スコーピオンDCのアップ写真

スコーピオンDCを使ってみた!DCブレーキ搭載モデルの実力を徹底チェック

FISHING JAPAN 編集部

バス釣り場で独特のギューンという金属の擦れるような音が響いてきたら、シマノのDCブレーキが稼動している証しです。

そのブレーキシステムを搭載しているベイトリールの中で、最もコスパ優秀な機種が、スコーピオンDCなのです。

ハイエンドモデルではないものの汎用性に優れていて、淡水・ソルトの別なく使うことができます。

使った後に水洗いしてもDCブレーキシステムが壊れてしまうことはありませんので、安心してメンテナンスを施してください。

スコーピオンDCとは

シマノのDCブレーキ・I-DC5が搭載された最安値設定のベイトリールが、スコーピオンDCです。

すでに発売が開始されて数年経ちますから、多くのユーザーにバックラッシュトラブルを防ぐ満足感を与えていますよ。

専用プログラムされたコンピュータ基盤が、防水ラッピングされてボディ内部のスプール軸にはめ込まれています。

これがスプールの回転とともに通電し、プログラム通りのブレーキをかけるようになるのです。

あまりによく出来たブレーキシステムなので、バス釣りはもちろん、ボートシーバスやロックフィッシュゲームなどのソルトウォーターゲームにも幅広く使われています。

実際にスコーピオンDCを使ってみたインプレを、詳しくご紹介しましょう。

スコーピオンDCの自重に注目!

スコーピオンDCは、自重が215グラムです。

ということは、バンタムMGLやカルカッタコンクエスト100と全く同じになります。

これらのユーザーが、2台め3台めのリールを増やす際に選択しやすいよう設定されているとも考えられます。

もしあなたがDCブレーキを使った経験がないなら、次に購入する候補の1台として考えてみることができますね。

ベイトリールの自重は、結構重要なスペックといえます。

重過ぎれば使いたくなくなりますし、軽過ぎればキャストフィールそのものが崩れてしまう恐れがあるからです。

過去のある時期、ベイトリールは軽ければよい!というような風潮が蔓延っており、新しく開発されるものがどんどん軽量化されたことがありました。

軽ければ手首は疲れにくいですから、バスからのバイトサインに俊敏に反応できると信じられていたのです。

でも実際には、バイトはラインのフケ方や走り・止まりで判別するものですから、剛性感を落としてまで軽量化に走る必要はなかったと気づかされます。

そういう転換期を経て出来上がってきたベイトリールの中に、スコーピオンDCは含まれていたといえるでしょう。

真っ黒なボディカラー

スコーピオンDCをロッドにセットしてみると、真っ黒なボディカラーが落ち着いた雰囲気をもたらしてくれます。

黒いカラーのリールは、どんなロッドにもフィットしやすいメリットがありますよね。

手元が引き締まるような感覚は、釣りをする上でとても大切な要素かもしれません。

黒やトーンを落としたカラーのロッドが結構市販されていますから、どのメーカーのロッドとも相性は良いでしょう。

黒いボディカラーのベイトリールは、冬場などの寒い季節に重宝します。

なぜなら、弱い太陽光でも表面の温まるのが早いですし、一度温まればすぐには冷えてしまうことがありません。

リールを包む手のひらを冷たさから守るためにも、温もりがキープできるカラーをおすすめします。

「グローブを装着すれば冷たくないよ!」という人もいるでしょうが、実際にグローブを装着した手のひらでベイトリールをパーミングすると、いつもの手元感度が得られないケースが出てきます。

グローブの感触に慣れるまでは、黒いボディカラーに頼れるというのもありがたいですね。

DCブレーキ・I-DC5を搭載

スコーピオンDCに付いているのは、DCブレーキ・I-DC5です。

リールの外部側面にダイヤルが付いていて、数字が1から4、そしてAが選択できるようになっていますよ。

1がブレーキ弱めで、ライトリグやノーシンカーワーム・小型ミノー・シャッドプラグなどのキャストに向いています。

使用説明書では、真逆の4にダイヤルを合わせて、バックラッシュトラブルを防ぐように指示していますが、4で軽いルアーをキャストしようとすると、ブレーキが掛かり過ぎてあっという間に着水してしまいます。

自分で練習を繰り返しながら、1で軽量ルアーをキャストできるようになってみましょう。

バックラッシュを抑え込みながらも飛距離が伸びる!

