MONTHLYランキング

[高槻慧のタチウオ12番勝負!THEドラゴンチェイサー(第4回)]「潮境」を制するものはタチウオを制す! 潮境を理解してレベルアップ!
Profile
高槻慧(たかつき さとし)
ダイワフィールドテスター。
タチウオはじめ、マルイカ、カワハギ、攻めのライトアジなどテクニカル系の釣りを得意とする。
愛称は「ツッキー」。
ダイワフィールドテスターの高槻慧(ツッキー)です。
連載第4回は秋シーズンに入っても依然好調な東京湾走水沖のテンヤタチウオへ行ってきました。
テーマは「潮境」。
今やタチウオ釣りでは欠かすことのできないワードになっていますが、多くの人から「潮境ってどんなもの?」、「やってても今イチ分からない」という声を多く聞きます。
そこで、今回はそんな皆さんの声に応えるべく潮境をメインに解説していきます。
お世話になったのは、三浦半島鴨居大室港の五郎丸さんのショートタチウオ船。
五郎丸さんではテンヤ、テンビンの両方で狙うことができます。
予約時に希望の釣り方を伝えることで、釣り座を調整してもらえます。
ちょっとテンヤを試してみたいけどメインはテンビンでやりたい、というのもOKです。
その場合は両方と伝えましょう。
まず潮境とは何ぞや?ということから話していきます。
海中は海面から海底まで同じような流れをしているわけではありません。
海面は上げ潮、海底は下げ潮ということも珍しくなく、とくに走水沖などは複雑な海流になることが多いポイントです。
そこまで極端じゃなくても、潮が速い場所と緩い場所、潮の向きが変わる場所など、ちょっとした変化がある場所があります。
そんな中で「潮が軽く感じる場所」を潮境と呼んでいます。
潮の変わり目にはプランクトンが溜まりやすく小魚が集まり、そこにタチウオも集まってくる。
さらに潮が軽い=緩くなった場所のためタチウオがエサを食いやすい。
こんなことから潮境を見付けられるとかなりの確率でヒットします。
船長の指示ダナをノンストップバイブレーションで探っていき、フッと軽くなる場所を感じたらそこが潮境です。
これを感じたらそこで定点で誘い続ける。
または、潮が軽く感じる範囲内でノンストを続けます。
潮境を感じてそのままノンストで上げていき今までよりも重く感じたら、潮境の範囲を越えたことになります。
もう一度潮境の下限くらいまで落とします。
潮境はいつもあるわけじゃないし、短時間で消えることも多いです。
ただし、見つけたらかなりのチャンスだということを覚えておいてください。
入れ食い状態になったようなときは、興奮してあまり意識していないかもしれませんが、高確率で潮境が発生しています。
こんなときは魚探の反応もかなり濃く出ているようですから、やはり潮境があればチャンスなんです。
「いいタックルだから分かるんじゃないの?」と質問されることもありますが、潮境はタチウオ専用タックルと規定の道糸(PE1.5号の場合はテンヤ40号、PE2号の場合はテンヤ50号)であれば、エントリーモデルでも十分に感じることができますよ。
まずは、自分の手に神経を集中して感じてみてください。
ノンストで分かりづらかったらトゥイッチにして潮の変化を読み取ってみるのもいいでしょう。
潮境はいつでもあるわけじゃないので、見つからないときは指示ダナ内でアタリを探していき、食いダナが見つかったら重点的に誘っていきます。
取材日は潮境が出たり消えたりでしたが、潮境がある場所ではほとんどのケースでアタリがありました。
今回はテンヤでしたが、これはテンビンでも同じことが言えます。
オモリの抵抗で潮境を感じるわけですが、テンビンの場合はちょっとその後が変わります。
潮境をテンビンの場所で感じても、仕掛けは2mほど下にあるので、ハリとエサは潮境に入っていません。
だから、潮境を感じたら2mほど上げた場所で誘うのが正解になります。
ここだけ注意するといいですよ。
いずれの場合もまずは自分で潮境を感じて、見つかったらネチッこくその場所で誘い続けることです。
回数を重ねるうちにさらに分かるようになり、タチウオ釣りの楽しさがグッとアップします。
潮境ではドラゴンの確率も上がります。
一日のうちでも刻一刻と変化するので、なんとなく釣りをするのではなく常に潮境を意識することが上達の鍵となります。
また、今回はもう一つ試したいことがあったので後半に試行を重ねました。
それが食い渋ったときの対策です。半身のイワシエサの身側を外側にして巻いたもので、大阪湾での食い渋り時には効果がありました。
この仕掛けをタナの中でデッドスローで巻いていくだけ。
これが大ハマリして、周りで釣れていない時間帯に5連チャンできました。
さらにこのエサ付けで当日最大の112cmをゲットできました。
確実に効果があることが分かりましたのでぜひお試しください。
晩秋の東京湾はやや難しくなるシーズンですが、今シーズンはまだまだ魚影も濃くそのまま楽しめそうです。

この日の釣果は7~21本で平均的に釣れた

テンヤでロケットスタートを決めて21本でトップ

「自分で試したことを再現できるのが最高に楽しいです」
Tackle & Rig テンヤタチウオタックル
今回は超柔軟穂先を持つ極鋭タチウオゲームRTSCをセレクトしました。
テンヤのアタリは手感度で取るのが基本ですが、こちらは目感度オバケと呼ばれるくらいに目感度にも優れます。
船長の中にも極先調子、軟調子と好みが分かれますが、自分に合う1本を見つけてください。

ツッキーのテンヤタチウオの勘所① 潮境とアタリを区別する
テンヤ釣りは手感度が重要ですが、ノンストを続けていると軽くなったり違和感を感じることがあり、「アタリ? 潮境?」と迷うことがあります。
どちらの可能性もありますが、アタリかもと思ったら合わせを入れるか、大きいアタリが出るまでそのままノンストを続けます。
竿で聞いてみて何もなければ潮境ですが、やはりチャンスゾーンですからアタリに備えましょう!

ツッキーのテンヤタチウオの勘所② 食い渋ったらお試しを
本文でも触れましたが、大阪湾での食い渋り時に効果絶大のエサ付け方法で、東京湾でもやはり抜群の威力を発揮しました。
丸のエサからハサミで三枚におろすようにカットして、内臓もそのままにエサ付けします。
デッドスローで巻いていくのがポイントで、シルエットは小さいですが大きなアタリが出ました。このエサ付けはかなりベタベタするので、エサ付け後は必ず船ベリ周りをきれいに拭き取りましょう。

船宿information
三浦半島鴨居大室港 五郎丸
046・841・9256
▶備考=予約乗合、7時15分出船。ほかショートアジ、カワハギへも
つり情報チャンネルで動画も公開中!
釣り船予約サイト「釣割」のスタッフがオススメする釣り船はこちら!
【三浦半島(神奈川)・タチウオ】人気ランキング
【三浦半島(神奈川)・タチウオ】価格ランキング
隔週刊つり情報(2024年11月15号)※無断複製・転載禁止

