釣行の写真

モンスターサイズも捕獲開始 いよいよ激アツの後半戦へ!

隔週刊つり情報編集部

開幕当初は姿が見えなかったカツオが9月に入ると相模湾内に入り出し、同時にこれまでエビング優勢だったキハダもコマセに口を使い始めた。

釣り場も日に日に湾奥へと移り、9月下旬現在は江ノ島~城ケ島西沖にかけての三浦半島西岸沖一帯で熱いバトルが繰り広げられている。

目下はカツオの群れが多いため、前半はカツオを狙い、後半は少し沖へ移動してキハダを狙うという、多くの人がカツオ&キハダ釣りを楽しめる理想的な展開となっている。

朝方のカツオはハリス10~16号、全長2.5~3mの仕掛けで水深5~15mのタナを狙う。

1~2kgの小ぶりサイズが多いものの、いい人は短時間で5~15本上げている。

キハダは水深30m前後のタナを狙い、これまで10~20kg級が主体だったが、彼岸を過ぎたあたりから40kgオーバーも上がり始め、9月28日には71kgのモンスターサイズを釣り上げた船もあった。

そして10月2日、ちがさき丸では50kgオーバーが連発、いよいよ大型狙いの後半戦に突入した。

釣行の写真

10キロ前後のキメジのヒットも多い

数パターンの仕掛けを用意

例年どおりであれば10月中旬のキハダ狙いは流し釣りがメインのはず。

キハダもサイズに比例して警戒心が増し、コマセカゴを嫌う傾向が強くなってくるので、シーズンが深まるにつれハリスは長めが有効となってくる。

今後、ハリス長は8~10mが基準となり、シーズン終盤には12~15mの長さまで使うことも。

状況に対応できるよう数パターンの仕掛けを用意しておこう。

ハリスの写真

今後は長めのハリスが有利になる

9月に入ると相模湾にもカツオが見え始め、日を追うごとにコマセにも反応。

半ばを過ぎるとこれまでエビング優勢だったキハダも徐々にコマセで釣れ出して、各船宿ホームページの釣果が更新されるのが待ち遠しい毎日となってきた。

相模湾茅ケ崎港のちがさき丸を訪れたのは9月26日のこと。

ひとたび釣れ出したとなればファンの反応は早い。

平日にもかかわらずキハダ・カツオ船は満席の大盛況だった。

船の写真

目下のポイントは江ノ島〜城ケ島西沖にかけての三浦半島西岸沖

キハダ&カツオを釣るためのポイント

現在の相模湾のキハダの状況や今後の予想、仕掛けや釣り方のポイントなどについて、米山茂明船長に出船前に伺ってみた。

Q 8月中は低調続きでしたが、今年のカツオ・キハダは少ないですか?

A キハダはけっこういますよ。

少し走るだけでいくらでも反応は拾えるほど。ようやくコマセでも釣れ出したところで、20kg台サイズが多いですが、深いほうには大型と思われる反応も見えますからモンスターサイズが食い出すのもそろそろですよ。

カツオは1.5~2.5kgと少し小ぶりですが、専門に狙えば2ケタ釣果もイケると思いますよ。

朝の1~2時間でお土産程度は確保できるくらいですから、これはありがたい状況です。

カツオは10月一杯、キハダは11月一杯はイケるでしょう。

キハダはシーズンが深まるにつれアタリ数も減り、難易度も高くなりますから、ビギナーさんは早めの釣行をおすすめします。

1週間ほど前まではエビング優勢と言われていたが、ほんの数日のうちに釣況は大きく変化したようだ。

カツオのお土産を確保したのちにじっくりとキハダを狙う。

この釣況こそが多くの釣り人が楽しめ、船宿にとっても理想的な展開といえよう。

次は仕掛けについて伺ってみた。

Q オモリは何号?

A 120~150号をおすすめしています。

とくにこれからキハダはタナも深くなってきます。

沈みも速く道糸の立ちもいいですから。

Q ハリスは?

A 朝方狙っているカツオは今のところ小ぶり主体ですから、ハリス10~12号、長さは3m以内。

ですが状況はいつ変わるか分かりませんから、ハリス16~20号の仕掛けも用意しておくと安心です。

キハダは現在はハリス24号以上、長さ6~8mをすすめていますが、今後流し釣り主体になるとハリス26号以上、長さ8~10m、11月ごろには10m以上を使いますので、各長さの仕掛けを複数用意してください。