使うルアーのウエイトや風向きに合わせて、ブレーキダイヤルの数字を上げていきましょう。

最大の4にすると、ほぼバックラッシュせずにキャストすることができます。

Aは、細かな調整をせずにオートでキャストに臨めるモードで、これもほぼバックラッシュを抑えてくれますよ。

サイドカップを開放してリール内部を見てみると、ブレーキ調整用の目盛りが設定されています。

この目盛りには、スプールに巻くライン(ナイロン・PE・フロロ)の種類が書き込まれているので、実際にスプールに巻いているラインに合わせて切り換えてください。

DCブレーキの調整方法をマスターすれば、飛距離を伸ばすのはさほど難しいことではありません。

よく効いてくれるブレーキを、飛距離を伸ばすために緩めていく感じといえばいいでしょうか。

ノーマルのセッティングのままなら大して飛距離は出ませんが、それはバックラッシュを防ぐという目的を達成するための分厚いフィルターのようなもの。

自分のキャストスキルさえ向上すれば、少しずつ外してもかまわないものです。

滑らかに調整できるメカニカルブレーキ

スコーピオンDCには、他のベイトリールと同じように、ボディ側面にメカニカルブレーキが付いています。

ノブは滑らかに回るのでこれをしっかり締めて、クラッチを切ってもルアーが急にスルスル落ちていかない程度に調整しましょう。

あとはDCブレーキのダイヤルを動かしながら、バックラッシュせずにキャストできるセッティングを見つけ出してください。

村田基さんによるスコーピオンDCの解説動画はこちら

いつ聞いても分かりやすい村田基さんの解説動画、スコーピオンDCの特徴をうまく表現していますよね。

特に注目なのがメカニカルブレーキのところで、実際に触ってみても調整時の回転が極めて滑らか。

ここで安定して回転させるためのスプールの位置が決められるわけですから、滑らかに微調整できるほうが扱いやすいのは当然のことでしょう。

サミングしやすいスプール形状

もう一点特筆すべきは、スコーピオンDCに搭載されているスプールの形状です。

スプールのエッジ部分がボディフレームからせり出しているので、サミングをおこなうときに親指で直接触れることができます。

ラインに触れてサミングするより、確実に飛距離調整しやすいのが大きなメリットですね。

シマノ (SHIMANO) ベイトリール 17 スコーピオン DC

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参考価格:¥26,087

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バックラッシュしにくいベイトリールを探していたところ、15メタニウムDCと迷った挙句この17スコーピオンDC購入となりました。巷間のレビューでサミング無用の性能を謳うブレーキシステムI-DC5がいかほどのものか実際に試してみるべく夜の大阪湾ボートシーバスに行ってみました。メカニカルブレーキはフリー、ブレーキはオートに合わせて闇夜に向かってキャスト!
感想は、凄いの一言!マジでサミングがほぼ不要で向かい風にもキャストが可能でした。あまり軽すぎるルアーは得意ではないけれど、シーバス用のプラグならほぼどんなシチュエーションでもOKです。結果このリールを使うことで格段に釣果がアップしました。

出典:amazon

この独特のスプール形状、つまり親指でラインではなくスプールエッジを直接触ることのできる形状は、古い時代のベイトリールにはひんぱんに採用されていました。

例えば1950年代前後のダイレクトリールを見てみると、フルーガーやシェイクスピアのリールスプールは、ほとんど直接触れてサミングできたのです。

その効果は大きく、バックラッシュしやすかったダイレクトリールでも、狙ったポイントにルアーを送り込むことが可能でした。

キャストの精度が、アングラーの手元でギリギリまで調整できる仕組みになっていたのです。

これから開発される新しいベイトリールにも、ぜひ採用してほしいスプール形状ではあるのですが、ラインキャパがどうしても減ってしまうので、ちょっと難しいかもしれませんね。

19アンタレスに搭載された第三世代のMGLスプールは、極端に幅の狭いナロータイプでしたから、親指の側面でスブールをタッチしやすくなっていました。

こちらを使いこなせるようになるほうが、手っ取り早いかもしれません。

スコーピオンDCを使ってさまざまなルアーをキャストできるようになろう!

スコーピオンDCは、ノーマルギアとハイギア、左・右巻きハンドルから選べるようになっているベイトリールです。

自分の好みの設定を選んで、DCブレーキの性能を堪能してはいかがでしょう。

メーカー希望販売価格は、37,500円。

実売価格は3万円を切るケースが多いので、とてもリーズナブルでコスパが優秀であることは間違いありません。

アメリカでは、最新ベイトリールのSLXにDCブレーキを搭載したものがリリースされたようですから、日本市場のスコーピオンDCにも何らかの影響が出るのは必至でしょう。

次のフィッシングショー会場で、シマノリールの新しい流れを確認できるかもしれませんよ。

スコーピオンDCがどのようなカタチになっているか、楽しみにしながら参加してみましょう。

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