ベイトリールの使い方を詳しく解説!初心者がマスターしたい投げ方やコツを伝授!
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FISHING JAPAN 編集部ライギョの巨体が、水面のウィードを突き破ってルアーに食らい付いてくる瞬間!
その沸き立つ興奮を追い求めて、ライギョゲームを楽しんでいるアングラーは、かなり多いでしょう。
ここでは、ライギョを釣り上げるのに適したリールについて、詳しくご紹介します。
「そんなのアブのアンバサダーで決まりじゃん!」
確かにその路線は、ライギョゲームでは外せないでしょう。
しかしながら、1970~80年代のアブ・アンバサダー6500Cクラスを探すと、とんでもない高額に跳ね上がっていることが。
もっと手軽に、ライギョ用ベイトリールを見つけ出したいのです。
目次
ライギョ用のリールとは、ルアー釣り専用のベイトリールのことです。
スピニングリールとはラインの巻き取り方向が違うので、より太いラインを糸ヨレ無く巻き取り続けられるのがメリットです。
ライギョの身体は大きくて重いですから、太いラインは不可欠。
それがファイト中に破断しないように、糸ヨレしないベイトリールが適合しているというわけです。
ルアーを遠投したい人が多いので、リールの幅=スプールの幅は広めに。
となると、アブ・アンバサダーを選択する際にも標準サイズの5000番より、幅広でハイギアな6500番がライギョ用リールにピッタリ!という結論に至って、今日を迎えたのでしょう。
実際にアブ・アンバサダーの6500Cを手に取ってみると、重くて迫力があり、ルアーがよく飛距離を伸ばしてくれます。
そのルアーにライギョがバイトしてきても、余裕を持ってウィードから引きずり出し、ランディングに持ち込めました。
さすがは歴史あるアブ・アンバサダー、役者が違うという印象ですね。
そのアブ・アンバサダーを誰もが手に入れようとしても、人気のオールドモデルは40年以上前に生産が終わっていますから、数が足りません。
そこで現行のベイトリールから、ライギョゲームに耐えられるものをピックアップしてみました。
条件として譲れないのは、やはり剛性・耐久性。
ライギョが掛かっていきなり壊れたのでは、どうすることもできませんからね。
ロープロファイルのベイトリールでも、かなり剛性の高いものがリリースされていますから、アブ・アンバサダーが丸型であっても外観にこだわる必要はないでしょう。
もうひとつ、譲れない条件として挙げたいのは、太いラインを多めに巻けるラインキャパです。
ライギョゲームは遠投することが全てではありませんから、ゲーム中に傷んだラインをカットして、それでもまだゲームを続けられる安心感が欲しいのです。
目安は、20ポンド=5号程度の太さのラインを、100メートル以上巻くことの可能なラインキャパなら、全然OKではないでしょうか。
例えば、シマノのカルカッタコンクエストなら、300番や400番。
この辺りのベイトリールにラインを目いっぱい巻いておけば、ライギョを1日中追いかけることもたやすいでしょう。
オカッパリからのキャスティングスタイルでライギョを狙うなら、おすすめはPEライン。
カヤックなどでウィードの上を滑りながらライギョを追いかけるなら、ナイロンラインがおすすめです。
どちらもPEラインでかまわないのですが、ルアーの確実な回収を考慮すれば、PEラインに分があります。
ナイロンラインにしておくと、魚体に余計な負担をかけず、リールも長持ちするというメリットがあります。
根ズレにもナイロンは強いですから、カヤック乗りなら一度使ってみてください。
それでは、実際にライギョゲームに使ってみたベイトリールのインプレをご紹介します。
購入時の参考にしてください。
ただし、釣り道具は必ず壊れるので、ライギョゲームに使うかどうかは自己責任でお願いします。
シマノ(SHIMANO) リール ベイトリール 18 カルカッタコンクエスト 300 右
シマノの丸型ベイトリール・カルカッタコンクエストの300番です。
ラインキャパは、25ポンドで135メートルもありますから、ライギョを釣るにはじゅうぶんでしょう。
自重330グラムを重いという人がいますが、オールドモデルのアブ・アンバサダーの5000番や6500番と比較すれば、大して変わりません。
逆にいえば、これぐらいの重さのリールを1日中振り回せる体力が、ライギョゲームアングラーには求められていると考えてください。
