ルアーのアップ写真

ザリバイブの使い方ってどうすればいいの?定番バイブレーションルアーを徹底チェック【一誠】

FISHING JAPAN 編集部

まるでザリガニのような外観に仕上げられているのが、一誠からリリースされているバイブレーションルアー・ザリバイブです。

バス釣りはもちろん、シーバスなどのソルトウォーターゲームでも活用することができます。

どんなアプローチを実施すれば釣れるのか、その使い方や実釣インプレ、おすすめタックルについてご紹介しましょう。

ザリバイブとは

ザリバイブとは、一誠から発売中のバイブレーションルアーのことです。

正式名称は、G.C.ザリバイブですが、ここではザリバイブで表現を統一します。

独特な立体感を保持していて、逃走しているエビ・ザリガニなどの甲殻類にそっくり。

設定サイズは3種類ラインナップされていて、最も大きなタイプが全長84mmでウエイト40g。

これだけ重ければ、ロングキャストを実践するのはとてもカンタンですし、ボトムも取りやすいでしょう。

実際にフィールドでキャストしてみると、MHパワーブランクスのベイトロッドで30mを超える飛距離なら、カンタンに叩き出すことができます。

もっと空気抵抗を受けて失速するのかな?と考えていたのですが、空気を切り裂くように飛んでくれるのはありがたいです。

着底後の様子を足元でチェックすると、30cmほど沈下した辺りからシミーフォールに切り換わります。

シミーフォールとは、ボディを揺らしながらボトムへ向かうアクションのこと。

アングラー側が操作して引き出せないアクションなので、ザリバイブの設計段階で仕込まなければならないのです。

左右にフラフラと揺れますから、内臓されているスチール・ガラス・真鍮=ブラス製の各ラトルが、しっかりと音を発生させます。

水中で起きる音はよく響き、離れた場所にいるバスを引き寄せてくれるでしょう。

着底姿勢は、ボトムに立つ状態で静止します。

リールハンドルを回してリトリーブを開始すると、立ち上がりよくウォブリングアクションを発生。

ラトル音は、シミーフォール時よりも明確に鳴り響き、バイトチャンスを膨らませてくれます。

広範囲から活性の高いバスを見つけ出したいなら、最大サイズの84mmタイプを使ってみましょう。

次に取り上げるのは、全長67mmでウエイト20gのタイプ。

Mパワーブランクスのベイトロッドで操れるので、一般的なバス釣りタックルに乗せて、キャストを繰り出してください。

立ち上がりレスポンスは良好で、ボトムの地形変化やバスのミスバイトすらも、情報として的確に手元でとらえられるはずです。

サーチベイトとしてより多くの情報をゲットしたいときに、この67mmタイプをラインに結んでください。

全長57mmの小さなザリバイブを使いこなそう!

ザリバイブのラインナップで最も小さいジュニアサイズは、全長57mm・ウエイト14gのタイプです。

それでも14gもありますから、納得の飛距離を叩き出してバスを誘ってくれます。

発生する音や波動が抑えめになるので、ハイプレッシャーなシチュエーションで使ってみるといいかもしれません。

またバスが捕食しているベイトフィッシュのサイズが小さいと判断したときにも、このコンパクトシルエットは効果的です。

シミーフォールもしっかり演じてくれるので、橋げたやコンクリート壁・垂直岩盤などに沿って落とし込むと、思わぬビッグバスに出会えるでしょう。

ボトムに当たっても跳ね過ぎないボディ形状に注目!

ザリバイブを使うメリットは、遠くでアクションしていても、しっかりと振動が伝わってくるところにあります。

もしその振動が途切れたら、ボトムの地形変化に当たったか、沈下している障害物に触れたか、バスに食い付かれたかになります。

フッキング動作へつなぐこともできますし、そのままリトリーブを続けてもかまわないでしょう。

もう一度同じポイントへアプローチするときは、リフト&フォールを絡めても面白いですし、お腹部分をボトムに接地したまま、ズル引きしてみるのも効果的です。

ボトムに接触しても跳ね上がり過ぎないので、バスの目の前から一瞬で消え去る動きにはなりにくく、そのぶんバイトは確実に増えるでしょう。

ザリバイブをキャストして操るのにおすすめのタックルを選んでみた!

ザリバイブをロングキャストしてリトリーブするのに向いている、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

3つのタイプを全て使いたければ、MHパワーブランクスのベイトロッドが必要になります。

ロングキャストしてシミーフォール、着底からのリフトを考えると、長めのブランクスのほうが操作性はアップしそうです。

リールは、12lb以上のモノフィラメントラインを100m程度巻けるベイトリールがあれば、扱いやすくなります。

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人気のブラックレーベルシリーズに、モバイル系ベイトロッドがラインナップされています。

全長は2.13mでMHパワーブランクス、継数は5本構成です。

仕舞寸法は、なんと49cmにまで縮まりますから、トラベルバッグなどに収納して持ち運ぶのに適しています。

ウエイトは125gと軽めで、先径/元径は2.4/14.8mmと太め。

適合するルアーウエイトは、7gから42gまでです。

これならザリバイブ全アイテムを、ロングキャストすることが可能でしょう。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら10lbから20lbまで。

PEラインなら、最大5号まで使うことができます。

ブランクスはレギュラーファーストテーパーで、カーボン素材の含有率は99%になっています。

実際に継いで振ってみると、とても張りのあるパワフルなブランクスに仕上がっています。

グリップは握りやすく、グリップエンドまでがさほど長くはないので、取り回ししやすい印象です。

実売価格は3万円台と、ハイスペックに見合った価格帯に設定されています。

モバイル系ベイトロッドを1本持っておけば、さまざまな釣り場へ持ち込んで活用できます。

バス釣りはもちろん、シーバスゲームやロックフィッシュゲームなど、ザリバイブと一緒に投入してビッグフィッシュを釣り上げてください。

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ジリオンシリーズの中から、左巻きハンドルのエクストラハイギアモデルを選んでみました。

ギア比は8.5対1なので、ハンドル1回転につき90cmのラインを巻き取ることができるように作られています。

最大ドラグ力は5.0kgで、ラインキャパはモノフィラメントラインなら14lbを90m巻けます。

ウエイトは175gと軽めで、スプール径は34mm。

ハンドルの長さは90mmで、ボールベアリングは8個装備されています。

実際に手に取ってみると、コンパクトでパーミングしやすい印象です。

クラッチのつながりはスムーズで、低い弾道で伸びるようなキャストフィールを楽しめます。

ボディフレームはカチッとした剛性感が備わり、強引なリトリーブやフッキング動作をおこなっても、問題なくランディングに持ち込むことができました。

実売価格は3万円前後と、ハイスペックならではの価格帯に設定されています。

ソルトウォーターゲームにも積極的に投入してみましょう。

使用後は、レベルワインドやスプール周りを丁寧に水洗いしてください。

ザリバイブの使い方をマスターしてビッグサイズの魚を釣り上げよう!

ザリバイブの特徴や使い方・実釣インプレ、おすすめのタックルを取り上げましたが、いかがでしたか?

シーバスゲームを実践するなら、河口域に近い河川や水路で、護岸などの人工カバーやストラクチャーを狙ってください。

太めのモノフィラメントラインなら、少々擦ってもラインブレイクには至らないでしょう。

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