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最大40cm超!鹿島沖のデカフグ
大型ぞろいで人気を集める茨城県鹿島沖のショウサイフグが盛期を迎えている。
鹿島沿岸の水深20〜25m付近に産卵で集まるフグはとにかくデカくて30cm級は当たり前、鹿島港の利喜丸を訪れた当日は40〜42cmの特大サイズまで登場した。
とはいえ相手はなかなか掛けられない難敵。
エサばかり取られるようなら落とし込みの誘いと空合わせをミックスして掛けにいき、ときには軽くキャストしてゆっくりとサビきながらアタリを出す攻めの姿勢が必要だ。

まさにでかフグ。胴も太い!
今年もトラフグフィーバーで盛り上がったのはご存じのとおり。
昔は宝くじ的存在だったトラフグも、近年は常磐〜関東エリアでよく釣れる。
だが、ショウサイフグを忘れてもらっては困る。
取材した鹿島沖のショウサイフグはこの時期、産卵で乗っ込む大型が釣れるのが魅力だ。
トラフグも日によって数尾交じるし、海水温上昇の影響か近年は良型のカワハギまで掛かるようになった。
昨年プライベートでフグ釣りに来た際、25cm前後のカワハギが5枚釣れた。
いつしか鹿島でも「カワハギ乗合」が始まったりして。

オモリが軽いから女性にもおすすめ
南のポイントを探索
そこで6月14日はショウサイフグ、トラフグ、カワハギの刺身3種盛りで味比べと、獲らぬタヌキの皮算用を決め込んで鹿島港の利喜丸へ。
「今日は鈴木さんの取材だって?」と宿でお会いしたのは岡下さんら4人組、古くからのネット釣り仲間だ。
昔話に花が咲いているうちに5時の出船時間となり、「今日はナギなので遠くのポイントまで行ってみます」と大川船長。
私を含め13名にて出船となった。
ショウサイフグは泳力が弱いので、ウネリがあると砂中や岩陰に隠れてしまう。
ナギの日のほうが狙い目で、あとはトロトロと潮が流れてくれれば大釣りが期待できる。
船は南下して5時50分にエンジンがスローダウン。
「やってください。水深は25m。ここは根掛かりの心配はありません」とさっそく開始となった。
1投目から右舷トモの岡下さんにヒット、30cmのショウサイフグを抜き上げた。
「今日はよさそうだ」と思ったものの後が続かない。
30分粘ってもアタリはなく、「ここは数が出るのになぁ」と船長も困り顔。
原因はいわゆるナギ倒れ、まったく潮が流れていない。
そこでさらに南へ10分ほど走り、「水深25m。根の上なので根掛かりに気を付けて」とのアナウンスで第2ラウンドがスタートした。
すぐに左舷胴の間の亀山さんがヒットさせたのだが、掛かっていたのはホウボウ。
「こっちにきたよ」
左舷トモで声が上がったので駆けつけると、仲間の小川君がバトルの最中。
かなり重そうなので、よもやのトラフグか?とカメラを構えた。
しかし海面を割ったのは球体ではなく、平べったい魚。
1.5kgのヒラメだ。
10分経過したところで、ようやく左舷ミヨシの宮下さんが28cmのショウサイフグをゲット。
利喜丸の常連さんで今シーズンのフグ釣りは今日で7回目という猛者、トラフグも3尾釣ったらしい。
そのとき他船から無線が入ったようで、急いで20分ほど北に戻ると鹿島の船が4隻集ほどの砂地で再開だ。
「きたよ」
声を上げたのは釣友の塙君。
30cmほどの丸まるとしたショウサイフグを釣り上げた。
これを皮切りに金城さん、岡下さん、亀山さん、宮田さんと連続ヒット。
サイズも25〜38cmと申し分ない。

抜き上げる瞬間が快感

ヒラメもうれしいゲストだ
知っ得!交雑個体に注意
フグ類は交雑しやすい。
トラフグ×ショウサイフグ、マフグ×ゴマフグなどのハーフも見かける。
こうした交雑個体は毒の部位が判然としないから食用厳禁。
いつものフグと模様が違う、ヒレの色が違う……そんな個体が釣れたら船長の判断を仰ごう。
港前で大物が登場
その後も塙君と金城さんが2連チャン、岡下さんが3連チャンと快調。
ところが、「なんで私にはこないのよ」とフグみたいな膨れっ面をしていたのが仲間の湯田千秋さん。
周りでフグは掛かれども彼女だけが蚊帳の外なのだ。
しかし慈悲深いフグもいたようで「きゃ〜私にもきた」と黄色い叫び声。
32cmのショウサイフグを手にして、弾ける笑顔で写真に納まっていただいた。
ひと段落したところで私も参戦。
ショウサイフグは貝類や甲殻類が好物なので、底付近を攻めていく。
オモリが着底したらゼロテンションの状態から5秒に1回、軽く30cmほどチャッと空合わせするタイム釣りを開始。
この空合わせで掛かることもあるが、タイム釣りは誘いの一環。
基本的にはアタリに合わせて掛けていく。
アタリは千差万別、良型ほどアタリが分かりにくいので違和感を察したら手首を返す要領で合わせを入れるといい。
2mほど仕掛けを巻き上げてから、誘い落としているときだった。
ココッときたアタリに、あろうことかすぐに合わせを入れてしまった。
仕掛け降下中はカットウバリが宙を舞っている状態、これでは掛からない。
アタリがきたらそのまま落とし続けてフグに追わせ、カットウバリが下に落ち切ったところで掛ける。
それが基本だ。
残り1時間となったところで港近くに戻る。
ポツリポツリとフグが掛かり、宮下さんは本日最大の42cmを釣り上げた。
さらに驚きのアンコウ(キアンコウ)まで釣るという離れ業を披露してもらったところで沖揚がり。
その宮下さんが12尾でトップ、岡下さんが11尾。
一日を通して潮が流れず平均5〜6尾で終えたが、型がよかったので皆さん笑顔だ。
フグ釣りは誘い方のほか、釣り座の有利不利、オモリの色、エサなども影響する。
常連さんは各種カラーのオモリ、そして特エサを用意していた。
竿頭になった宮下さんはエサバリにエビ+イカの切り身のダブル掛け、次頭になった岡下さんはエビ+ホヤのダブル掛けで挑んでいたので参考にしていただきたい。

群れに当たれば大型連発

珍しやキアンコウも浮上。 夏はキムチチゲなどに
Tackle Guide
竿は常磐・外房仕様のフグ竿やカワハギ竿など。
道糸はPE1~2号で、リールは小型両軸か小型電動。
集魚アイテムも効果的だがオマツリしやすい潮のときは外す。
根掛かりが多発する場所はカットウバリを1本に。

船宿information
茨城県鹿島港 利喜丸
0299・82・5792
▼備考=予約乗合、5時出船。根魚五目、マダイへも出船
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隔週刊つり情報(2025年7月15号)※無断複製・転載禁止