スプールの安定した回転や、レベルワインダーの連動機能により、ストレスなくルアーをキャストできるようになっています。
ショアジギングの猛者たちが、サーフでこのリールを着けてロッドを振り倒しているのを見れば、キャストに関しては申し分ないといえそうです。
実際に80センチ程度のライギョを、ヒシモのウィードベッドで掛けて抜き上げました。
リールハンドルが回せない場面は一度もなく、ロッドを立てたままのゴリ巻きでも故障箇所は発生していません。
もしかすると、PEラインを巻かずにナイロンラインにしている恩恵かもしれませんが。
ハンドル1巻きで84センチのラインを回収することができるので、手返しはかなり良いほうです。
テンポよく次のポイントを攻めることができますよ。
ちなみに、カルカッタコンクエスト400は、300と10グラムしか自重が変わりません。
もっと太いラインを多めに巻きたい人には、400番がおすすめです。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 ブラックバス 18 バンタム MGL PG 左ハンドル ロープロベイト パワーゲーム
バンタムシリーズは、バス釣り用のロープロファイル・ベイトリールです。
ギア比の設定が4種類あって、これは最もローギアな5.5対1。
ハンドル1回転で59センチのラインを巻き取れる性能を持っていますから、大きな魚が掛かっても安定した巻き心地を維持できるようになっていますよ。
実際にライギョを掛けたのですが、60センチに満たないサイズばかりで、なおかつお腹が極端に凹んでいましたから、スルスルと引き寄せてしまいました。
あまり参考にはならないのですが、コアソリッドボディで剛性・耐久性が高く、ラインキャパも16ポンドラインを100メートル巻けることから、ライギョゲームに積極的に使えそうです。
あまり遠投せずに、水路などで接近戦を繰り広げてみましょう。
実売価格は、3万円を切る程度ですから、購入しやすいライギョ用ベイトリールといえそうです。
AbuGarcia (アブガルシア) アンバサダー (Ambassadeur) 6500CS ロケット シャンパンゴールド 右巻き ダブルハンドル バス ライギョ ナマズ トップウォーター丸形リール
現在のアブガルシアブランドが作っている、アンバサダーの6500番です。
シャフトと切り離されて、スプールのみが回転する仕組みが、オールドモデルとは異なるところ。
自重は395グラムと重めですから、このリールを選ぶ人はしっかり自分にパワーを付けて、キャステイングに臨むようにしたいですね。
ボディカラーのシャンパンゴールドは、ハワイに駐留するアメリカ海軍の兵隊さんに、副賞として贈られたことのある由緒あるカラー。
現代のこのモデルに蘇るとは、当時のアブ・スタッフの方々も想像だにしなかったでしょう。
釣り場ではとても映えるので、「やっぱりオレはアブ。アンバサダーだな!」という人におすすめです。
6号ラインを200メートルも巻けますから、遠投アプローチを実践したい人にも向いているでしょう。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 18 アンタレス DC MD XG 右ハンドル バス ビッグベイト ドラード
世界中の怪魚に対応できると宣伝されていたような記憶がありますから、このリールでもライギョを釣ってみました。
タイミングよく70センチ後半の、よく食べて太ったライギョがウィードベッドで掛かったのですが、ゴリゴリと巻くにはちょっとギアに負担が掛かるかな?という印象です。
ムリはせずにロッドを立てては倒し、ポンピングで浮かせて引き寄せました。
その間、リールに異変・異音などはなく、ラインも破断には至っていません。
ルアーはよく飛んで飛距離を稼いでくれますから、遠投スタイルのライギョゲームをする人には、じゅうぶん響くスペックといえるでしょう。
ライギョ用リールの特徴や、おすすめの機種をご紹介しましたが、いかがでしたか?
水面にウィードが広がっていない場所にも、ライギョは棲んでいますよ。
特に夏場は、孵化したての稚魚を守りながら、岸辺近くを回遊していることがあります。
スピナーベイトのフラッシング効果などに激しく反応してきますから、バス釣り用のタックルで釣り上げてしまうことになるかもしれません。
もし釣り上げたら、守っていた稚魚のそばへそっとリリースしてあげてくださいね。
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