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磯釣りで水中の流れをつかもう!小さなアイテムが大きな効果を示す!ウキで流れを確かめる方法をご紹介!

FISHING JAPAN 編集部

磯に立って海をみると複雑な模様が起こるように、潮の流れや水温の違いなどで、波立ち方も色も違って見えることがあります。

潮を読む事が最も大事な磯釣りですが、水中の流れをつかむことが大事です。

そこで重要なアイテムを紹介しましょう!

潮の流れを見抜こう!

潮の流れが重要なポイントとなる磯釣り。

風によって起こる波は、海全体が風と同時に起こるのですぐにわかるでしょう。

魚が敏感になる潮、つまり餌を運んでくる潮は、海中に発生する大きな流れを意味します。

干満の差によって大きな流れが発生するわけです。

それ以外にも、水温の移動等によっても対流は起こります。

魚は潮の流れによって餌が流れてくるということを、本能で知っています。

また、流れの上にむかって泳ぐ習性もあります。

釣りで利用する流れは、磯周辺の流れです。

磯の地形、海中のシモリ(根)等によって、流れは複雑に変わります。

立っている磯が大きな流れの中にある磯は、一級の磯です。

大きな流れが岩をかすめていき、渦巻きができたり、しっかりとした潮目ができたり、わき上がる潮や沈み込む潮が刻々と変化していきます。

地方(ジカタ)の磯は、そういった流れが起きにくいですが、それでも磯の地形によって小さなヨレ(小さな潮目)沈み潮、泡目潮、サラシ潮で流れの変化が至る所に発生します。

私の場合は、餌を運ぶ潮はどの潮かみるようにしています。

表面からみてわかる流れは泡目、潮目などで、その部分の真下の潮は潜り潮と仮定して攻める際の最初のポイントとなります。

餌を撒きすぎないようにしなくてはいけません。

なぜならば、周りの潮がそこに集中してくるため、水の中は餌だらけになっています。

魚が寄ってくるところと信じていれば、餌はたくさん撒くより少量ずつこつこつ撒く方が、魚との接点がより近くなります。

潮を受けるためのアイテム!

フカセ釣りの場合、ウキの役目はいろいろあります。

遠投する、潮に乗せる、アタリを取る、タナを合わせるといったことの他に、ウキ自身を比重1+αにして沈めて行き潮をとらえる使い方があります。

これは撒いた餌の行方をみているとわかることもありますが、表面より1mくらいから更に下の方は違う流れを示す時があります。

しかし撒き餌の投入点や表面との流れの差などを知るために、表層に一つのウキ、水中にも潮を受けるパーツを付けたりします。

写真のウキの下に付いているものが「潮受けゴム」といい、ウキをスイベルや錘から保護する役目と仕掛けを投入する際絡まないようにする役目の他、水中に比重1で入っていきます。

そのことにより水中の潮をつかみ、流れを知ることができます。

まさに潮受けゴムという名前があるとおり、何も付いていない時より餌の行方に沿っていく効果があります。

必須アイテムとなっていますよ!

アタリを取る!

この潮受けゴムは、仕掛けがなじむ前でも、餌取りなどのタッチがあっても、ウキに動きが出ます。

居食いをした小さなアタリでも、何らかの変化を感じ取ることができます。

そのため親ウキに変化がなくとも、合わせることができます。

考え方として、水中の潮をよりとらえるために水中ウキを大きくし、潮受け抵抗を大きくしたものが親子のセットウキです。

赤いトップが本体から離れていき、水面に残り、大きい方のウキが水中へ入っていきます。

このウキが面白いのは投入の際は1つのウキ、着底して仕掛けが立ち出すと水中ウキとアタリウキに分かれます。

水中ウキで深い部分の潮をとらえ、小さなアタリを子ウキ(オレンジのトップ)で取ります。

確実に食い込み発した時は、子ウキもアタリと同時に消し込みますが、潮が不安定で魚の悔いがイマイチの時に効果を発揮します。

組み合わせは何通りも!自分にあった仕掛けを作ろう!

刻一刻と変化する潮流に対応するための無難な仕掛けを紹介しました。

このような組み合わせは何通りも作ることができます。

うまく潮をとらえてがっつりゲットしましょう!

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