ルアーのアップ写真

ルアーに自分で塗装するにはどうすればいいの?

FISHING JAPAN 編集部

美しく塗装されているルアーには、ウロコなどのさまざまな模様が描き込まれています。

エアブラシを駆使して、専門家が仕上げているのは明白ですが、そこまで本格的にやらなくてもルアーを塗装することはできないでしょうか?

ここでは、釣りに効果のあるセルフなルアー塗装について、詳しくご紹介しましょう。

ルアーに塗装するのって難しい?

ルアーを美しく塗装するには、やはり専用の道具と、それを使いこなすための高いスキルが必要になります。

例えば、筆や刷毛の代わりに用いる、エアブラシ。

コンブレッサーを回して空気を送り込み、その噴射で塗料を対象物に吹き付けていくアイテムですが、誰でもカンタンに使いこなせるものではありません。

空気の圧や塗料の濃さなどを調整しながら、何度も重ね塗りしていく作業になります。

これはもう、職人レベルの高いスキルが無いと、緻密なウロコ模様をルアーに載せるのは難しいでしょう。

そこで考えたいのは、もっとカンタンにルアー塗装を実践できないか?ということ。

実はすでにさまざまな方法がトライされているので、有効なルアー塗装法をピックアップしてみましょう。

まずは、エアブラシの代わりに使えるものを探します。

スプレー缶のラッカーが市販されていますが、噴射される塗料の量を微調整しにくいので、ルアーに向けるとベタベタに。

しかもシンナー系の揮発剤が大量に部屋に充満することになり、健康上あまりおすすめできるものではありません。

そこで手に取ってもらいたいのが、爪に塗るマニキュアです。

少量の塗料を付属の刷毛で取り出すことができ、ルアーの任意の場所に着色していくことが可能です。

さまざまなカラーやラメ入りのものが販売されていて、しかも安価なものも選べるので、ルアー塗装にはベストマッチかもしれません。

保管方法も、専用の瓶に入れておくだけなのでとても楽。

100均ショップに出向くと、とても豊富な種類のマニキュアが並んでいますから、ぜひチェックしてみましょう。

実際に市販のマニキュアを、ルアーに塗ってみました。

仕上がった表面には、ところどころにムラがありますから、美しく仕上げるには時間がかかりそうです。

でもバイトマーカーを描き入れるだけならカンタンに済ませられますし、傷付いた箇所の塗装補修にも便利です。

ただし、強い衝撃にはハガレやすく、何度も修正を繰り返すことにはなりそうです。

修正の都度カラーを変えていくと、バリエーション豊かなカラーリングを楽しめるでしょう。

ルアーのボディに黒い点=バイトマーカーを描き込もう!

ルアーのボディをよく見てください。

ボディの真ん中辺りに、黒い真ん丸なカラーが塗られています。

これがバイトマーカーで、なんと魚はこの黒丸目掛けて食い付いてくるのです。

一説には、魚の目玉に見えるかららしく、バイトマーカーの無いルアーにも塗ってみたくなります。

前述のマニキュアでもかまいませんし、文房具の油性サインペンでも代用できそうです。

クルマの補修用アイテムをルアー塗装に使ってみよう!

ルアーのバイトマーカー塗装用として、耐久性の高い塗膜を作れるのか、クルマ補修用のタッチペンです。

カーアイテムショップやホームセンターなどに出向くと、ズラリと並んでいます。

さまざまなカラーが、小型のペンとして選べるので、携行・保管にとても便利。

水に強いところも、ルアー塗装には向いているでしょう。

ベースに黄色や白色を塗ってから、黒色のバイトマーカーを重ね塗りすると、とてもよく目立つ仕上がりになってくれます。

描く黒色のバイトマーカーは、意外と大きなサイズになっても有効です。

既存のルアーにとらわれずに、いろいろと試してみることが大切になります。

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セルフ塗装したルアーをキャストして釣りを楽しみたい!おすすめのタックルを選んでみた!

自分で各種塗装アイテムを使って仕上げたルアーをキャストするのに、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。

15g前後のクランクベイトを操るなら、Mパワーブランクスのベイトロッドがマッチします。

リールは、太いラインを大量に巻けるベイトリールなら扱いやすいでしょう。

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ダイワからリリースされているバス釣り用のベイトロッド・リベリオンシリーズの中から、662MFBを選んでみました。

全長は1.98mと、2mを下回る長さですから取り回ししやすく、さまざまなシチュエーションに持ち込めるでしょう。

特にオカッパリアングラーなら、草木が生い茂っているところでも、ヤブコギしながら入っていけそうです。

2ピース仕様になっていて、仕舞寸法は103cmにまで縮まります。

ウエイトは104gと軽めなので、長い時間釣りを続けても、あまり負担には感じないかもしれません。

先径/元径は、1.8/10.9mmとやや太め。

適合するルアーウエイトは、5gから21gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら8lbから16lbまでです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、99%に設定されています。

実際に手に取って継いでみると、ファーストテーパーらしくロッドティップ付近まで張りがある印象を持ちました。

でも硬過ぎる感じではなく、バックスイングでルアーのウエイトによる曲がりを発生させやすく、そのまま前方へルアーを放つと、飛距離はしっかり伸びてくれました。

リトリーブ中は、ルアーのウォブリングアクションを確実にとらえてくれて、バイトがあればロッドティップに表れるのが扱いやすいです。

グリップ周りは細身で握りやすく、手首を柔軟に動かせるのが嬉しいです。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

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ダイワから発売中のベイトリール・スティーズAⅡシリーズの中から、左巻きハンドル仕様のエクストラハイギアモデルを選んでみました。

そのギア比は、8.5対1に設定されていて、ハンドル1巻きにつき90cmものラインを回収することができるように作られています。

最大ドラグ力は5.0kgで、ウエイトは190g。

スプール寸法は、直径が34mmです。

ボールベアリングは、10個搭載しています。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら14lbを100m巻けます。

実際に手に取って使ってみると、全体的に剛性が高く、フレームがキリッと安定している印象です。

ギアやスプールの軸がしっかり支えられているので、巻き心地がとても滑らかで軽快です。

クラッチの切れ・つながりもよく、長く手元に置いて使い続けるのに適しています。

実売価格は4万円台と、ハイスペックならではの高い価格帯に設定されていますが、購入を検討してみたくなる内容だと感じます。

バス釣りはもちろん、他魚種でも大型魚でも、しっかりと支え続けてくれるでしょう。

できるだけ太いモノフィラメントラインを使えば、カバーやストラクチャーに擦れても、カンタンに破断してしまう展開にはならないはずです。

ルアーを自分で塗装してキャストし魚を釣り上げよう!

ルアー塗装を実践するための方法や具体的な塗料、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

ルアー全体を美しく塗装する!と考えるのではなく、釣りに有効な小さな塗装から始めてみることが大切です。

あとはどんな配色なら魚は反応しやすいのか、さまざまなカラーを試しながら気づけると最高です。

基本的には、チャートやピンクといった膨張色を塗装すれば、魚に見つけてもらいやすくなります。

そこにバイトマーカーを描き込んで、しっかりと誘いをかけるようにしたいものです。

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