ダイワの人気ベイトリール特集!ユーザー評価の高い機種おすすめ10選
総合釣具メーカーのダイワがリリースしているベイトリールには、ユーザーの人気が集まっています。 デザインがカッコイイですし、先進技術が豊富に搭載されていてライントラブルが抑えられ…
FISHING JAPAN 編集部ダイワから発売中のベイトリール・ジリオンは、種類が豊富で個性的な味付けが成されているものが多いですね。
ハイエンドモデルにはスティーズシリーズ、汎用コスパ優秀モデルにはタトゥーラシリーズと、2極がきっちり用意されている中で、ジリオンシリーズの存在価値はどこにあるのか、実際に使ってみたインプレも含めて一緒に考えてみましょう。
ジリオンシリーズにラインナップされているおすすめ機種も、詳しくご紹介します。
ダイワのジリオンとは、バス釣りはもちろんシーバスゲームやロックフィッシュゲームなど、ベイトタックルを使った釣り方を広めていく上で、なくてはならない役割を持ったベイトリールのことです。
タフさは、アルミ合金を採用したスーパーメタルフレームで実証できますし、G1ジュラルミン製スプール搭載機も大胆な操作にじゅうぶん耐えられる強さを与えてくれています。
他のロープロファイル系ベイトリールでは、太いラインでヘビーカバーの中を躊躇なく撃つことに、怯んでしまうようなシチュエーションがありますが、ジリオンなら全開でアプローチできるイメージが確固として出来上がっていますよね。
まさに質実剛健、ジリオンのためにある言葉でしょう。
ダイワはジリオンにどんな役割を任せたいのか、使ってみるとじわりと伝わってくるものがあります。
例えば、価格。
このスペックでスティーズより安いという事実は、購入する理由になり得るでしょう。
例えば、ラインキャパ。
20ポンド前後の太いラインでロングキャストをしたい!というアングラーの要望に、シンプルに応じることのできるベイトリールが、常に選べる状態で釣具店に並んでいることになります。
そういう状況を作りたいと願ったのが、ダイワの思いでありユーザーの要望だったのではないでしょうか。
軽くて持ちやすく、軽量ルアーでもピシピシ撃っていける!という領域は、他のベイトリールシリーズに任せればいいのだと。
とてもシンプルで分かりやすい、そしてアングラーに響く存在理由が、ジリオンには載せられているのです。
ダイワのジリオンには、ギア比10対1のモデルが存在します。
本場アメリカで転戦する大森貴洋プロが熱望したギア比で、それでしか得られないパフォーマンスがあるのだと。
例えば、ウィードエリアに潜んでいるバスを攻めようとします。
バイブレーションプラグで狙ったピンポイントまで寄せるのは早く、寄ってからの誘いはゆっくり、そして食い付いたらフッキングからランディングまでを素早く。
これら一連の流れをスピーディーかつ確実にこなしていくと、間違いなく手返しはアップし獲れるバスの数も上がります。
ギア比が高ければ、それを実践するベース部分が確保されることになりますから、これまでとは違うバス釣りをおこなえることにつながっていくでしょう。
アングラーがジリオン10に合わせるように、自らのスキルと集中力を向上することが必須条件ですが、トライしてみる価値はじゅうぶんにあるのではないでしょうか。
ダイワのジリオンシリーズの中から、おすすめの機種を取り上げてみましょう。
SVスプール搭載のものからロングキャストを目的としたものまで、複数の機種を使い続けて感じたインプレも載せるようにしますね。
ジリオンシリーズの購入を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
ダイワ(DAIWA) ベイトリール ジリオン SV TW 1016SV-XXHL (左ハンドル) 2016年モデル
ジリオンシリーズにSVコンプセプトを搭載したベイトリールで、発売当時はこのギア比9.1対1が頂点でした。
購入して14ポンドラインを90メートルほど巻き、近所の河川へキャストしに行ったことを今でもはっきりと覚えています。
黄緑色のワンポイント配色が映えていて、200グラムという自重も重くは感じなかったですね。
7フィートのミディアムヘビーロッドに装着して第一投、これが箱から出してすぐのリールか?と疑ってしまうほど、安定した伸びで飛距離を稼いでくれました。
いよいよ巻き取りです。
クラッチをつないでハンドルを半回転させたとき、率直に重いなと。
こんなフィールになってしまうのかと、ギア比9.1対1という設定に無理があるのではという印象を持ちました。
