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タコ餌木を使ったタコ釣りってどんな魅力があるの?おすすめタックルや釣り方も合わせて徹底解説します!

FISHING JAPAN 編集部

マダコ釣りといえば、古くからテンヤを使った釣りが定番とされてきました。

そんな伝統的な釣りに革命を起こしたのが、タコ餌木を使ったニュースタイルのマダコ釣りです。

ここ2、3年の内にマダコ釣りの名産地、兵庫県の明石を中心に広まり、いまや九州にまでそのブームがやってきています。

では、タコ餌木釣りのどこにそんな魅力があるのでしょうか?

早速、タックルや釣り方を合わせてこの釣りの面白さを解説しましょう!

マダコが餌木で釣れる理由

マダコはあまり好き嫌いはせず何でも食べる雑食性の生き物です。

その中でも特に好きなエサは、エビやカニなどの甲殻類です。

餌木はエビ型とも呼ばれるように、海底にいる大型の海エビをイミテートした和製ルアーです。

そのため、餌木を海底で揺らしていると、マダコは美味しい海エビがいるぞと思って、餌木に近づいて乗ってくれます。

これが、マダコが餌木で釣れる理由です。

相反する条件が要求されるロッド

それではタコ餌木の釣りで、一番関心があるロッドから紹介していきましょう。

マダコは海底で餌木を見つけると、一気に乗ってくるのではなく、そろりと腕を伸ばして感触を確かめてから餌木を抱きに来るようです。

そのため、このような微妙な感覚が分かるやわらかい竿先をもったロッドが求められます。

しかし、ロッドに必要な要素はそれだけではありません。

ちゃんとフッキングさせなければならないので、ロッドの腰からバット部分にかけてしっかりしていて強いという特徴も求められます。

マダコも1kgを超える大きさになると、海底に張り付かれたときなど、腰の弱いロッドではとても剥がすことができません。

水面まで浮かせても抜き上げることさえできないのです。

そのため、タコ餌木で使うロッドは、竿先はできるだけやわらかく、腰はできるだけしっかりしたものという、相反する条件が要求されるのです。

ただ、タコ餌木ファンが急増したせいで、数多くのタコ餌木専用ロッドが市販されるようになりました。

シマノのベイゲームXタコエギ175、ダイワのインフィート オクトパス85MH、アルファタックルの海人餌木タコ185、宇崎日新の船魁タコエギLTDなどがおすすめです。

シマノ ベイゲームX タコエギ

シマノ(SHIMANO) タコエギ タコマスター フラッシュブースト 3.5号 QT-X35V 012 タコイエロー

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おすすめリールとライン

リールは、竿とのバランスを考えると小型両軸リールがいいでしょう。

3号のPEラインが最低100mは巻けるものがよく、巻き取りの速さよりもパワーのあるものを選んで下さい。

シマノのゲンプウXTやベイゲーム150あたりがおすすめです。

シマノ ゲンプウXT

シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 チタノス チヌスペシャル 500 右ハンドル 黒鯛

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シマノ ベイゲーム

シマノ(SHIMANO) 船・手巻リール 両軸 20 ゲンプウ 200PG(右) カワハギ マルイカ ヒラメ 鯛ラバ

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道糸はPEラインを使いますが、あまり細いものはおすすめできません。

マダコが乗ったらしっかり合わせておく必要がありますし、根掛かりも多いので、最低3号ぐらいは巻いておくといいでしょう。

クッションも兼ねて道糸の先にフロロカーボンのリーダーを2mほどつけておくといいでしょう。

太さは5、6号もあれば十分です。

大事なタックル、タコエギ!

最後に大事なタックルは、タコエギですね。

その日の潮色や天候、マダコのご機嫌によって、当たり餌木が変わることもあるので、やはり定番の餌木の他に、何種類か用意した方がいいですね。

大きさは3.5号で十分なので、カラーバリエーションを増やしておくということです。

ハリミツの蛸墨族ならレッドヘッド、オレンジゴールド、ホワイトグロー、キャンディあたりが定番の餌木です。

ハリミツとニッシンのコラボで発売されているニッシン蛸墨族のゴールドタイガーやドットレッド、トルネードピンクも用意しておきたいタコエギです。

ハリミツ 蛸墨族

ハリミツ VE-66蛸墨族35gリアルアジ

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タイプの違う餌木を2個付け!小刻みな動きでマダコを誘惑!

それでは、タコ餌木の釣り方に駒を進めていきましょう。

この釣りのスタート当初は、餌木を一つだけつけて釣っていましたが、2つつけた方がよりアピール度が高いというので、今では2つ付けるのが定番になってきました。

中には3つつける人もいますが、多ければいいというものではないでしょう。

餌木をダブルで付けるためにスナップカンを繋げたものが市販されているので、それを使って下さい。

餌木を2つつける場合は、必ずタイプの違うものを組み合わせて下さいね。

同じような餌木を2つ並べてももあまり意味はありません。

オモリのすぐ上に餌木が来るようにセットしたら、とりあえず海底まで下ろします。

オモリが着底したら糸フケを取り、オモリは浮かせず海底につけたままで、竿先を揺すって餌木だけ小刻みに動かしてやります。

これが誘いなのです。

餌木を見つけたマダコは、すっと近寄ってきてまず腕を伸ばし、餌木を触りにきます。

このときに何となく餌木の動きが止まったようなモタレのアタリが出るのですが、竿先が敏感なロッドでないと分かりにくいかもしれませんね。

この状態では、まだマダコがしっかり餌木を抱いていないので合わせても掛かりません。

何となくおかしいというモタレのアタリが察知できたら、少しロッドを送り込むようにして待ちます。

その直後にズシッとした重みを感じたとき、ロッドを立ててしっかり掛けにいきましょう。

マダコが掛かったら道糸を緩めてはいけません。

大型が掛かったとき、それも脚を広げて上がってくるときの抵抗は相当なものです。

でも、リールが巻けないからとポンピングしながら巻くのはよくないですね。

ポンピングしながらロッドを戻したときに外れることが多いからです。

重くても一定のスピードで巻き続けるのが一番いいのです。

フィニッシュは、大きくてロッドで抜けないと思ったらタモを使うことです。

大型ほど抜き上げるときによくバラすからです。

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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