タングステンシンカーってどんなタイプがあるの?おすすめアイテム10選
シンカーといえば、これまで鉛で出来たものをメインに使っていました。
投げ釣りや船釣りで用いる20号や30号のオモリは、ほとんどが鉛製だったのです。
ところが、もっと比重の高い素材で作られた、コンパクトボリュームのオモリ=タングステンシンカーが現れたのです。
コンパクトだと根掛かりを防げますし、風の抵抗を受けにくいですから飛距離も伸びます。
メリットの大きいタングステンシンカーにはどんなタイプがあるのか、詳しくご紹介しましょう。
バス釣りやシーバスゲーム・ロックフィッシュゲームといったルアー釣りや、マルイカ・ヤリイカ狙いの船釣りでも使われていますよ。
目次
タングステンシンカーとは
タングステンシンカーとは、鉛ではなくタングステンを素材にした釣り用シンカーのことです。
発売当初はとても高額でしたが、今では安いものも出回るようになりました。
いわゆるレアメタルの部類に含まれますから、貴重なのは変わりありませんが、釣り道具として広く使われるようになりましたから、もうレアとも呼べないですよね。
テキサスリグやダウンショットリグ、最近ではフリーリグやキャロライナリグによく使われています。
ワームのボディに直接差し込むネイルシンカーとしての役割も、かなり有名になりましたね。
ネイルシンカーをセットしたネコリグを使えば、食い渋るバスをバイトに持ち込むことができるでしょう。
タングステンシンカーのタイプ①スリップシンカータイプ
タングステンシンカーのタイプは、かなり豊富に揃えられていますよ。
使い方にも直結しますから、しっかり覚えておくようにしましょう。
まずは中央に穴の開いた、スリップシンカータイプ。
これは穴にラインを通すようになっていて、そこにフックを結んでワームを装着すれば、テキサスリグが出来上がります。
濃いカバーを直接攻めることのできるリグなので、使っているアングラーも多いでしょう。
軽いものなら1/16oz前後、重いものなら2ozを超えていくものまであります。
釣り場のシチュエーションに応じて、ウエイトを使い分けることで釣果が大きく変わってきますよ。
遠投してボトムをズル引きしたいなら、重めのスリップシンカーを用いてヘビーキャロライナリグにセットしキャストしてみましょう。
ボトムの凹みや、散らばっている石・岩などにシンカーが引っ掛かった瞬間、魚がバイトしてくるかもしれませんよ。
タングステンシンカーのタイプ②スイベル付きシンカータイプ
タングステンシンカーのタイプとして、最近よく使われるのが、スイベルが装着されて一体化した、スイベル付きシンカータイプです。
リグの最も下側にぶら下げると、ダウンショットリグを形成できますし、スイベルの穴にラインを通して、その後にフック+ワームを結べば、フリーリグの完成です。
このフリーリグ、沖のブレイクラインなどの地形変化を探るときや、カバー周りを撃つときに、とても重宝しますよ。
ラインの張りを緩めると、ワームが一瞬でフリー状態になるのがいいですよね。
食わせの間やタイミングをはかりたいときに、とても便利です。
各メーカーからリリースしているおすすめタングステンシンカーはこちら
それではおすすめのタングステンシンカーを、タイプ別にご紹介しましょう。
多くの釣具メーカーから発売されていますので、実際に使って試してみたものを中心に、挙げていきます。
購入する際には、価格と内容量、つまり何個入っているかを必ずチェックするようにしてください。
「うわ、300円だっ!安いっ!」と感じても、1個しか入っていなかったらちょっとツライですよね。
スリップシンカータイプ
ダイワ(DAIWA) シンカー バザーズ ワームシンカー TG NEWバレット プロパック 3/16oz
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ダイワから発売中の、ラインを中通しにできるスリップシンカーです。
カラーがあまり目立たないものにしているので、バスの目はワームに向くでしょう。
穴は樹脂製のパイプでカバーされていますから、ラインが擦れて破断してしまうのを防いでくれます。
大胆に強めのフッキングをキメてくださいね。
JACKALL(ジャッカル) シンカー JKタングステン カスタムシンカーバレット ヘビータイプ 42.0g(1-1/2oz) 2個
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- ¥1,633(Yahoo!)
