カワハギ 写真

カワハギ料理を堪能しよう!食べると意外に美味しい!?皮をきれいに剥ぐ方法からおすすめレシピまで一挙ご紹介します!

FISHING JAPAN 編集部

エサ取り上手で小憎らしいところがあるカワハギですが、食べると意外においしい魚ですよね。

釣った魚は美味しくいただく、これがある意味、釣り人の義務ですから、今回はオススメの調理法をいくつかご紹介したいと思います!

皮の上手な剥き方

カワハギという呼び名通り、皮を剥いで食べるのが料理の基本になります。

間違っても皮は食べないで…、いや硬くてとても食べられないと思います。

まずは、皮を剥ぐ方法からご説明しましょう。

スタートは、出刃包丁を使って唇の部分を切り取ります。

硬い一枚歯があるので、その後ろから切り取りましょう。

次に、頭の部分にある硬い棘を切り取ってから、棘があった部分のすぐ後ろから包丁を入れ、胸ビレあたりまでザクっと切れ目を入れます。

次に、頭と胴を両手で掴んで、切れ目から左右に裂いて下さい。

こうすると美味しい肝を痛めずに取り出すことが出来ます。

取りだした肝は、あとで肝醤油を作る際に使うので、軽く水洗いして小皿にとっておきましょう。

頭と胴に分かれたカワハギは、皮を丁寧に剥いで下さい。

また、頭の部分には内臓とエラが残っているので、綺麗に取り除いておきましょう。

もし、小型を1匹丸ごと煮付けにしたい場合は、唇を落とした後、頭の棘を切り腹側の硬い皮の部分も切り取ってから、包丁で頭から口に向けて皮の部分だけを切り取っていきます。

この状態で口のあたりから皮を引っ張って剥いていくと、綺麗に全身の皮が剥けます。

この際、胸ビレの付け根部分に皮が残っていないか、よく確認して下さいね。

全身の皮を剥いだ時、この部分が一番残りやすいです。

ご飯がすすむ、カワハギの煮付け

煮付けはカワハギの定番料理のひとつですね。

総菜にもなるし、酒の肴にもピッタリだと思います。

鍋に醤油、酒、みりん、砂糖に少量の水を加えて煮汁を作ります。

煮汁が沸騰してきたらカワハギを入れ、キッチンペーパーで落とし蓋をして15分ほど煮ます。

全体に煮汁が回るように、時々、カワハギに煮汁を掛けながら煮て下さいね。

煮汁が半分ぐらいになるまで煮込んだら完成です。

お好みでゴボウを添えて煮ても美味しいですね。

肝醤油で絶品の味、カワハギの薄造り

カワハギの胴の部分の皮を綺麗に剥いだ後、背ビレや腹ビレ、尾ビレを切り落としてから身の両側から包丁を入れ、三枚に下ろします。

三枚に下ろした身には、表側に薄皮が付いているので、包丁で皮を引いてから、さく取りして中骨を取り除きます。

あとは好みの厚さで薄造りにしていけば完成です。

薄造りを肝醤油で食べる場合は、肝をさっと湯に通してから細かく潰して、醤油に混ぜましょう。

これだけで、美味しさが倍増しますよ。

子供も食べやすい、フィッシュ&チップス

西欧人が大好きなフィッシュ&チップスは、白身魚のカワハギでやっても美味しくいただけますよ。

三枚に下ろしたカワハギの身を適当な大きさに切り、塩コショウをして全体に小麦粉をまぶしておきます。

ボウルに小麦粉、ベーキングパウダー、塩、卵、ビールを加え、よく混ぜてからカワハギの身をくぐらせ、170度ぐらいの油でカリッと揚げたら完成です。

短冊に切ったジャガイモを一緒に揚げると一層、美味しいです。

子供にも食べやすいですね。

晩酌のお供、カワハギの干物

カワハギは干物やみりん干しにすると、よく身が締まって美味しいですね。

小型のカワハギでする場合は、皮を剥いだあと身を開かずにそのまま干しましょう。

少し大きめのものは、二枚に開いた方がよく味が染みて美味しいです。

そのまま素干しにする場合は、10%程度の塩水の中に1時間ほど漬け込み、そのまま干しあげます。

みりん干しにする場合は、二枚に開いた身を醤油とみりんを同割りにしたタレの中に入れ、1時間ほど漬け込みます。

干す時は、つけダレをよく拭ってから天日で干しましょう。

あとは軽く炙って頂いてください。

いいお酒の肴になりますよ。

釣り人の皆さんも、下処理を丁寧にして、煮ても焼いても揚げても美味しいカワハギ料理をご堪能下さいね!

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