもやクサフグにフォーカスしてみましょう。

クサフグの肝臓や卵巣・腸の部分は、このテトロドトキシンが特に多く含まれています。

皮膚や筋肉・精巣にも、しっかりと毒は存在していますよ。

このテトロドトキシン、青酸カリウムのなんと850倍もの毒性を持っています。

誤って人が口に入れてしまうと、身体のしびれや痙攣・吐き気などの症状が表れます。

水で洗い流しても加熱処理を実施しても、テトロドトキシンが分解されることはありませんし、解毒剤も存在しません。

とても危険ですから、フグは釣れても即リリースするように心がけたいですね。

フグを釣らないための秘策ってあるの?

釣り場でよく釣れるクサフグであっても、我々はさほど知識を持っているわけではありません。

危険生物であることを認識して、持ち帰りなどの行為は避けるようにしたいものです。

「フグなんて釣りたくないよ、なんとかハリに掛かるのを避ける方法はないの?」

確かにフグを釣らないというアプローチは、とても重要といえるかもしれませんね。

でもゴカイや青イソメなどをエサに付けていれば、フグの猛アタックを受けてしまうのは仕方ないところでもあります。

アジング用の細長いワームですら、あの鋭い歯で断ち切られてしまいますからね。

フグを釣らずに他の魚を釣る、何か良い方法はないのでしょうか?

アジングやメバリング・ロックフィッシュゲームでフグを釣らないようにするためのおすすめルアーをチェック!

フグを釣らないようにするための、おすすめルアーを取り上げてみましょう。

エサ釣りを選択してしまうと、なかなかフグを避けるのは難しいですから、ルアー釣りに絞ります。

流行りのライトソルトウォーターゲーム、アジングやメバリング・ロックフィッシュゲームなら、フグに悩まずに釣りを展開できるかもしれませんよ。

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DUOからリリースされている、ライトソルトウォーターゲーム用のメタルジグです。

なんと全長は21ミリしかなく、ウエイトもたったの1グラム。

これならアジなどの小さな口の魚でも、とらえることができるでしょう。

体側がフラットで光反射の効率がよく、空気抵抗を抑えて飛距離を伸ばすことも可能です。

そして何より特徴的なのは、エサやワームのような軟らかい素材ではなく、硬い金属製であること。

それにより、もしフグが食い付いてきても、あの鋭い歯で断ち切られてしまうことはありません。

噛んでも噛んでも、歯が立たない状態を作り出せるわけです。

実際にアジングタックルでキャストしてみると、驚くほど飛距離が伸びていきますよ。

ジグ単が飛びにくいことを考慮すれば、メタルジグのほうがより広範囲を探ることができそうです。

ココン!と、まさにフグのアタリを手元で感じても、ロッドをあおってフッキング動作に移らなければ、フックに掛かることは稀でしょう。

最悪掛かってしまっても、ストレートワームのようにちぎられて使いものにならなくなることは回避できます。

実売価格は400円台と、とても安い価格に設定されています。

ウエイトの異なるタイプや別のカラーバリエーションも用意されていますから、いろいろ揃えて釣り場へ向かってみましょう。

ただし、標準で付いているフックの先端がとても鋭いので、フグのお腹などにスレ掛かりして釣れてしまうことがあります。

そんなときは即リリースして、海へ帰してあげましょう。

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ジャッカルから発売中の、極小バイブレーションルアーです。

ボディは金属で出来ているので、フグの鋭い歯はこのルアーにも通用しません。

フォールで素早く落とし込んだり、リトリーブして小刻みに震わせたりして、アジやメバルを誘ってください。

フックにはシリコンスカートが付いていますから、マイクロベイトだと勘違いして食い付いてくることも。

フグの猛攻をしっかりかわしながら、本命の魚を効率よくとらえることができるでしょう。

ウエイトは1グラム、他のウエイトもバリエーションに含まれていますから、釣り場や対象魚に合わせて使ってみてください。

実際にキャストしてみると、タイトな振幅アクションが、多くの魚を引き付けてくれました。

サヨリやカマス・メッキ・サバなども追いかけてくるケースがありますね。

そのままただ巻きを続けると、追いついてバイトしてきます。

フッキング動作は、あまり強めにしなくても、セルフで掛かってくれるでしょう。

実売価格は400円台と、とても低価格な設定になっています。

魚が定着している層が分かりにくいときなどに、ラインに結んでキャストすると、答えを見つけ出しやすいですよ。

カラーバリエーションも豊富なので、釣り場で見かけた捕食対象に合わせるようにしてください。

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ゲーリーヤマモトから出ている、バス釣り用の高比重ワームです。

全長30ミリにマッチするオフセットフックを探して、しっかりとセットしてください。

それを岩礁帯などでキャストして落とし込めば、フグをかわしながらロックフィッシュを釣り上げることができます。

ボディにボリュームがあるので、フグは飲み込むことができません。

なおかつオフセットフックのみを装着したノーシンカーリグですから、複雑な地形の岩礁帯でもほぼ根掛かりせずにアプローチを繰り返せるのです。

実際に使ってみると、面白いようにカバーや地形変化をすり抜けてくれました。

ただし、フグの小さな口では飲み込めなくても、齧ることはできるようです。

イモグラブが時折エグれた状態で戻ってきますよ。

フグの歯型がしっかりと残っているので、全部食べられてしまうまでは交換せずにキャストを続けられるでしょう。

実売価格は700円台前後と、購入しやすい価格に収まっています。

オレンジ以外にもピンクやチャートカラーが揃っていて、ロックフィッシュにはとても効果的です。

フグに対する知識を持って釣りを楽しもう!

フグの特徴や種類、おすすめのルアーをご紹介しましたが、いかがでしたか?

誤ってフグを釣り上げてしまっても、クーラーボックスへ入れずに逃がすようにしましょう。

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