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FISHING JAPAN 編集部これから釣りを始めたい!と考えている初心者アングラーは、日本全国にたくさんいます。
特に感染症対策を考慮した趣味・遊びを再考している人なら、その候補に釣りがピックアップされていても不思議ではありません。
そんな釣り初心者が、初めて立つ釣り場に選ぶとしたら、どこがいいのでしょうか?
ここでは、堤防釣りの詳細や釣り方、揃えておきたい釣り道具=タックルについてご紹介します。
「やっぱり堤防がいいの?その理由を教えてよ!」
たくさんの理由がありますが、何といっても足場の良さが挙げられるでしょう。
水辺の間近に立っているのに、波を蹴散らし濡れることもなく、いきなり水深のあるエリアへ安全に仕掛けを投入できるメリットがあるからです。
目次
堤防という場所で釣りを始めると、自分の立ち位置が最も高いことに気づきます。
しかもフラットで滑りにくい状態ですから、心落ち着けて周囲を観察することができますよ。
他のアングラーがおこなっている釣り方を見物してもよし、海面を覗いてどんな魚が泳いでいるか眺めてもよし。
釣り初心者である自分のために、時間を自由に使える場所が堤防なのです。
少々波が高くても、それを頭からかぶることはほぼありません。
安全を確保した上で、じっくりと自分のしてみたい釣りを探ることが可能です。
例えば、イワシの群れを見つけたとしましょう。
とんでもない数のイワシをどうやって釣ればいいのか、頭で思い描きます。
手っ取り早いのは、そばでそのイワシを釣っているアングラーを見つけること。
そして近くで見物することです。
コミュニケーションが取れるようなら、イワシの群れの釣り方をその人から学んでみましょう。
竿はどれくらいの長さで、調子は硬いのか柔らかいのかチェックします。
リールが装着されていたら、どんなタイプのリールなのか、その名称を教えてもらいます。
仕掛けに使っているサビキの構造や各パーツの役割についても、時間をかければ覚えることはたやすいでしょう。
そういうこと全てを余裕を持って実践できる環境が整っているのが、堤防です。
滑りやすく起伏の激しい磯場などでは、他のアングラーのそばに近寄ることすら難しいかもしれません。
マスクを装着して一定の距離を取りながら、相手の了解を得た上で釣りについての質問を、堤防で聞いてみてください。
穴釣りやシーバスゲーム・アジング・エギングに該当するかもしれませんから、その中から自分がチャレンジしてみたい釣りを選べばいいのです。
堤防は、海が突き出している形状を作り出しています。
深大な海面に、元々の潮流がまっすぐ当たっています。
そのような箇所では、数え切れないほどの魚たちが集まってきます。
魚が豊富に生息しているため、他の釣り場と比べて釣る確率は高くなります。
釣りを初めて体験するアングラーにとって、これ以上の好条件は存在しません。
もし知らない地で釣れるかどうか曖昧な状況だとしても、堤防へ赴くだけでその不安が取り除かれます。
釣れる確証があるからこそ選ばれる!この明快さが、堤防釣りの基本であり続けています。
抜群の釣りの成果を一度でも感じれば、他の地を選択することは考えられなくなるでしょう。
いきなり鮎釣りを始めようとしたら、竿だけでン十万円かかります。
瀬に立つためのウェーダースーツや専用ベスト、鮎タビなどを揃えだしたら、かなり高額な出費を余儀なくされてしまうでしょう。
それは海の底物釣りや上物釣りでも同じこと。
船やボートに乗ってジギングを始めるにしても、それ相応のコストがかかります。
堤防釣りを選べば、振出式のロッドにスピニングリール、あとは仕掛けと餌もしくはルアーで事足りるでしょう。
上手く見積もれば、2万円かからない予算でカバーできるのではないでしょうか。
この手軽さが、スタートラインに立つ者にとって、代えがたいメリットになります。
それでは、初心者アングラーが堤防釣りのために揃えておきたいタックルをご紹介しましょう。
まずは、ロッドから。
