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フィンランドが生んだ美しいラパラのルアー!奇跡の誕生秘話をご存知ですか?
みなさんはラパラという釣り具メーカーをご存じですか?
ラパラとは北欧フィンランドを代表する、世界中の釣り人に愛され続けている老舗ルアーメーカーです。
創始者であるラウリ・ラパラが1936年に作った初めてのルアーは、松から剥ぎ取った樹皮に市販のお菓子を包んであった銀紙を巻きつけただけの粗末なものだったといわれています。
そのラパラが現在ではなぜとても美しいと言われ、どのようにして世界中で愛される釣り具メーカーへと成長していったのでしょうか?
今回は、ラパラがたどって来た歩みについてお話しましょう。
漁師だった創始者が生きる為につくったバスルアー
ラウリ・ラパラが初めて作った粗末なルアーでは、全く魚が釣れませんでした。
ラウリは貧しい漁師でしたから、釣れないままでは生きていくことができません。
なんとか釣れるものに仕上げたいと、ラウリは必死になって湖上に浮かび続け、研究、改良したルアーを試した所、なんとたった19日めには23キロものサケやマスを獲ることができたのです。
その噂が広まって、漁師仲間の間でラウリが作るルアーの評価が上がっていきました。
ラウリは仲間にもそのルアーを作ったといいます。
仲間にも分け隔てなくルアーを作ってあげたところに、後のラパラというメーカーの姿勢の根本が垣間見える気がしますね!
戦争に負けないルアー作り
しかし、1936年といえば、不幸にもロシアがフィンランドに侵攻した年。
ラウリは本業を追われ軍役に服することになります。
そのとき、彼は自作したルアーを持っていき、軍の食料確保のために現地において短時間で78匹もの魚を釣り上げ、貢献したそうです。
何とも頼もしく魅力的な生き方を、ラパラの創始者は送っていたことになりますね。
世界中がラパラのルアーを認めていく!
その後、ヘルシンキにある釣具店主がラパラルアーの評判を聞きつけ、自分の店で販売するために仕入れをするようになります。
1952年に開催されたヘルシンキオリンピックのときに、世界中の人々がヘルシンキの街で買い物をし、ラパラルアーにも出会いました。
それが世界中にこのルアーが広まるきっかけとなり、爆発的なヒットはアメリカで販売を手がけたノーマーク社によるものでした。
ひとりのフィンランド人が、家族を養っていくために命がけで作り上げたルアー。
それを現代の釣り人が使い、多大な恩恵を受けているという事実。
非常に興味深い歴史のつながりを感じずにはいられませんね。
いかがでしたか?
歴史的背景も美しいラパラのルアー。
これからも大切に使い続けたいルアーのひとつといえるのではないでしょうか?
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