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[素材はA級ウデ前B級Bグル隊の魚で一杯(第8回)]小田原沖のイナダ五目で隊長がやらかした!?色いろ釣れて楽しいよの巻

隔週刊つり情報編集部

隊長★竹田 信彦

魚を釣ることと飲むことを生きがいにしているビンボーライター。

釣り歴は40年以上だが釣りの腕はいまだにビギナーレベルの54歳。

最近は老眼が進みガイドにラインが通っていないこともある。

隊員★近田 憲男

本誌編集部に加入して5年目ながらまだまだビギナーから脱出できないポンコツ。

食欲を満たすためなら外道も食らうため、前回はゲドゥー担当だった。

今回は本命を狙えるとあって鼻息を荒く釣りをするアラフィフ。

小田原沖のイナダ五目にチャレンジ!食わせサビキで本命を狙う

今回のお題目は小田原沖のイナダ五目でありやす。

釣り方はウイリー仕掛けを使ったコマセ釣りや食わせサビキ仕掛けで小魚を掛けて青物を釣る落とし込み。

ミヨシの突き出しではルアー釣りもOKとなんとも自由。

取材日は満船だったため(人気ですなぁ)わが隊は突き出しでジギングで遊ばせてもらうことにしやした。

当日は6時半に出船。

少し走った小田原沖の水深60m前後で開始となった。

小林哲郎船長のアナウンスでは水深40m前後に小魚の反応があり、落とし込みで狙うのがおすすめとのこと。

食わせサビキ仕掛けを投入した皆さんがタナを取るとすぐに竿先がブルブルと震え出す。

サビキのハリに小魚が掛かった合図で、エサが仕掛けに付いたらそこから5mほど沈めてアタリを待つ。

エサになったのは15~18cmほどのウルメイワシやアジで今にも竿がズギューンと入りそうな雰囲気。

見ているだけでも興奮する。

しかしイナダはなかなか食ってくれず弱ったウルメイワシが次つぎにクーラーに入れられる。

釣りたてのウルメイワシは刺身にすると抜群にうまいから、いいお土産でありやす。

コマセ・ジグ

▲コマセはアミ/ジグは50~70g前後を使用

サビキ・ウイリー

▲食わせサビキ仕掛けは全長1.8m、ハリス8号、4本バリ。コマセカゴはFLサイズ以下、オモリ80号 /ウイリー仕掛けは全長2.5m、ハリス5号、2本バリ。コマセカゴはFLサイズ、オモリ80号

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▲ジギングで丸まる太った4kg級のカツオを釣り上げた

イナダの竜田揚げに合う1本 アーリータイムズ&炭酸ソーダ

★若いころからジャズやブルース、ロックが好きでバーボンウイスキーのソーダ割りを飲みながらそんな音楽に酔いしれていた。

当時から飲み続けているのがライクーダーが弾く渋いギターとともにテレビCMで流れていたアーリータイムズ。

甘くスモーキーな風味と炭酸ソーダの清涼感は揚げ物にもよく合い、結局この日も泥酔。

またアーリータイムズは数あるバーボンウイスキーの中でも安いのがうれしいところ。

700mmリットルのボトルが1380円。

また買ってこようっと!

ジグをシャクっているといきなりズドン!イナダってこんなに引いたっけ?

とりあえずカメラは近田にまかせてオレは55gのジグをシャクってみる。

しばらくすると右舷トモで船中1本目のイナダが取り込まれ、近田が仕事をしている。

エライぞ!イナダなら群れでいるだろうと思いていねいにジグをシャクっているとズドン!という強烈なアタリ。

しっかりと合わせて寄せに入るとロッドがバット部分からひん曲がりドラグがジーィィッ!と鳴った。

アレ、イナダってこんなに引いたっけ?と思いながらも走らせてエサ釣りの人とオマツリしてはいけないとドラグを締めて応戦する。

とにかく引きが強く横方向にも走る。

イナダじゃないと確信しドキドキしながら魚をいなす。

ややあって姿を見せたのはいい型のカツオでオレはもう大興奮。

船長がスパンとタモ取りしてくれたのは4kg級のカツオで本命じゃないけどうれしいのなんのって。

こんなこともあるんですなぁ。

その後は食わせサビキ仕掛けにもカツオが掛かり同サイズが取り込まれた。

一方、本命のイナダは食いは渋くポツリ、ポツリと上がる程度。

そんな中、数をのばしていたのが安藤信良さん。

ときにはダブルで釣り上げたりして腕の差を見せつける。

探るタナを少しずつ変えて上から下まで広く探り、食うタナを見つけるのがコツとのこと。

さすがですなぁ。

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▲船中1本目のイナダを上げた安藤さん。その後もコンスタントに釣果を重ねて10本で竿頭

今月の近田隊員プレゼンツ一日体験入隊

平安丸で出会ったのが当宿に10年以上通っている横田豊さん。

Bグル隊の取材を体験していただき、隣で一緒に釣りも楽しみました。

「イナダが釣れればよかったのですが、お役に立てましたか?」と横田さん。

後半に良型のアジを釣り上げて誌面を飾っていただきありがとうございました。

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▲ダブルヒットもあった

後半戦は良型のアジが釣れまくりイナダ五目は今後も期待度◎

後半戦は水深70m前後の釣り場へ移動しウイリー仕掛けを使ったコマセ釣りとなる。

ここでは25~35cm級のおいしそうなアジが次つぎに取り込まれた。

お客さんたちは、「今日はアジの刺身が食えるよ!」と言ってうれしそうに釣りまくっている。

なんとも楽しげな光景でいいですな。

この釣り場ではイナダが上がることはなかったが、アジのお土産を十分に確保。

イナダのトップは前出の安藤さんで10本。

近田も後半から釣りを始め、ひたすらジグをシャクったがアタリすらなし。

結局わが隊は本命ゼロでまた物乞い隊に降格となった。

船長の話ではこのイナダ五目は魚がいるかぎり続けるとのこと。

取材後に平安丸のホームページをチェックすると、落とし込みでイナダはもちろんワラサやヒラメ、マダイなども上がっていてかなり盛り上がっている様子。

ぜひ皆さんも好みの釣り方でチャレンジして秋の恵みを味わってくだされ。

あぁ楽しかったから、もう一回行きたい!

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▲隊長のサポートで人生初のアジをゲット

釣行の写真

▲1kg級のマダイが上がった

船宿INFORMATION

相模湾・小田原早川港

平安丸

0465・22・0676

▼備考=予約乗合、6半出船。

アジ、ヤリイカ、キハダへも

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隔週刊つり情報(2023年11月15号)※無断複製・転載禁止

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