釣りに用いる長靴ってどれを選べばいいの？人気メーカーのおすすめブーツ10選

釣り場は常に水で覆われていて、潮の干満によっては足元まで水が浸入してくることがあります。

普段のシューズのままだと、中までズブ濡れになってしまうでしょう。

そこで必要になるのが、防水機能に優れた長靴です。

釣り専用に作られたものから、おしゃれなデザインのものまで、かなり豊富な種類が存在していますよ。

裏面のソール部分も凝っていて、船上やサーフ・防波堤などで滑らないように工夫が施されています。

ここでは、釣りに用いる長靴や専用のブーツについて、詳しくご紹介しましょう。

釣りに用いる長靴やブーツは、一般的に水辺に立っても中に水が浸入してこない工夫が施されているものを選ぶ必要があります。

一歩水の中へ踏み込めるだけで、釣りにおけるアプローチの幅は、各段に変わってきますよ。

ただし、あまりに踏み込むと水深が分からず、危険な目に遭うのでブレーキを踏むようにしてください。

あくまでも目で見て水深が把握できるところまで、入っていくように取り決めておきましょう。

足を大きく挙げて歩くのではなく、すり足でゆっくりのペースにして、歩幅をできるだけ小さくしながら進むことを心がけてくださいね。

サーフは砂地だから安心と考えている人がいますが、実は漂流物が流れ着いているケースがとても多いのです。

鋭利なものだと足裏をケガしてしまう恐れがありますから、じゅうぶん注意しながら歩くようにしてください。

釣り用の長靴は、船に乗るときや防波堤を歩く際にも重宝します。

このような場所は本来は水のないところですが、波をかぶったりして水溜まりができることがあります。

そんな状況下で普通のシューズのまま歩いたら、滑って転倒してしまうでしょう。

釣り用の長靴には水の上に足を進めても滑らないように、長靴の底＝ソールにさまざまな工夫が施されています。

ゴムで出来たラジアルソールなら、しっかりグリップしてくれるので、船のデッキや防波堤などで滑りにくくなります。

ただし、岩が散在している磯場などでは、意外とカンタンに滑ってしまうので注意してください。

岩などで出来た磯場ではラジアルソールではなく、ピンの突き出たスパイクソールの長靴を履くことをおすすめします。

スパイクががっちりと凹凸をとらえてくれるので、滑りにくい状態を作り上げてくれるでしょう。

でも、河川の底に転がっているような、丸いゴロタ石エリアでは、藻の生えた表面をとらえきれません。

そこでおすすめしたいのが、フェルト生地を底面に貼った、フェルトソールタイプの長靴です。

シーバスゲームや渓流釣りの際のウェーディングシーンで、滑らない効果を発揮してくれますよ。

釣りに使う長靴の中から、おすすめのアイテムを取り上げてみましょう。

有名釣具メーカーのダイワ・シマノ・がまかつなどからもリリースされていますし、もっとリーズナブルな価格帯のものも存在します。

どんな機能が搭載されているかも含め、詳しくチェックしますね。

ダイワからリリースされている、船上のデッキで滑らないように作られた長靴です。

ラジアルソールタイプに含まれる、ボートグリッパーソールが標準で装備されていますよ。

側面にはループが付いているので、とても履きやすく作られています。

天候が急変して、波をたくさんかぶるケースが出て来ますから、滑らないように対策しておくことは大切ですね。

ラジアルソールだからといって、オフロード四駆用のタイヤパターンのようなソールばかりではありません。

まるで吸い付くような効果が得られるラジアルソールもありますから、しっかりチェックして自分の釣りスタイルに活かすようにしましょう。

体重を乗せてみて、グリップ力を確かめてから船のデッキ上を歩くようにもしておきたいですね。

ダイワのラジアルソールタイプの長靴です。

おしゃれなデザインで、ソールの立体パターンも個性的。

付属のインナーソックスは、ウールにアルミ素材を織り交ぜたもので、暖かい状態をキープしてくれますよ。

このデザインなら、タウンユースにも対応できそうですね。

