ベイトリールの選び方!人気メーカーのダイワ・シマノ・アブガルシアからおすすめ10選
さまざまな釣りを楽しむ上で、ベイトリールを使うケースが増えてきました。 ひと昔前までは、バックラッシュトラブルを引き起こすことが要因で、上級者が用いるイメージの強かったリールで…
FISHING JAPAN 編集部ダイワのアルファスシリーズに最新モデル・アルファスSV TWが追加されましたが、直径32ミリのスプールではベイトフィネス機としてちょっぴりもの足りないですよね。
やはり既存モデル・アルファスAIR TWの、軽量ルアーを飛ばす徹底した作り込みに惹き付けられます。
約1年をかけて、バス釣り以外のさまざまな釣りにチャレンジしてみましたので、その実釣インプレをご紹介します。
「アルファスAIR TWなら限界でどこまで軽いのが投げられるの?」
スプールに4ポンドフロロカーボンを巻いた状態で、アジングゲームに用いる2グラムのジグ単なら、ピッチングでも飛んでくれます。
サイドハンドキャストなら、もっと軽くてもだいじょうぶですよ。
目次
アルファスAIR TWには、直径28ミリのAIRスプールが搭載されています。
これがほんの少しの引っ張りでも回転をスタートさせてくれるのです。
スプール自体のウエイトも軽くて、極小の専用ベアリングも搭載されていますよ。
徹底した肉抜き・軽量化が押し進められたことによって、極めて軽いルアーやリグを、狙ったポイントまで届けることができます。
最初アルファスAIR TWを手にしたとき、何てコンパクトなんだろう!と驚きました。
と同時に、剛性や耐久性は問題ないのかな?と不安に感じたものです。
そういう感情は、実釣で払拭していくのがイチバンですから、まずは定番のバス釣りで使ってみました。
直径28ミリのスプールに巻いたのは、8ポンドのフロロカーボンラインです。
あまりゴワゴワした硬いものではなく、しなやかさを伴なったものにしました。
それを40メートルほど巻いて、先端にはピンテールタイプのワームにオフセットフックを結びます。
トータルで、5グラムを少し切るぐらいのウエイトでしょうか。
流行りの高比重ワームではないので、大して飛ばないだろうなと予想していたのですが・・・。
サイドハンドキャストで軽く前方に押し出すようにロッドを振ると、まるで何の抵抗負荷も存在しないかのような、美しい放物線を描いてワームが飛び出しました。
着水点は、イメージしていたより1メートルも先。
しかもバックラッシュはしていません。
ピシュッ!という静かな着水音とともに、ワームがゆっくりと水中へ消えて行きます。
その瞬間、ラインが横に走り出したのです。
1投めからバスが食い付いてきました。
慌ててロッドを立て、フッキング動作に移ります。
その間アルファスAIR TWは撓むことも軋むこともなく、安定したリトリーブでバスを引き寄せます。
これならスピニングタックルの細いラインでは、アプローチを躊躇してしまうポイントでも、果敢に攻めることができますし、新しいアプローチの手段を手に入れた感覚になりました。
誘いも食わせも、別次元で可能にしてしまう感じでしょうか。
このベイトリールを、ライトソルトウォーターゲームの釣り場に持ち込んでみました。
防波堤の常夜灯周りで、アジングゲームを実践してみたのです。
スプールには、エステルラインの0.4号を巻いてみました。
キャロなら当然のように飛距離を伸ばしていきます。
そこで1グラムを少し超える程度のジグ単に切り換えました。
なんと!難なくスルスルと飛んでいくのです。
サイドハンドキャストなら、狙ったポイントまできっちり届けられますし、アジが掛かってもロッドワークで口切れせずに取り込めます。
何よりラインに糸ヨレが発生しないので、一度巻いたラインを長い期間使い続けることが可能です。
手返しの良さもバツグンですから、アジング専用のベイトロッドが欲しくなってきました。
アルファスAIR TWを渓流のアマゴ・イワナ釣りに使ってみました。
急流や瀬に向かってルアーを投入するのではなく、ある程度の深さのあるトロ場や、滝の下側にアプローチしていきます。
ルアーは流行りのフラットサイドミノーではなく、鉄板系のバイブレーションです。
冬場のバス釣りに用いることで知られていますが、あれの軽いウエイトのもの=3.5グラムを4ポンドのフロロカーボンラインに結びました。
着水してただ巻きしてもかまいませんし、ボトムを取ってリフト&フォールしてもひんぱんにバイトしてきますよ。
特にリフトの瞬間、ボトムから5センチほど上げるまでに食い付いてくるので、ラインを出さないフッキングが可能なベイトタックルは、とても扱いやすいでしょう。
アルファスAIR TWの独壇場といったところでしょうか。
それではアルファスAIR TWに合わせて使ってみたい、おすすめのロッドを取り上げてみましょう。
まずは、アジングゲームを実践するのに、このロッドを選んでみました。
一日も早く、専用のベイトロッドをリリースして欲しいですよね。
ダイワのバス釣り用ベイトフィネスロッドです。
とても繊細で柔らかいロッドティップを持っているので、かなり軽量なルアーやリグをキャストすることができますよ。
全長は1.98メートルとやや長めで、継数は2本ですがグリップジョイント方式を採用しています。
ですから仕舞寸法は、172センチと長めです。
自重は97グラムと軽めの設定ですから、ロッドワークを積極的に活用できるでしょう。
先径/元径は、1.5/11.9ミリと細め。
適合するルアーウエイトは、1.4グラムから9グラムまで。
適合するラインは、フロロカーボンラインなら4ポンドから10ポンドまでです。
ブランクのカーボン素材含有率は、99パーセントになっています。
実際に手にしてみると、とても取り回しが楽で、イメージ通りに振り抜けてくれる印象でした。
軽量ルアーでも飛距離が安定しますから、これまでできなかった釣りにもチャレンジしやすいですね。
アジングやメバリングに投入すれば、手返しよくルアーをアプローチできますよ。
実売価格は3万円台と、やや高額な価格設定ですが、他に同じような調子・長さ・張りのベイトロッドはなかなか見当たらないので、購入を検討する価値はじゅうぶんにあるでしょう。
グリップも細目で、握り込みやすいのが嬉しいですね。
ダイワ(DAIWA) ネイティブトラウトロッド ピュアリスト・V 52ULB・V 釣り竿
ダイワからリリースされている、ネイティブトラウトゲーム用のベイトロッドです。
全長1.58メートルと、やや短めなのが扱いやすさをアップしてくれます。
2ピース仕様で、仕舞寸法は82センチにまで縮まりますよ。
自重は77グラムとかなり軽めですから、長時間振り回してもさほど負担には感じないでしょう。
先径/元径は、1.1/6.9ミリと細め。
適合するルアーウエイトは、1.5グラムから7グラムに設定されています。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら2ポンドから6ポンドです。
ブランクのカーボン素材含有率は、86パーセントになっています。
実際にフィールドで使ってみると、バックスイングを取ったときの曲がり込みが絶妙で、背後に行き過ぎることがないことから、ルアーが引っ掛かりにくいですね。
当然キャストの手返しもアップするので、釣れる魚の数も比例して上がります。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格に設定されています。
アルファスAIR TWの相性も上々なので、使い込みながら慣れていくのがいいでしょう。
アルファスAIR TWの特徴や使い方、おすすめのロッドを取り上げてみましたが、いかがでしたか?
バス釣り用のベイトリールとして開発されましたが、バスを釣るだけではもったいない。
自分なりに想像を膨らませて、さまざまな釣りに試してみたいですね!
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