ベイトリールの使い方を詳しく解説!初心者がマスターしたい投げ方やコツを伝授!
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FISHING JAPAN 編集部ハイギア全盛のバス釣り用ベイトリールの中にあって異彩を放っているのが、ギア比6対1に満たないローギア設定のベイトリールです。
なんと人気メーカーのシマノには現行生産モデルの中に、ハンドル1巻きで60センチ未満のローギアモデルが、3台もラインナップされていますよ。
これはもう純然たる理由があるに違いないと確信、その理由を推し量ってみることにしました。
つまり、ローギアのベイトリールの存在価値や、その使い方を考えます。
目次
ローギアのベイトリールとは、そのギア比が低く設定されていることによって、素早くラインを巻き取ることができない・・・こう書くと語弊があるので、緩やかに巻き取ることのできるリールのことです。
実は筆者もバス釣りでよく使っているタイプのリールで、特に2014年リリースのカルカッタコンクエスト100の右巻きモデルと、2018年リリースのバンタムMGL PG左巻きモデルは、釣行時に外したことがありません。
使う理由はハッキリしているのですが、それは当方の都合であり、必ずしも正解ではなく、もっと他に理由があるように思えてならないのです。
実釣で2台のローギア・ベイトリールの使用を欠かさない理由は、ロッドの穂先を見ながら釣りができるからです。
もう少し踏み込むと、ロッドの穂先から伸びているライン、これを見ながら釣りができるからです。
具体的には、少々潜るクランクベイトをキャストして、ローギア・ベイトリールでリトリーブを開始。
ハンドルを回すたびにロッドの穂先がクランクベイトのあるほうへ曲がろうとするので、それ以上曲がらない程度にまで、ハンドルを回すスピードを緩めるのです。
すなわち、巻物の釣りを展開しているのに、ロッドの穂先はほぼ真っ直ぐ伸びたまま。
この状態をキープするためには、素早くラインを巻き取ってしまうハイギア・ベイトリールでは困難です。
まさに、ローギア・ベイトリールならではの存在価値があるように感じられるのです。
リトリーブしながらも、ロッドの穂先がほぼ曲がっていないということは、ラインもややたるんだ状態になっていることに。
もし、ここにバスがバイトしてきたら、それが微細なショートバイトであったとしても、ラインのたるみに派手な変化が現れます。
これがフッキングの準備を万全なものにし、確実にバスをとらえるための必要不可欠なサインとなるのです。
それを作り出せるのが、ローギア・ベイトリール。
だから外せない理由になるわけです。
こんな切り口=使い方でローギアのことを判断している人が他にいるとは思えず、今回の考察に至った次第です。
現行のおすすめローギア・ベイトリールを使いながら、そのメリットをつらつらとピックアップしてみましょう。
そのうち正解にカスっている事象が、出てくるかもしれません。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 ブラックバス 18 バンタム MGL PG 左ハンドル ロープロベイト パワーゲーム
シマノのベイトリール・バンタムMGLは、2018年にリリースされました。
PGと冠されたモデルは、ギア比5.5対1のローギア設定。
ハンドル1巻きで59センチのラインを巻き取るように出来ています。
なぜ左巻きハンドルにしたかというと、2014年から使い続けているカルカッタコンクエスト100が、右巻きたったからです。
単に巻き取りによる手首や腕の疲れを、左右の手で分担することによって軽減したいと考えてのことでしたが、元々ローギア・ベイトリールの巻き取り作業で疲れた覚えがないので、この配慮はややムダでした。
ただ、左巻きにも慣れることができたし、前述のラインのたるみも、たるみの変化を見てバイトを感知することも可能になりました。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 14 カルカッタコンクエスト 200 右ハンドル バス釣り マキモノ
商品画像は200になっていますが、実際に使っているのは、100番のカルカッタコンクエスト右巻きモデルです。
もう6年もの間、ラインのたるみをロッドの穂先を曲げずに作り出すためだけに、使い続けてきました。
巻き心地に変化はありません。
釣行後、水道の蛇口でジャバジャバと水洗いして自然乾燥、レベルワインダー周りとギア・スプール・ハンドルノブなどに粘度の低いオイルを垂らすだけでしたが、壊れるそぶりも見せてくれません。
ラインのたるみは、10センチ程度の稚魚バスがじゃれついてくるのさえ、確実に表現します。
目に見える情報によって獲れるバスの数は格段にアップし、その中に稀に見る大型サイズも混じるようになり、自分自身の釣りスキルに少しは変化が出てきたのかなと、思えるようにもなりました。
これが、ローギア・ベイトリール最大のメリットだったのかもしれません。
バスを釣るきっかけの一端を、垣間見たような気分です。
2020年には、カルカッタコンクエストDCに100番モデルが追加されることになり、ここにまたローギア・ベイトリールの選択肢が増えます。
スプールの直径が33ミリ、ということはカルカッタコンクエスト100のスプール・36ミリよりも小さくなります。
ハンドル1回転の巻き取り量は、58センチと59センチでほぼ変わらず。
となれば、キャストフィールに差があるぐらいで、ラインのたるみは同じように発生させることができるでしょう。
3月には釣具店に並ぶ予定ですから、1台購入してみることにしました。
ローギア・ベイトリールの新たな魅力が、考察の確かな手がかりになってくれるはずです。
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