女性の足元を飾るのにも適しているイメージですから、釣具店へ試着しに出かけてみませんか？

こちらは、シマノからリリースされているラジアルソールの長靴です。

ふくらはぎに当たる部分のデザインが、ゆったりめに作られているのがポイント。

足を挿入しやすく、脱ぐときも楽におこなえますよ。

ソールには、特殊な合成ゴムを使っているので、グリップ感が安定していて履き心地がとてもいいですね。

ふくらはぎ部分は、常に露出しているわけではなく、ソックスやパンツなどの服装に覆われています。

長靴の中へそれらを入れてしまうことも想定して、やや大き目のサイズを購入することをおすすめします。

がまかつから発売中のスパイクソールの長靴です。

つま先とカカトが、硬めに作られているので、岩場などに直接強く当たっても衝撃を跳ね返してくれますよ。

横幅は3Eに設定されていますから、包み込まれるような安定感があり、伸縮も自在です。

スパイクピンが岩肌をしっかりとらえてくれるのが嬉しいですね。

磯場は波飛沫に晒されていることが多く、藻などが生えて滑りやすくなっています。

その上を着実に歩こうとしたら、スパイクソールは外せないアイテムとなるでしょう。

購入したら手荷物のない状態で磯場へ出向き、歩行の練習をしてみてください。

早く歩くことよりも、一歩一歩を踏みしめるような歩き方をマスターすれば、転倒などの危険を回避できるかもしれません。

スリ足をすると、スパイクが岩の凹みなどに引っ掛かって転倒するかもしれませんので、じゅうぶんに注意してくださいね。

プロックスのスパイクソールタイプの長靴には、側面にファスナーが付いています。

これをオープンにすると、カンタンに脱ぎ履きをおこなうことができますよ。

スパイクピンはステンレス製ですから、サビに強くて耐久性も高いのが特徴。

カッブソールになっているので、足の安定感も優れていて、歩行を妨げることはありません。

ダイワの保温性が高い長靴です。

スパイクソールになっていて、ガッチリ地面をとらえてくれますよ。

クロロプレン素材を採用しているので、クッション性が高く歩きやすい仕上がりです。

ワイドタイプは、ふくらはぎ部分が広い設計で履きやすいですよ。

シマノから出ている、極寒の時期にも耐えられる保温性能の高い長靴です。

スパイクピンとフェルトのソールが同居しているので、より高いグリップ力を発揮してくれるのがいいですね。

防水性能も安定していますから、雨や波飛沫に対してもじゅうぶんに有効です。

プロックスから出ている、ヒザ下丈のウェーダータイプの長靴です。

ソールはフェルトですから、渓流などのゴロタ石＋藻エリアを歩くのに向いていますよ。

コードストッパーが標準で装備されているので、ヒザ下でしっかり縛れば水の浸入を防ぐことができます。

これはダイワのフェルト＋スパイクソールの長靴です。

屈曲とグリップ力に優れた、キュービックセンサーソールが採用されていますよ。

ふくらはぎが太目の人におすすめのワイドタイプになっていて、防寒パンツの裾などを長靴の中に仕舞い込んでおきたい人なら、ぜひ使ってみてください。

特殊発泡ゴムを使っているので、クッション性はかなり高く仕上げられています。

シマノから発売されている、ワイドタイプの長靴です。

フェルトとスパイクピンを両方とも活用して、しっかりとしたグリップ力を生むように設計されていますよ。

サーマル仕様なので保温性が高く、寒い季節での活用に適しています。

保温材には、クロロプレンが使われています。

釣り用の長靴の特徴や、おすすめアイテムを特集しましたが、いかがでしたか？

ラジアル・スパイク・フェルトと、それぞれの性能に合った見つけるようにしてください。

全てシチュエーションを、ひとつの長靴だけで安全に歩き回るのは難しいでしょう。

自分がよく通っている釣り場を頭に思い浮かべながら、最良の選択をおこなうようにしたいものです。

船に乗り込む際は、スパイクピンがデッキを傷つける可能性がありますから、必ず別の長靴を用意して対処するようにしてください。

ワイドタイプにすれば、パンツの裾部分を中に入れてしまえるので、とても便利ですよ。