リールの付かない延べ竿でもかまわないのですが、足場が高いので水面まで仕掛けが届かないケースも出てきます。
それを解消するために、リールを装着できるロッドでスタートしてみましょう。
アルファタックル=エイテックからリリースされている、振出式のスピニングロッドです。
特に使用目的を定めていない、極めて汎用性の高いアイテムに仕上がっていますよ。
オフセットグリップだけを見ると、ルアーキャスティング用に見えるのですが、このロッドでサビキ仕掛けを上下させても何ら問題はありません。
伸ばして8.6フィートですから、2.59メートルもの長さを保持しています。
これだけあれば、堤防から突き出してサビキ仕掛けをじゅうぶん操れるでしょう。
適合キャスティングウエイトは最大21グラムまでなので、サビキカゴなら10号程度なら余裕でぶら下げることが可能です。
仕舞寸法はたったの50センチで、家族の人数分用意しても、さほどスペースはとらないで済みそうです。
しかもこのロッド、投げ釣りやルアー釣りにも転用できますよ。
堤防でイワシを釣っていて、いきなりタチウオが釣れ出す展開もあり得ます。
そんなときにタチウオ釣り用のルアー(バイブレーションプラグ等)を持参しておくと、すぐに釣り方を切り換えてタチウオを狙うことも可能なのです。
実際にこのロッドを手にしてみると、自重111グラムはかなりの軽さで、取り回しのしやすさが際立っています。
手元感度も高くなり、微細なアタリも逃さずに素早いアワセにつなげるでしょう。
実売価格は8千円前後と、かなり安い価格帯に設定されています。
コストを抑えたタックルの購入を実現したい人に、ぜひおすすめの逸品です。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 17 サハラ 2500 バス釣り ライトソルト エギング
シマノの汎用型スピニングリール・サハラの2500番です。
ギア比5.0対1なので、ハンドル1回転につき73センチのラインを巻き取ることができます。
自重250グラムとやや重めですが、持ち重りを感じるほどではありません。
ラインキャパは、ナイロンラインの3号なら120メートル、PEラインの1.5号なら160メートル巻けます。
サビキ仕掛けをぶら下げるにはじゅうぶんですし、ルアーのキャスティングも兼ねるのならPEラインを巻いておくことも可能ですね。
実際に手に取ってみると、ブラックにゴールドのボディ配色は、手元が締まった印象になります。
軽やかにローターは回転しますから、キャストしたルアーや仕掛けを回収するのに、何ら問題はないでしょう。
実売価格は6千円台と、かなりリーズナブルな価格帯になっています。
NAGANEギアやHAGANEボディの採用によって、剛性・耐久性は優れているので、長い時間安心して使い続けることができるでしょう。
タカミヤから発売中の水汲みバケツです。
約8メートルのロープが付いているので、足場の高い堤防からでもラクラクと水を汲むことが可能ですよ。
バケツの素材が透明なので、中身が透き通ってみえます。
初めて釣り上げた魚を、じっくり手元で観察することができるでしょう。
食べる目的なら、クーラーボックスに入れてしまえばいいのですが、せっかく始めた釣りという趣味を奥深いものにするために、魚そのものに対しても興味を持って接する良い機会になるかもしれませんよね。
サイズは、W21×D21×H23センチとコンパクトなので、満水状態でも汲み上げるのにさほど手間はかからないでしょう。
メッシュ仕様の上フタが標準で装備されていますから、魚が飛び出さず、水の入れ替えもカンタン。
実売価格は千円台なので、負担なく揃えることができそうです。
釣った魚を持ち帰って、飼育したくなるかもしれませんね。
初心者におすすめの堤防釣りの理由や、必要なタックルを紹介しましたが、いかがでしたか?
また釣りを趣味とすると、自然や魚種にも興味が湧いてきます。
釣りの面白さや魅力を一連の体験を通じて見つければ、それは間違いなく一生を通じて楽しむことができる趣味となるでしょう。
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