オーストラリアで尺ギスを狙え!50cm超の世界一大きなキスも釣れる!?オススメの釣り場や釣り方のコツについてご紹介します!

FISHING JAPAN 編集部

昔からキスは、八十八夜を過ぎてから釣れ出すといわれていますね。

毎年、八十八夜は5月2日前後にやってくるので、ちょうど大型連休のまっただ中、お天気さえよければ家族そろって釣りに出かけても楽しい時期です。

今回は、そんな家族連れにぴったりな魚・キスについてご紹介します!

キスの魅力は派手な引き!

キスは飛びきり大きくなってもせいぜい30数cm、日本記録でも36cmほどしかないスレンダーな魚です。

釣り人に絶大な人気があるのは、この清楚で美しい体に似合わず派手な引きを見せるからです。

また、キスは大きくなるほど警戒心が強くなり、なかなか釣り人のハリに掛かってくれません。

そこも、釣り人を熱くさせる要因のひとつでしょう。

30cm近くなると「ヒジ叩き」とか「鉄砲ギス」と呼ばれるようになります。

ヒジ叩きとは、釣り上げたあとハリを外そうとして魚をにぎったとき、尻尾でパタパタと釣り人のヒジを叩くことです。

また鉄砲ギスと呼ばれるのは、立てかけておいた竿をなぎ倒すほどの激しいアタリをするためで、エサを食った瞬間に鉄砲玉のようにすっ飛んでいくからだといわれています。

大型はこれほど激しいアタリと引きを見せるのですが、警戒心が人一倍強いのでオモリが着水する音だけで驚いて逃げてしまうことが多いのです。

それにいくら大きなアタリが出ても、最初のアタリで合わせるとまずハリに掛からないのが、大型ギスの特徴ですね。

大型ギスは、最初エサの端をくわえて振り回し、そのあと改めて飲み込む習性があります。

そのため、竿が倒れるほど大きなアタリが出ても、最初のアタリでは決して合わせず、2回目のアタリを待ってしっかり合わせるのが釣りのコツだといわれています。

キスの王様、キングジョージ・ホワイティング

さて、キスは日本だけでなく、アジアやオーストラリアにも生息しています。

特に多いのが、オーストラリアですね。

その中でも日本のシロギス以上に警戒心が強く、なかなか釣れないといわれているのがオーストラリアの西海岸に住む世界一大きなキス、スポッテッド・ホワイティングです。

現地では、このキスの王様に敬意を表してキングジョージ・ホワイティングと呼んでいます。

キングジョージが棲むのは、世界一クリーンな都市といわれている西オーストラリア州の州都、パース周辺です。

キングジョージは、最大で70cmを超えるといわれており、この世界最大のキスを狙って日本からも釣りに出かける人がいます。

その度に50cmを超えるものが釣れているので、その内に70cmオーバーが記録されるかもしれませんね。

オーストラリアでは尺ギスが釣りやすい!

キスは警戒心が人一倍強く、何かあるとすぐ逃げ込める藻がよく茂った場所に多く生息します。

そのため、投げ釣りでは狙いにくく、ボートからの釣りになります。

エサはイカの切り身やタコの足、エビなど色々ですが、特に大型を狙うときはなぜかタコの足がよいといわれています。

このほかオーストラリアには、日本のシロギスによく似たイエローフィンホワイティングというキスも多いですね。

日本で尺ギス、つまり30cmを超えるキスなどなかなか釣れないので、投げ釣りをする人には尺ギスを釣るのが夢となります。

このイエローフィンホワイティングは、30cmを超える大型が珍しくありません。

投げ釣りで簡単に釣れるため、パースにはいくらでもいるようですよ。

日本のキス釣りだけでなく、海外でのキス釣りもまた違うおもしろさがあって魅力的ですね!

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