Q ビギナーが釣り上げるためのポイントを教えてください。

A カツオはアタリがきたら合わせを入れて、あとはフルドラグでガンガン巻くだけ。

このとき竿は持たず、キーパーにかけた状態で巻き上げたほうが取り込み動作がスムーズにできますよ。

キハダの場合は道糸を片手で強く引っ張って出るくらいに(3~4kg)ドラグ調整しておきましょう。

タナは道糸のマーカーで正確に合わせること。これ一番のポイントです。

キハダは日に日に警戒心を増していき、コマセカゴを嫌う傾向が強くなります。

だれかが仕掛けを下げてしまうとせっかくコマセに寄ってきたキハダがまた深く潜ってしまい、台なしになってしまいます。

今後はコマセを振り出すときのコマセカゴの下限ダナまで指示するようになりますから、必ずそれを守ってください。

アタリ待ちは基本置き竿でいいです。

ヒットして道糸が引き出されても手を出さないこと。

ファーストランの速度が遅くなったら強く合わせを入れてください。

合わせを入れるときもキーパーにかけたままでいいです。

皆さんどうしても竿を持ってポンピングしがちですが、テンションが不安定となってバラシが非常に多くなります。

またキハダがイレギュラーな動きをすることでサメに狙われやすくもなります。

ビギナーさんが確実にキハダを釣り上げるには竿はキーパーにかけたまま電動ウインチで巻き上げるのが一番ですよ。

付けエサの鮮度管理も大事

付けエサのオキアミは常温域に出しっぱなしにしておくと、黒く変色してしまい、使い物にならなくなる。

付けエサは氷が効いたクーラーに保管し、小出しで使うことを心がけたい。

魚も人間も食べ物は新鮮なものを好むのは同じだ。

エサの写真

コマセも半分ずつ解凍しよう

カツオは食い活発 キハダも反応バッチリ

さて、定刻の6時となったところで出船。

港を出ると各方面から続々と沖を目指す船影が見える。

ゆっくりと航行することおよそ30分、江ノ島沖あたりでソナーが反応をキャッチ。

「できるように準備して」

しばらく反応を追尾したのち、「いいよ!10~15mでやって」と船長からのアナウンスで開始。

スタートまもなくして右トモ3番の板垣さんにヒット。

1.5kgサイズのカツオを抜き上げた。

3kgサイズも交じったが、船中アタリの間隔が長く、1時間半ほどの間に3kgサイズを交えて3本釣った人もいた。

少し沖目に移動してのキハダ狙いは反応は終始見えたが、やはりアタリはイマイチ。

キハダのヒットもあったがバラシに終わり、当日のハイライトといえば三浦さんの7kg超サイズのカツオと金子さんの11kgのキメジで沖揚がり。前日から入ってきた水温が低い濁った潮の影響のようだ。

「いやぁ、1本くらいは取りたかったなぁ」と船長。

私も同じ気持ち。

ということで2日後の28日も乗船。

しかし、例の濁った潮は変わらず、お土産のカツオも型を見た程度。

キハダの反応は相変わらず多いがアタリは遠く、右舷大ドモの三吉さんに9kgのキメジが上がったのみ。

そんな中、頑張ってくれたのは2人の女性アングラー。

キャスティングスタッフでもある小俣あつみさんは良型カツオを3本ゲット。

釣りはまだ3回目という三浦蓉子さんは手巻きタックルで7kg超のジャンボカツオを釣り上げて周囲を驚かせてくれた。

キハダをカメラに収めることができず、無念だったけどこれも自然相手。

いよいよXデー到来! モンスターサイズ連発

10月2日、プライベートで釣行した。

前回の釣行時より釣り場はさらに近くなり、航程20分ほどの茅ケ崎沖。

濁り潮は消え、青く澄んだ潮に変わっている。

水温も25度台に上昇したようだ。

「カツオの人は5~10m、マグロの人は30mでやってみて」

2kgサイズのカツオが釣れる中、「キハダの反応も出てきたよ」とのアナウンス。

そのすぐ直後、「入った!」と声を上げたのは右舷ミヨシ2番の長澤さん。

仲乗りの三浦さんからアドバイスを受けながらのヤリトリで船中1本目となる24.8kgをキャッチ。

それに私も触発されてカツオ仕掛けからキハダ仕掛けにチェンジ。

ハリス26号、10mでスタート。

35mでコマセを振り、指示ダナ30mにセット。

「おっ、食ったっ!」

勢いよく道糸が引き出されるが、ここは慌てず、そして走りが遅くなってきたところで少しドラグを締め込みながら強く大きく4~5回合わせを入れる。

再び疾走し150mまで引き出されたが、一進一退の攻防の末、今シーズンの初物となる37kgをゲット!

仕掛けを整え、リスタートするとすぐさまヒット。

右舷胴の間の方にもアタリがあり、ダブルヒットとなった。

1本目と比べて手応えは格段に強い。

竿をキーパーにかけたまま道糸をたぐって加勢しながら電動で巻き上げる、いわゆる電動ウインチだ。

「デカそうだよ」とハリスをたぐる仲乗りさんの表情に緊張感がにじみ出る。

ギャフ打ちが決まり、3人がかりで船中に引き上げたのは54.3kg。

続いてもう一人の方のキハダも無事キャッチ。

こちらはさらに大きく56.2kg。

モンスターサイズのダブルキャッチに船上は興奮のるつぼ。

その後もヒット連発。レンタルタックルのビギナーさんも仲乗りさんのアドバイスを受け、念願の初キハダをゲット。

船の保冷ボックスはキハダ、キメジで満杯状態。

「あと10分くらいで揚がります」

3本目(10kgのキメジ)を釣り上げた後は竿を出さずにいたが、最後にもう一度仕掛けを下すとズドンッ!で49.2kgをゲット。

当日の船中釣果はカツオ0~3本、キハダ・キメジは16本(20kg以上8本)。

ヒット数やバラシは数え切れないほどだった。

「モンスターサイズがそろそろ食い出しますよ」と前回の取材時に船長が言っていたとおり、まさに今日がそのXデーとなったわけだ。

今シーズンの後半戦は昨年以上に熱くなりそうだ。

釣行の写真

10月2日、ついにきたXデー。航程30分ほどの茅ケ崎沖で56.2kgのモンスターサイズが出た

釣行の写真

10月2日の釣行で54.3、49.2、37kgを筆者が釣り上げた

釣行の写真

キハダ狙いで交じる カツオは6〜7kg級の大型が多 い

INFORMATION

相模湾茅ケ崎港 ちがさき丸

0467・86・1157

▼備考=予約乗合、6時出船。マダイ、ライト五目、アマダイへも出船

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隔週刊つり情報(2025年11月1号)※無断複製・転載禁止

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