筏釣り特集！人気メーカーのおすすめアイテムや便利グッズを徹底紹介10選

チヌを釣るのにさまざまな釣りスタイルがあります。

落とし込みやフカセなどと並んで熱い人気をキープしているのが、筏釣りです。

三重県や愛知県、紀伊半島周辺を中心に盛んにおこなわれているので、体験した人も多いでしょう。

ここでは、その筏釣りで用いるおすすめタックルや便利グッズについてご紹介します。

筏釣りとは、フロートに木を組んで作った筏に乗って、専用のタックルでチヌ釣りを楽しむ釣り方のことです。

撒き餌をダンゴにして放り込み、ボトムで割れた瞬間に貝やボケなどの食わせ餌が飛び出す仕組みになっていますよ。

筏の真下を釣る形を採りますが、そこは海ですから潮の流れがあります。

上手から下手へと流れる潮に撒き餌を漂わせて、その煙幕の切れ目に食わせ餌を置いて誘う瞬間がたまりません。

ラインがどんなふうにフケるのか、集まって来た魚の中に潜むチヌの位置や向きはどうなっているのか、そして今この時に餌をどの角度からついばんでいるのか等々、まるで高度な心理戦を闘っているかのような展開に、手に汗を握るようになります。

「うわ、めっちゃ楽しそうじゃん！」

その通り！筏から狙うチヌ釣りは、自分自身の集中力が試される極上の釣りスタイルなのです。

筏釣りは、入り組んだ湾内に筏を設置するので、船釣りのような大きな揺れは伴ないません。

それゆえに船酔いでツライ思いをした経験のある人でも、気軽に始められるメリットがあります。

リアス式海岸で知られている紀伊半島周辺、特に三重県・愛知県は、筏釣りのメッカと呼ばれていますよ。

関東地方なら、房総半島や三浦半島周辺で筏釣りを楽しめるでしょう。

その他九州や四国地方にも良好なポイントが点在していますのでチェックしてくださいね。

筏釣り用の筏には、トイレまで常設されています。

長時間の釣りにも対応できますし、女性や子供が困ることもありませんから、人気を下支えしているメリットといえるでしょう。

筏釣りにはルールがあります。

自分だけではなく、他のアングラーも同乗しているのが常ですから、迷惑をかけない行為を心がけましょう。

例えば、静かに歩かないと筏自体が揺れますよね。

穂先の微細な変化を集中して見つめているタイミングで、不意に揺れると釣りになりません。

きちんとあいさつをしてコミュニケーションを取り、自分が持ち込んだタックルは大きく広げず片づけておくようにしたいものです。

釣れた魚を筏の上でさばいたりする行為もNG、血が散ると周辺で釣れなくなってしまうからです。

小さなサイズの魚が釣れたら、リリースしてあげることも忘れないでくださいね。

それでは筏釣りにおすすめ人気タックルをご紹介しましょう。

ダイワやシマノなどから、数多く専用ロッド・リールなどがリリースされています。

ランディングネットや撒き餌用バッカンなども必要ですから、ぜひ参考にしてくださいね。

シマノからリリースされている、スタンダードな筏釣り専用ロッドです。

ロッドの粘りでチヌを浮かすことができますし、MHタイプは極先・攻、Hタイプは先・フカセと穂先の性格にあわせた調子が設定されています。

リールの上向きや下向きに合わせて握った感じをアジャストできるCI4製リールシートは、リールをしっかり安定できるスクリューシート形式を採用していますよ。

高感度なグラスソリッド穂先でミニクロガイドを装着、元竿部分にはLCガイドが付いています。

シマノの専用ロッドをもう1本ご紹介します。

3本の穂先を標準装備していて、釣り方や餌の違いで穂先を替えることができるようになっています。

SRタイプとは、ショートレンジのことで操作性に優れた味付けをしていますよ。

攻・先・フカセ調子の3つの穂先から選択できて、短めに作られた全長は、障害物の多い釣り場なとで有効になります。

LRタイプというロングレンジのロッドも用意されていますよ。

ダイワからリリースされているベーシックな筏釣りロッドです。

グラスソリッド穂先なので、食い込みが良いのが特徴です。