ジャッカルからもタングステンシンカーのスリップシンカータイプがリリースされていますよ。
こちらはかなり重めの42.0グラム。
ヘビーキャロライナリグで大遠投する際に効果的でしょう。
濃いウィードがびっしり生えたエリアで、パンチングアプローチするのにも向いていますね。
ロッドはヘビーアクション前後の硬めのものを用意して、ベイトリールには16ポンドのフロロカーボンラインを100メートル程度巻いておくことをおすすめします。
かなり飛距離が伸びますから、対岸の近い小規模河川などでは使わないようにしてください。
他のアングラーに当たったりしたら、大変危険ですよ。
これもスリップシンカータイプなのですが、中央の穴の部分の加工精度を上げるためにスペースメタルを使っているとのこと。
これによりラインブレイクを抑えることに成功しているらしいので、実際に使ってみました。
確かに中通しした部分のライン表面が、ざらざらした状態になっていませんね。
安心して使い続けるには、じゅうぶんに条件を満たしているシンカーだといえるでしょう。
ちなみにスペースメタルとは、低公害なポリアミド樹脂とタングステンをミックスした素材です。
スイベル付きシンカータイプ
Fish Arrow(フィッシュアロー) フリリングシンカー タングステン 1/4oz 7g.
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フィッシュアローから発売中のスイベル付きシンカーです。
フリーリグやダウンショットリグなどに活用できますよ。
根掛かりを抑えるスリム形状なので、どんなエリアにも投入できるのが強みですね。
ボディ表面の凸凹は、フラットなボトムに小石が転がっているだけでも、しっかりとらえて手元に情報として伝えてくれるでしょう。
フーターズ タングステン ドロップショットシンカー 2.6g-14g(3/32-1/2oz) 3/32oz(2.6g) タングステン素材
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- ¥440(楽天市場)
コスパ優秀な、スイベル付きシンカータイプです。
比重18のタングステン素材を利用し、スリムなドロップ形状に作られていますよ。
安く手に入るので、各ウエイト別に揃えておきたいですね。
同時に2つのシンカーをラインに通すアングラーも現れています。
リグの作成には何のルールもありませんから、想像力を働かせて実釣向きのセッティングを生み出すようにしてください。
ちょっと太ったティアドロップ形状の、スイベル付きシンカータイプです。
ボトムまで落ちた際に横倒れせず安定してくれるので、ロッドワークを加えればワームがキレよくアクションしてくれます。
定位置からあまりリグを動かしたくときに、ぜひ使ってみてください。
ダウンショットリグとの相性はバツグンでしょう。
ネイルシンカータイプ
クギの形をしたタイプのタングステンシンカーで、ワームに突き刺して使います。
ジャッカルの製品は、シンカーの側面に刻まれたギザギザのカエシが、とても鋭くて深いので、一旦ワームに刺せばなかなか抜け落ちません。
キャストの衝撃などで、シンカーだけどこかへ飛んでいってしまうトラブルとは無縁でしょう。
ロングストレートワームのネコリグでアプローチする際に、ぜひ使ってください。
内容量が多くて、とてもコスパ優秀なタングステンシンカーです。
ワームにしっかり刺さりますし、丁寧に作られているので製品ムラがあまり見られません。
ただし、ちょっと太目に作られているせいか、細いストレートワームに挿入すると膨れ上がってしまいます。
ボリュームのあるワームに使用することをおすすめします。
その他タイプ
バリバス(VARIVAS) ノガレス TGグレネード クイックチェンジャー 10g (約3/8oz)
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素早く取り換えることが可能な、引っ掛けタイプのタングステンシンカーです。
これならトータルウエイトを調整したいときに、とても便利ですよね。
カバーや地形変化に積極的に当てながら、魚のバイトを待つようにしましょう。
素材には高比重で知られている、焼結タングステンが使われています。
こちらは船釣りでマルイカやヤリイカ・スルメイカなどを狙う際に、仕掛けを素早く落とし込むためのタングステンシンカーです。
30号というヘビーウエイトで、イカ釣り仕掛けを一気に狙った層まで落とすことができますよ。
高比重18タングステンを素材に使っているので、ボリュームが鉛と比べてコンパクトになるのが強みですね。
ルアー釣り以外でも、タングステンシンカーは活用されているのです。
タングステンシンカーを駆使してあらゆるリグを操れるようになろう!
タングステンシンカーのタイプや、おすすめアイテムを特集しましたが、いかがでしたか?
バス釣りはもちろん、ロックフィッシュゲームやシーバスゲーム、チニングなどにも欠かせなくなってきた感のあるアイテムですから、もっと使いやすく進化していくのは間違いないでしょう。
ウエイトが重くなると、キャストの際にラインブレイクする確率が上がります。
周囲に他のアングラーがいないか、よく確認してからロッドを振りかぶるようにしましょう。
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