人気のチビーブルを実釣で使ってみた！ボトムアップの新しいミニスピナーベイト

ミニサイズのスピナーベイトは、着水音が静かなので、ファーストアプローチでバスに警戒されにくいメリットを持っています。

しかも着水後は、ミニサイズを感じさせないほどのハイアピールが可能で、ボトムアップのチビーブルならそれを実感できます。

詳しい特徴や実釣によるインプレ、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

チビーブルとは、ボトムアップからリリースされている、新しいミニサイズのスピナーベイトのことです。

ウエイト設定は1種類のみ、1/4oz＝7gに定められています。

当然軽くなるので、着水の際に発生する音は、極めて静か。

ジュブ！という水没する音が響く程度なので、そばにいるバスが逃げてしまうような展開にはなりにくいでしょう。

それどころか、小動物が水に飛び込んできたのでは？と、興味を持って注視してくれるに違いありません。

ルアーにバスが気づいた時点で、このスピナーベイトを用いたアプローチが正しかったといえるのではないでしょうか。

チビーブルを実際にラインに結んで、フィールドでキャストしてみました。

真っ先に注目したのが、スカートのボリュームです。

何やらスカスカしていて、スカートの向こうが見通せるのです。

開いてみると、なんと内側部分のスカートが、根元からバッサリ切られているではないですか。

通常の約半分の密度に下がったおかげで、キャストの際には空気対抗を受け流しやすく、着水して水中に入ったら、元通りに戻りやすい状態になっています。

フック部分をスカートがきっちり覆い隠し、揺れに対して追従するので生命感が溢れ出します。

まるで小魚が身をよじらせて泳いでいるかのような、繊細で艶めかしい表現ができるのです。

このスカートとスプリッターの相性はバツグンで、揺れを絶やさずに高いアピール度を保つことが可能になっています。

ちなみにスプリッターとは、チビーブルのアッパーアームとロアアームにまたがっている、スプーンのようなパーツのこと。

これが正面からの水流を一旦受け止め、左右へと受け流すことによって、揺れが発生し続けます。

ヘッドの揺れはもちろん、スカートの揺れまでもしっかりとキープするのに、とても重要な役割を担っています。

丁度いい引き抵抗も生み出しているので、スローなリトリーブにギアチェンジしたいときにも重宝するでしょう。

チビーブルには、2種類のブレードパターンが用意されています。

ひとつは、タンデムウィロー。

コロラドタイプとウィローリーフタイプのブレードをオリジナル製作して配置、よりスローにリトリーブできるようになっています。

もうひとつは、ダブルウィロー。

大小2枚のウィローリーフタイプのブレードが配置されていて、スピーディーに引っ張ることでフラッシング効果が期待できます。

釣り場のシチュエーションに合わせて、この2つを使い分けてみましょう。

チビーブルには、全部で8種類のカラーバリエーションが用意されています。

●オーロラホワイトカラー

●ホワイトチャートカラー

●ライムチャートカラー

●ゴールデンシャイナーカラー

●ワカサギカラー

●スモーキンシャッドカラー

●マルチシャッドカラー

●バーニングシャッドカラー

バスの好む小魚に似たものや、派手でアピール力に長けたものなどから選べるようになっています。

ブレードのカラーにもこだわって、水質の濁りなどに合わせてみましょう。

チビーブルをキャストしてただ巻きリトリーブするのに向いている、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。

ウエイトが軽めですが、ベイトタックルでじゅうぶんアプローチ可能です。

MLパワー前後のブランクスパワーがあれば、リトリーブからフッキング動作へ移りやすいかもしれません。

テイルウォークブランドからリリースされている、フルレンジシリーズのセンターカット2ピースモデルです。

全長は6.4ftとやや短めで、仕舞寸法は99.5cmになりますから、クルマへの積み込みや釣り場への移動が楽でしょう。

自重は103gと軽めなので、振り切りやすくてロッド操作も軽快におこなえます。

先径は1.7mmで、元径8.8mmです。

適合するルアーウエイトは、1/8ozから1/2ozまでですから、チビーブルをキャストするのに向いています。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら5lbから10lb程度までになります。

実際に手に取って振ってみると、とても軽くてキレイにしなってくれる味付けです。

ルアーの重みをブランクスのベリー辺りで支えつつ、バックスイングで生じたしなりをベースにして前方へ押し出します。

素直に伸びていくブランクスは、チヒーブルを狙ったピンポイントへ送り届けてくれるでしょう。

バスが食い付いた瞬間フッキングすると、継目が軋むことなくフックアップを完了し、安心してランディングに持ち込めました。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。

扱いやすいベイトロッドを探しているなら、おすすめの1本といえそうです。

テイルウォークのフルレンジシリーズは、ショートレングスからロングレングスまで、充実したラインナップが魅力のロッド群。

もしロングキャストを実践したいなら、このC64ML/CCより長いブランクスを選ぶようにしてください。

タトゥーラSVシリーズなら、やや太目のモノフィラメントラインを用いて、近距離のピンポイントへアプローチしやすいでしょう。

こちらのモデルはギア比が6.3対1なので、ハンドル1回転につき63cmのラインを巻き取ることができるように作られています。

自重は190gと軽めで、最大ドラグ力は5kgに設定されています。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら14lbを80mほど巻けます。

ボールベアリングは、7個搭載しています。

ハンドルの長さは、85mmです。

実際にフィールドで使ってみた感想として、姿勢の低さが操作性を高めている印象が残りました。

パーミングの安定感が素晴らしく、キャスティング・フッキング・ランディングともにスムーズにおこなうことができます。

TWSによるバックラッシュトラブルの少なさも、連続キャストをアップテンポにものに変えてくれるでしょう。

実売価格は1万円台と、とても低価格な設定に抑えられています。

高性能なベイトリールを安価で入手したいなら、この機種をぜひ候補に入れてください。

ソルト対応なので、シーバスゲームやチヌゲーム・ロックフィッシュゲームなどにも転用することが可能です。

チビーブルの特徴や使い方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか？

メーカー希望販売価格は、1,100円です。

ミニサイズのスピナーベイトは、岸際の複雑なカバーに強く、接触を繰り返しても引っ掛かりがとても少ないです。

捕食するために沖合いから泳いできたバスと、上手く遭遇させてバイトに持ち込むようにしましょう。

チビーブルなら、刺さりのいい2/0サイズのフックが装備されているので、トレーラーフックを装着せずにそのままで使えます。

リトリーブしていてラインが張り詰めたりたるんだりしたら、バスが食い付いている可能性が高いので、ラインが走り出すのを待ってロッドを立て、フッキングに持ち込みましょう。