DAILYランキング
障害物周りやテトラに潜む大型の黒鯛を狙う!!前打ち釣りのポイントやタックル選びなどまとめてご紹介!
黒鯛は一文字ケーソンに比べて、テトラやスリットケーソン、前方にあるオイルフェンスなどに付いていることが多いです。
そのため、通常の垂直ケーソンとは違った釣り方をマスターすれば、より多くの釣果を上げることが可能になります。
今回は、障害物周りやテトラに潜む大型の黒鯛の狙い方をご紹介します!
目次
釣り場の形状に対応した釣り方
落とし込み釣りには釣り場の形状に対応した釣り方がいくつか存在します。
・平場の垂直一文字ケーソンを釣るヘチ釣り
・目印を使った落とし込み釣り
・障害物周りを釣るヘチ
・目印を使った落とし込み釣り、
・前方をヘチ・目印を使って釣る前打ち釣り
ボートから前方を釣るのも前打ち釣りのバリエーションといえるでしょう。
ここでいう平場とは釣り場の構造体が平面的で、その構造体の中に黒鯛が隠れる場所がないところをさします。
もっとも、そんな平場にも底や壁に変化があるところがあり、そこがポイントになっていたりします。
基本的に隠れ場所が少ないので、黒鯛は警戒しやすくなります。
野島防波堤の前打ち
前打ち釣りは黒鯛が住み着くテトラや石畳が狙い目!?
和田防、テトラ
スリット形状やパイル鋼管、台船、テトラポッドなどは、黒鯛が住み着いたり身を潜める場所があるため、黒鯛にエサを喰わせるのは平場と比べると容易になります。
警戒心も少なくなりますが、潮が澄みきったり、人の気配を感じられると警戒モードは高くなります。
テトラは、積み重なった穴の間や海藻の下、テトラの底など、季節や潮の満ち引きによって黒鯛のいるポイントは変わってきますが、驚くような大きなアタリが出ることも多いです。
テトラや石畳に代表される前打ち釣りは、一般的には壁を釣らず、前の障害物周りやテトラの穴、際から離れている前を釣りますので、黒鯛の警戒心は平場の壁を釣るよりは、少なくなる場合が多いといえるでしょう。
前打ち釣りのタックルの選び方
和田防の釣果
テトラに代表される前打ち釣りのタックルは、落とし込み釣りの竿に比べて、長めで腰の強い竿になります。
リールは目印用のものが通常使われますが、深いタナや竿一本以上の前を狙うときは、ヘチ用リールの使用をお勧めします。
道糸やハリスも際の壁を釣る落とし込みと比べて、一般的に太いものが使われます。
前打ちの竿は、竿先が柔軟で胴に乗る腰の強い竿が、おすすめです。
リールは、竿の長さや狙うタナによっては糸を送ることも多いので、ヘチ用のリールが良いと思います。
ガイドも糸通しが良いもの、道糸や竿もベタつかない材質のものを選びましょう。
前打ち釣りで使用する道糸、ハリスは、なにを基準にして決めるのか?
道糸はテトラの形状や大きさによっても異なりますが、テトラの際や穴に擦れるリスクや、ハリスへの負担を考えると、道糸はナイロンの太め3~5号、ハリスは狙うチヌのサイズにもよりますが、確実に獲るためには最低3号から4号ぐらいは必要です。
特に大会などで長寸勝負のときは、タックルをなめてかかると、深い穴でかかった大型のチヌを獲ることは出来ないでしょう。
一文字ケーソンでも、南港の関電波止のように底が磯のように荒いところは、前打ちで底や底の少し手前を狙うときは、ハリスは太仕掛けをお勧めします。
前打ち釣りのバリエーションを身につけて、落とし込み釣りの可能性を広げよう
南港バラ石
通常の落とし方でなかなかアタリを作れないときは、思い切って前を狙うことをおすすめします。
関東の野島防波堤や神戸和田防でも、前に潜む沈みケーソンや、沈みテトラを探っていくと、アタリが連発することも珍しくありません。
スリットケーソンの前、底を探ったり、木更津防波堤の堤防と堤防の間を超前で探ると、アタリが連発したことがあります。
前打ち釣りは、ベタつかず、糸通しの良い竿、フロロカーボンのように自重がある糸を使うことが肝心です。
釣り人の皆さんもぜひ、前打ち釣りを試してみてはいかがでしょうか。