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ブラックバスの飼育はダメ!絶対!法律で禁止されているのはナゼ?

FISHING JAPAN 編集部

釣り人の間で絶大な人気を誇るブラックバス。

釣りの対象魚として、とても興味深い生態を持っています。

だからといって、自分の家へ持ち帰って飼育してはいけませんよ。

「えーっ、なんでダメなの?単なる魚じゃん!」

いいえ、違います。

ブラックバスは単なる魚ではないのです。

ブラックバスは目的を持って放流された外来魚だった!

ブラックバスは、大正14年ですから西暦1925年の6月に、神奈川県の芦ノ湖に放流された外来魚です。

ナゼ放流されたのか?については、記録が残っていますよ。

“どのような河川湖沼にも生息できて、繁殖が容易で釣って楽しく食べて美味しい”からだそうです。

当時の放流当時者が、そのように判断したのですから、将来的に日本人のタンパク質補給源を担ってくれるものと期待していたのでしょう。

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食用としての看板が外されてしまった感のあるブラックバス

食用としてブラックバスが歩み出していたら、ここまで嫌われ者にはならなかったかもしれません。

繁殖力の高さが、生態系に与える影響少なからず!と判断されるに至り、とうとうこんな法律が定められることになりました。

「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」、2015年の6月に施行されて、捕獲したブラックバスを飼育することはできなくなってしまったのです。

飼育以外にブラックバスを知る方法はないの?

飼育禁止になったとはいえ、学術研究や展示・教育のためなら、飼育が許可されるレアケースもあるようですが、それは飼育と呼べるものではありません。

釣ったブラックバスを持ち運ぶことすら禁止されていますから、最悪の場合は逮捕されます。

そんな危険を冒してまで、ブラックバスを飼育する必要などないのです。

ですから、ブラックバスの生態を知りたい!観察したいと思っている人は、他の手段・方法を考えるようにしましょう。

飼育に見合うような観察の方法を自分で編み出そう!

ブラックバスの飼育が、現代の日本で不可能になった経緯について調べてみるのは、とても良いことかもしれません。

日本は法に基づいて統治されている国ですから、その国民である以上は、法を守ることを最優先しましょう。

その上で、飼育に見合うような観察の方法を、自分なりに編み出せばいいのです。

フィールドに足を運ぼう!

ブラックバスを観察するには、フィールドに足を運ばなければなりません。

自然は常にその様相を変えるもの。

それに対処できるように、服装や基礎知識を身につけましょう。

準備が完了した段階で、よりブラックバスに近づくための道具を用意するのです。

ブラックバスの観察にはカヤックがおすすめ!

ブラックバスの観察には、カヤックがおすすめです。

エンジンなどの動力が要りませんし、藻の上でも前進することが可能です。

水深が50センチもあればじゅうぶん浮かべますから、産卵行為などの生態を真近で観察することができるでしょう。

水槽に入れた飼育スタイルよりも、極めて野生的で開放的なそのままのブラックバスを、自分の目に焼き付けられるのです。

ブラックバスのこれから

そしてそれを見た後で、ブラックバスのこれからについて、じっくり考えてみてください。

既存の生態系をおびやかすだけの悪魔なのか、釣り対象魚としてもてはやすだけのオモチャなのか、はたまた別の姿が垣間見えるのか。

あなたにとってのブラックバスを、大きく考え直すきっかけが得られるかもしれません。

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