LSリールシートを搭載していて、スライドフード内部に設置されたクッションがリールを安定させ、ガタつきなどを防いでくれますよ。

他にパイプシートタイプもラインナップ、用途に応じて使い分けてみましょう。

ダイワの筏釣りロッドで、穂先にSMT＝スーパーメタルトップが採用されています。

これにより感度が向上し、チヌの微細なアタリも確実にとらえられるようになるでしょう。

巻き込んでも折れない穂先というのは、大きな安心感につながりますよね。

F-125タイプは、トップからベリーまでが通常よりもマイルドな味付けで、アタリが見やすくなっているのが特徴です。

長さは最も短いタイプですから、長さの異なる機種も釣具店手に取ってみてください。

これは極めて安い筏釣りロッドで、コスパの優秀さでは飛び抜けた存在です。

プロマリンらしいアイテムといえますが、実際に使ってみるとじゅうぶんに筏釣りに対応できますよ。

メインのロッドがトラブルに見舞われた際などに、予備用として持ち込んでおいても使い勝手がいいでしょう。

家族や仲間と一緒に筏釣りを楽しむ際には、複数本用意しておきたいですね。

シマノの筏釣り専用リールです。

左ハンドルなので、右利きのアングラーが利き腕でロッドを持って操作したいときにベストマッチしますよ。

独自のチョイ出しクラッチは、クラッチを押している間だけスプールがフリーの状態になります。

ベイトリールのフリッピングスイッチのようなものですが、これがとても便利。

仕掛け作りや落とし込み、ボトムに餌を這わせたい瞬間などに活用してください。

ダイワから発売中の高精度なマシンカットリールです。

70ミリの大口径スプールにギヤ比4.7対1を搭載、サミングスペースがじゅうぶんに確保されているのが使いやすさにつながっていますね。

独特な配色は、アメリカ映画のアイアンマンそのもの。

釣具は個性的でインパクトのあるものが、やはり楽しいですね。

筏釣り用のランディングネットです。

玉ノ柄と軽量な四つ折枠にマイクロメッシュネットがセットになっていますよ。

玉ノ柄部分は、85センチから130センチまで長さの調節ができます。

40センチのラウンド枠は、軽量なアルミ素材で出来ていて、コンパクトに折りたためます。

ネットは、水切れがよくてチヌのエラやヒレなどがひっかかりにくいマイクロメッシュの3ミリ目を採用しています。

オールラウンドに使えるシマノのバッカンです。

練り餌作りに筏へ持ち込んで使ってみましょう。

持ち運ぶ際に2つのハンドルを同時に握ると、カンタンに1つにくっ付いてくれるようになっていますよ。

塩ガミしにくいファスナーも便利ですね。

ダイワのクーラーボックスを準備していれば、釣ったチヌの携帯に便利で、また、各種タックルの保管にも役立ちます。

500ミリのペットボトルが立てて並べられるのは嬉しい特長です。

上の蓋は、左右どちらからでも開けられる両開きタイプで、取り外すことが可能です。

そのおかげで、家に帰った時のメンテナンスが楽になりますよ。

フロントロックは、片手でスムーズに操作できるようになっていますよ。

筏釣りの内容やおすすめタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか？

チヌ釣りにはさまざまな釣り方がありますが、やり取りに集中できる環境が整った筏の上で、存分にトシナシサイズと格闘してみるのは楽しいですよ。

食うはずなのに食わない！とか、餌をローテーションしても食わない！という、常に次の一手が求められる展開に、筏釣りの魅力が凝縮されています。

ノッコミシーズンはもちろん、あらゆるタイミングでチヌを釣ることができますから、ぜひ今年から筏釣りを始めてみてはいかがでしょう。

それぞれの筏で定められたルールが異なりますから、釣りを始める前にじゅうぶんに理解することに努めてください。

ひとりで筏を使えるケースは稀ですから、先に筏に乗っているアングラーがいた場合は、必ず声をかけてあいさつすることを忘れないようにしましょう。

釣りをしていて発生したゴミは、最後に集めて持ち帰ることも率先して実行してくださいね。