太刀魚用ライトジギングにマッチしたロッドはどれを選べばいいの？

船釣りで太刀魚をターゲットにしているアングラーが悩むのは、実際に使うロッド選び。

ダイワやシマノなど各釣具メーカーから数多くリリースされていて、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。

そこで太刀魚のライトジギングにマッチした、おすすめのロッドをご紹介しましょう。

軽くてよく曲がる細身のイメージが強いですが、実際のスペックはどうなっているのでしょうか？

船から太刀魚を釣るためのロッドの中から、ライトジギングに適したものを取り上げてみましょう。

ライトジギングとは、軽めのウエイトのメタルジグを使って、バーチカルに攻める釣りスタイルのこと。

フォールの際にバイトがあれば、それを的確に感じ取ってフッキングに持ち込める感度が求められます。

しかしながら、高い感度=高弾性なブランクスという発想のままロッドを用意すると、せっかく食い付いた太刀魚を弾いてしまうことに。

微細なバイトも含めて、しっかりと乗せることを目的にした調子が、太刀魚ロッドには求められます。

太刀魚の口周りが薄くて硬いことからも、乗り重視である胴調子のロッドが、あらゆるシチュエーションで好釣果につながるのは間違いないでしょう。

そこに軽さが加われば、長時間のロッドワークにも疲れずに対応できるはずです。

太刀魚用のライトジギングに向いたロッドは、長さも重要になります。

胴調子で選ぶと、曲がりがかなり急になりますから、船べりに接触してしまうケースが。

それを防ぐためには、ある程度の長さがあるほうが操作しやすいでしょう。

目安として6フィート以上、例えば6.3フィートより長ければ、太刀魚やメタルジグによる負荷で曲がり込んでも、ロッドティップと船べりが干渉することを防げるはずです。

またグリップエンドも長いほうが、しっかりと自分の脇に挟んでロッドワークができるようになるので、とても便利ですよ。

太刀魚のライトジギングに用いるロッドは、他の釣りで使うロッドでも転用することが可能です。

例えば、流行りのタイラバ用ロッド。

扱うジグウエイトも似通っていますし、長さも操作性を優先させたものになっていますから、もし手元にタイラバ用ロッドがあるのなら、それを使って太刀魚釣りを始めても全然OKでしょう。

ただし、バイトがあるのに太刀魚がなかなか乗らないようなら、ロッドテーパーや硬さに問題があるのかもしれませんから、太刀魚専用のロッドを用意するほうが賢明です。

それでは、豊富な太刀魚用ロッドの中から、おすすめのアイテムをご紹介しましょう。

まずは、ダイワから。

鏡牙シリーズとして、太刀魚専用のブランドが立ち上げられています。

太刀魚釣り専用設計ですから、細部に工夫が盛り込まれているのが嬉しいですね。

こちらは鏡牙シリーズのスピニングロッドです。

バーチカルジギングはもちろん、キャスティングも絡めて広範囲を探るのに向いていますよ。

長さは6.4フィートで、60グラムまでのジグならキャスト可能です。

バーチカルに攻めるなら、200グラムまでぶら下げることができますよ。

自重125グラムと軽いので、太刀魚ジギング初心者の人にも扱いやすいロッドといえるでしょう。

6.8フィートとやや長いレングスを採用している、ダイワの鏡牙シリーズのベイトロッドです。

全体的に張りのある調子になっているので、ジグを操るジャークの幅をコントロールしやすい印象ですね。

自重は120グラムと軽めで、ジグの180グラムまで操作できるパワーを持っています。

ロッドの長さを活かして、さまざまなアプローチを編み出してみましょう。

ロッドティップは、チューブラータイプになっています。

ダイワの鏡牙シリーズで、軽さを武器に操作性を高めたベイトロッドです。

長さは扱いやすい6.3フィートに設定、自重は110グラムしかありません。

操れるメタルジグのウエイトは、最大で160グラムまで。

1.0号までのPEラインを用いて、多彩なロッド操作でジグにアクションを与えてみてください。

フォールの際のラインのたるみや変化に、いち早く気づけるようになりましょう。

シマノからリリースされている、水深10メートルから60メートルの浅い層に適した太刀魚ジギングロッドです。

長さは6.6フィートとやや長めで、自重は110グラムと軽め。

適合するメタルジグのウェイトは、30グラムから130グラムに設定されています。

PEラインは、1.5号まで操れるようになっていますから、大型魚が掛かっても安心してやり取りを楽しめるでしょう。

柔らかいブランクスイメージなので、よく曲がることを想定して船べりに立つようにしてください。

ソリッドティップを搭載した、シマノの太刀魚ジギング専用ベイトロッドです。

長さは6.8フィートで、自重はなんと106グラムしかありません。

最大で160グラムのメタルジグを操れるようになっているので、多彩なアクションを駆使して絞り込んだ層を丁寧に探ってみましょう。

ソリッドティップならではの食い込みの良さと、ハイパワーXで縛り上げた復元力の良さを体感してください。

長さ6.6フィートでMHパワーのブランクスを持つ、シマノの太刀魚ジギング専用ベイトロッドです。

張りのあるパワーロッドですから、小さなアタリでも積極的に描けに行くことが可能ですよ。

最大ジグウエイトは200グラムまで、水深50メートルから100メートル前後まで探りやすくなっていますよ。

体長1メートルを超えるドラゴン級サイズを狙って、ジグを操ってみましょう。

ロッドの可動域をぞんぶんに活用しながら、多彩なアクションで太刀魚を引き付けたいですね。

レギュラーファストテーパーを採用していて、狙った層を丁寧に攻め続けたいときに選びたいロッドです。

ジャッカルからリリースされている、太刀魚ジギングを楽しむための専用ロッドです。

7フィートという圧倒的な長さを利用して、ストロークを活かしたロングフォールの釣りを展開することができますよ。

フォールで落とし込むときに発生するバイトを、きっちりフッキングに持ち込める感度を持ち合わせているロッドです。

このロングレングスを使いこなせるようになれば、これまで獲れなかった太刀魚も手にすることができるようになるでしょう。

メガバスから発売中の太刀魚ジギング用ベイトロッドです。

水深100メートルの層でも攻略可能なブランクパワーを保持していて、さまざまなシチュエーションで活躍できるロッドに仕上がっていますよ。

長さは6.3フィートで、スローピッチやワンピッチジャークをカンタンにこなすことができます。

またフォールの際のアタリも取りやすく、どの層でもジグの操作性を高いレベルでキープできるようになっていますよ。

バットパワーも大型サイズに対処できますから、安心して太刀魚ジギングを楽しめるでしょう。

メジャークラフトからリリースされている、太刀魚ジギング用のベイトロッドです。

近海エリアで使えるモデルで、120グラム前後のジグをワンピッチジャーク・スローピッチジャークといったさまざまなジャークアクションを駆使できるように作られていますよ。

パワーのあるバットも魅力で、ドラゴンサイズをターゲットにゲームを組み立てることもできます。

ジグウエイト150グラムまでなら最大乗せることができますから、潮の流れが強めなエリアでも積極的に攻めてみましょう。

太刀魚用ロッドの特徴や使い方、おすすめのアイテムを取り上げましたが、いかがでしたか？

体長1メートルを超える個体が掛かることがありますから、大きな負荷に対応する心の準備はしておきましょう。

またライトジギングと全く重なるアプローチになるので、青物やマダイがフッキングすることも。

いきなり太刀魚と違う強烈な横走りが発生しますから、慌てずにロッドをしっかり曲げながら、ランディングに持ち込むようにしてください。