フライリールのアップ写真

フライキャスティングの初心者入門編!ピックアップ+レイダウンをマスターしよう

FISHING JAPAN 編集部

これからフライフィッシングを始めてみよう!と考えている人に、ぜひマスターしてもらいたいのが、基本的なキャスティングのやり方です。

ルアー釣りの経験があっても、フライのキャスティング方法やアプローチはまるで違うもの。

しっかりとベーシックな練習をやり込んで、ハジメの一歩を踏み出すようにしましょう。

ここでは、フライキャスティングの基本についてご紹介します。

「フライキャスティングのスクールとか開催されているけど、参加しないとマスターできないのかな?」

機会があれば参加してみるのもいいかもしれませんが、開催場所が遠方だったり密を避けることを考慮すると、独りで練習する方法も知っておいたほうがいいでしょう。

フライキャスティングの基本とは

フライキャスティングの基本とは、ルアーのキャストとは異なりフライを投げるのではなく、フライラインを狙ったポイントにきちんと送り出す作業のことです。

9フィート前後のロッドに専用リール、4番から7番程度のフローティングラインを巻いてください。

そして最初におこなうのが、ロッドの握り方をマスターすることです。

握り方は基本的に3種類ありますが、その中のひとつ、サム・オン・トップ・グリップを覚えましょう。

まず、ロッドを握る手の親指を、グリップの真上に持ってきてください。

そうすると、残りの4本の指でロッドを支え受ける形になりますよね。

でも4本とも均等に力を込めると、柔軟な手首の動きが阻害されてしまい、フライキャスティングがぎこちないものに。

それを防ぐために、小指を絞り込み、薬指の付け根部分に力を込めて、ロッドを保持しましょう。

残りの指は、ただ添えるぐらいにしておくと、フライロッドが手のひらの中でうまい具合に踊るようになります。

サム・オン・トップ・グリップ、覚えましたか?

元々この握り方は、遠投をするのに向いているものですが、親指の位置を最初に固定してしまうので、キャスティングに無駄な動きが出にくいというメリットがあります。

この握り方から入れば、キャスティングのコツも見えてきやすいでしょう。

フライキャスティングの基本①ピックアップ

いよいよフライキャスティングの練習に入りましょう。

といっても、今回実践するのは、2つの行為だけ。

最初からたくさんのキャスティングフォームを覚えようとしても、混乱しますから、2つに絞ってみました。

まず最初におこなうのが、ピックアップという動作です。

ピックアップというのは、ラインから引き出しているフライラインを持ち上げてから、自分の後方に跳ね上げること。

「それはカンタンでしょ!」

その通り!カンタンなのですが、これができないとフライキャスティングは始まりません。

注意したいのは、自分のバックスペースで、そこにラインが当たってしまうような障害物があっては、引っ掛かってしまいます。

また他のアングラーが立っていれば、フライキャスティング自体をストップしなければなりません。

事故を未然に防ぐためにも、ピックアップに連動した後方確認は必須で、フライキャスティングの基本中の基本行為だと強く認識してください。

早く魚を釣りたい!という気持ちを払拭し、心落ち着かせたい瞬間でもあります。

フライキャスティングの基本②レイダウン

次におこなうのが、レイダウンという動作です。

これは、バックキャスト=後方へロッドをスイングしてフライラインを送り込むことから、フォワードキャスト=前方へロッドをスイングしてフライラインを狙ったポイントへ届けようとすることへ動作を移していく作業を指しています。

フライラインを伸ばし切るイメージで、ロッドを振ってみてください。

ピックアップからレイダウンまで、一連の動きの中でおこないます。

具体的には、10メートル程度のフライラインをリールから出して、真っ直ぐに伸ばした状態からスタートします。

ちょっと長いな!と感じたら、8メートルほどに短くしてかまいませんよ。

ロッドは地面と平行に構えてから、ピックアップの動作を始めて、ロッドティップが自分の真上を過ぎた辺りでストップ、そしてしばらくポーズ。

この間を持たせることが、フライラインを後方にきちんと伸びていくことにつながります。

それができたらフォワードキャストに移って、フライキャスティングは完了しますよ。

慣れるまでは、間の持たせ方が不十分で、フライラインが狙った前方にうまく伸びていきません。

でもそんなことは、誰しも必ず通る道なのです。

じっくり時間をかけて、ピックアップとレイダウンを自分のものにしてみましょう。

フライキャスティングの基本動作・ピックアップ+レイダウンの練習を収めた動画はこちら

フライキャスティングの基本をマスターするのにおすすめのロッドはこちら!

フライキャスティングの基本練習を実践するのに、おすすめのロッドを取り上げてみましょう。

渓流で使うつもりなら短いものを、遠投したいなら長いものでいいのですが、初めて手にするなら、2ピースや3ピース仕様の9フィートまでの長さのロッドがいいでしょう。

フライラインの4番から7番程度をキャストするのにマッチしたものを選べばOKです。

ちなみに番手が上がっていくと、フライラインはどんどん重くなります。

ダイワ(DAIWA) フライロッド ロッホモア プログレッシブ2 F834-3 釣り竿

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ダイワからリリースされているフライロッド・ロッホモアシリーズの3ピースロッドです。

ラインは4番がマッチするように作られていて、長さは2.51メートル、自重は48グラムと軽量になっていますよ。

シャープな振り抜けを実感できますし、ラインの重さを感じやすいのが扱いやすさにつながっています。

実売価格が1万円台と、安い価格設定なのが嬉しいですね。

フライキャスティングの基本をマスターしてフィールドへ出かけよう!

フライキャスティングの基本方法や、おすすめのロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか?

しっかり練習して渓流などのフィールドへ足を踏み出してみましょう。

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