ガンクラフトのロッドインプレ大特集！人気のバスロッドからエギングロッドまで

コスメがかっこいいロッドといえば、ガンクラフトのバスロッドやエギングロッドでしょう。

ブラックとシルバーのコントラストや、グリップ周りのデザインが、他メーカーにはない独特のセンスを醸し出していますよね。

釣り場でもすぐに気づいてしまう、その先鋭的な雰囲気に、夢中になっているアングラーは多いでしょう。

ガンクラフトとは、紀伊半島に拠点を置き、バスはもちろんエギングなどのソルトシーンにまで活躍の幅を広げている、総合釣具メーカーです。

主宰の平岩孝典さんや、タレントアングラーの吉田撃さんなど、個性に富んだスタッフが多いことでも有名ですね。

ここではガンクラフトが製作したロッドの中から、人気モデルをピックアップしてインプレをおこなってみましょう。

ガンクラフト専属のアングラー・吉田撃さんがプロデュースしたベイトロッドです。

ガンクラフトを代表するルアー・ジョインテッドクローを始めとするビッグベイトからラバージグまで、さまざまなルアーに対応できるスペックを持っていますよ。

実際に使ってみると、近い距離でも扱いやすいレングスで、オーバーハングの奥などのピンスポットに向かって正確にアプローチすることが容易です。

オカッパリシーンで持参するロッドを減らしたい人に、とても適しているといえるでしょう。

6.7フィートという長さは、他メーカーではあまり採用されていません。

ということは、機種の品番に67という数字が並ぶだけで、アングラーが注目してくれる要素になっているはずです。

実際にフィールドで振り回してみた感じでは、周囲の木々の枝や草によく当たる長さではなく、ルアーの飛距離もじゅうぶんに伸ばせるアドバンテージを含んだものに仕上がっています。

硬さは、ガンクラフトのロッドらしく、ジョインテッドクローやラバージグを軽々とキャストできてしまえるパワーを持たせたものに。

ちょっと張りがあり過ぎかな？という第一印象でしたが、1オンスのラバージグをぶら下げた状態でロッドを振ってみたら、とてもアキュラシー精度の高いアプローチを繰り返すことができました。

自重152グラムが、軽いか重いかは意見の分かれるところですが、操るルアーに対してじゅうぶんなフトコロの深さを持たせようとすれば、この自重は正解なのかもしれませんね。

このベイトロッドは、ジョインテッドクローマグナムの専用ロッドとして作られたものです。

ジョインテッドクローマグナムは、タイミングよくアクションを加えると多くのバイトが得られるビッグベイトに仕上がっていますから、瞬間的に確実なフッキングができなければバスをとらえることが難しくなります。

パワー不足なロッドでは、そういうアクションを加えることもフッキングに持ち込むことも困難なので、このデッドソードマグナムが企画されたとのこと。

ロッドにパワーを持たせて張りのある高弾性素材を採用し、独自のファーストテーパーアクションに仕上げられています。

フィールドで手にしてみると持ち重り感はさほどなく、ジョインテッドクローマグナムをキビキビと操ることができました。

5オンスのルアーまでキャストできるので、大型のビッグベイトを背負う場合でも、安心して振り切れるのが嬉しいですね。

長さは7.6フィートもありますから、フルスイングすればイメージよりも遠くへ着水するケースがほとんど。

ガイド周りもしっかり作り込まれているので、折れるようなトラブルを心配する必要がありません。

当然ジョインテッドクローとの相性もよく、大型河川で試したときも、その取り回しの良さや抜けの良さにびっくりしました。

バス狙いではなく、河口域まで降りてシーバス狙いにシフトしても、そのままのタックルでアブローチできるのがいいですね。

本流と支流が交わるポイントや、護岸カバー周りにジョインテッドクローを着水させて、ゆっくりと流れに乗せます。

ボディをよじらせながら、流れをボディ側面で受けた瞬間にバイト。

豪快に暴れるシーバスの進行方向とは逆向きにロッドを倒してから、強めのフッキング。

こちらが仕掛けたパワーがきっちりとルアーに伝わり、シーバスの上アゴをとらえた様子を確認して、ロッドを立てて引き寄せました。

60センチ程度の個体でしたが、お腹はパンパン。

ヒラスズキか？と思うほどの体高で、その引きの強さにもこのロッドはびくともせず耐えてくれましたよ。

リールには2.5号のPEラインを巻いていましたが、ラインブレイクすることなく取り込めたのも、このロッドのスペックのおかげでしょう。

ガンクラフト最大級のジャイアントベイトである、ジョインテッドクロー303尺-ONEを操るための専用ロッドとして設計されたのが、このロッドです。

ジョインテッドクロー303尺-ONEを使うときに、既存のロッドではパワー不足に陥ってしまい、キャストすら決まらなくなります。

このデッドソード尺-ONEなら、パワー・取り回しの良さによりキャストしやすく、巻く・止める・ジャークするなどの基本的なアクションを演出しやすいように仕上げられています。

実際に振ってみると、ジャイアントベイトの重さに負けない操作性の高さに気づかされますし、他に類を見ないロッドなので、使いこなしたい気持ちにさせてくれますね。

とにかくパワフルなロッドで、こういうタイプの味付けを好むアングラーは結構多いですから、人気が高まるのも当然でしょう。

琵琶湖のオカッパリを楽しんでいる人や、リザーバー上流部でデカバス狙いに徹している人など、活躍できそうなシチュエーションがいくつも思い浮かびますね。

ソルトウォーターゲームでもガンクラフトのロッドは人気です。

新しい専用ブランクスによる軽量化が実感できるエギングロッド・スーパーバイオレンスジャークをチェックしてみましょう。

実際に握ってみると、手元に伝わってくるさまざまな情報量が豊富で、他メーカーの過去のエギングロッドより向上していることが分かります。

また、エギを沈めたときの底の状態・潮の変化・イカのわずかなアタリ等々、素早く感じることができますね。

エギングロッドには珍しく1ピース構造を採用しているので、2キロクラスの大型アオリイカが掛かってもカンタンにのされることなく、やり取りをスムーズにおこなうことができましたよ。

4号サイズのエギを操ろうと思ったら、適合しているロッドがどんどん長くなってしまうのが納得できなかったアングラーは多かったでしょう。

このスーパーバイオレンスジャーク・7.2フィートを使えば、足元の急深エリアで意図的にエギを踊らせたり、しっかりフォールさせることが可能です。

アオリイカをフッキングしてからのやり取りに、多少の不安はありました。

でも実際に寄せてみると、暴れてエギから外れてしまうこともなく、手前に点在するシモリにも引っ掛かることなく取り込めましたよ。

とにかくパワーとトルクが凄いので、アオリイカに主導権を渡さずに短時間でランディングネットに収められるのがいいですね。

ガンクラフトのロッドバリエーションを特集しましたが、いかがでしたか？

なかなか手に入らない機種もありますから、中古ショップを見て回る人も少なくありませんが、ぜひ新品の状態から使ってもらいたい逸品ばかりです。

細部に渡って釣るための道具に仕上げられているところが、ガンクラフトロッドの強みでしょうから、あなたの釣りを支えてくれるのは間違いありません。

今後も新しいアイテムが増え続けるはずですので、その都度実釣インプレを掲載する予定です。