それでも使っているうちに滑らかなフィールに変わっていくだろうと考え、そこから半年間びっしりキャストし続けました。
確かに滑らかさは出てきて、巻き取り負荷も最初ほど感じなくなりましたが、2キロ前後のバスをカバー周りでフッキングした際、ほとんどハンドルが回せないのでポンピングを活用しながら寄せるケースがひんぱんに発生しました。
カバーにも引っ掛かっていたのでしょうが、いわゆるゴリ巻きには向いていないという結論に。
ルアーの回収はバツグンに早いので、次のキャストには容易に移れるのですが、肝心のバスの取り込み部分で、やや遠慮がちな使い方を強いられるのが正直辛かったですね。
半年で100日間程度の実使用、故障は一切なく異音もしません。
これをベースにしてジリオン10が生まれたとなると、感じていた不満は解消されているはず。
そう期待してジリオン10も発売日に購入してみることにしたのです。
ジリオン10にも14ポンドラインを天まで巻いて、いざキャスト。
さすがはSVスプール、後半の伸びもよくて、14グラムのバイブレーションプラグがあっという間に沖の彼方へ。
着底するまで待ってから、クラッチをつないでハンドルを回してみました。
既存モデルで最初に感じた、巻きの重みがほとんどありません。
いや、軽やかに回せるのです。
何をどう変えたのか、ギア周りの設定をどうイジったらこうなるのか、あれこれ考えようとしていたら、もうバイブレーションプラグが足元に帰着していました。
これまた、あっという間です。
まるで時間短縮のために、何か乗り物にでも乗ったような感覚。
違和感ではなく、未体験の何かを素手で初めて握ったような。
ということは、これを実感としてとらえるために、自分の釣りスタイルに組み込む作業がいるわけです。
バスも数多く掛けなかければいけませんし、そういう積み重ねがジリオン10の居場所を作り上げていくのだと感じました。
使いこなすことを強いられるベイトリールです。
その先に見える景色は、到達してみなければ分からないけれど、アングラーとして絶対見てみたくなる景色であることに間違いないでしょう。
ダイワ(DAIWA) ベイトリール 16 ジリオン TW HLC 1514SHL (2016モデル)
こちらは、ロングキャストをするために組み上げられたチューニングモデルのジリオンです。
とにかく遠くへ飛ばしたい人に、使ってもらいたいですね。
14ポンドラインを100メートル巻くことができますから、バス釣りはもちろんシーバスゲームにも転用できるでしょう。
引き抵抗のある巻きモノ、例えばリップ付きクランクベイトでシーバスを獲ることが流行っていますから、丁度いいかもしれませんね。
カバーやストラクチャーに触れながら、しっかりリトリーブをおこなってみてください。
マグシールドベアリングや90ミリハンドルなど、使い込むのにベストマッチなパーツが組まれています。
マグフォースZが、遠投仕様に振られているのも頼もしいですね。
ダイワ(DAIWA) ベイトリール 18 ジリオン TW HD 1520SHL (2018モデル)
これぞジリオン!と呼ぶにふさわしい、ヘビーデューテイーなスペックに仕上げられています。
20ポンドラインを100メートル巻けるので、ガチガチのヘビーカバーへルアーを投入するのに適しています。
クランクベイトでもテキサスリグでも、カバーを撃ちたい!と思うルアーがあれば、このジリオンに結んでキャストを繰り返してみましょう。
ロープロファイル系リールで、ここまで頑丈であることにこだわった機種は珍しいですから、存分に使い込むことでスペックの素晴らしさを体感できるはずです。
ラウンド形状のEVAノブは、しっかりつまむことができるので、大型魚が掛かってもやり取りをスムーズにおこなえますよ。
36ミリ直径のディープスプールは、G1ジュラルミン製で高い剛性を誇っていますから、安心して豪快なフッキングを決めてくださいね。
ナイロンラインでもフロロカーボンラインでも扱いやすかったですが、ナイロンラインのほうがカバーとの擦れに耐えてくれるかもしれません。
ダイワのジリオンの特徴や、おすすめ機種をご紹介しましたが、いかがでしたか?
太いラインを使えるのが、ベイトリールの本質です。
それを体感できるジリオンは、ベイトタックルの可能性を広げていく先鋒なのかもしれません。
ジリオンが切り開こうとする道を一緒に見てみたい人は、ぜひ手に取って自分の釣りに組み込んでみてください。
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