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南房イサキシーズン真っ盛り連日定量、初心者でも土産十分
関東周辺で最も早くスタートした南房洲ノ崎方面のイサキは、シーズンからいえば折り返し点を迎えた状態。
当地は序盤から好発進し、現在も衰えることなく釣れ続いているのは、それだけ魚影が濃い証拠でもある。
洲ノ崎栄ノ浦港からの出船では、港前の釣り場から東は館山沖、西は布良沖とイサキのポイントが数多くある。
水深は15~40m前後、狙うタナは8~25mと浅く、釣り方も簡単なので、女性や子供でも気軽にチャレンジできるうえ、連日定量(50尾)の好調ぶりなので、初心者でも土産は確実といえる。

▲デップリ太った魚体は今が食べごろ
イサキにもライン引きが効果的
ライトアジの釣法として知られている「ライン引き」はイサキにも効果的だ。
名手田中義博さんの釣り方はタナ下2mあたりから、リール3分の1回転ずつ巻きながらシャクリ上げていく釣り方。
これでダブル、トリプルを連発していた

▲竿先を下げながら細かく誘い上げていく

▲田中さんは多点掛け連発でいち早く定量達成
南房は今がベストシーズン食べごろイサキが釣れ盛る
南房で「イサキ開幕」の報が届いてすでに3カ月以上。
いつもなら好不調を繰り返しながらベストシーズンの6月を迎えるのだが、今期はスタートから絶好調の釣れっぷりで現在に至っている。
梅雨イサキの別名どおり旬は今。
脂の乗った身はもちろん、美味な真子、白子もたっぷり入っているからで、本格的なグルメ釣り師が始動するのもこの季節なのだ。
すでに本誌でも何度か各地のイサキ釣りを報じていることもあり、今回はちょっと視点を変えてイサキ釣りをとらえてみた。

▲三石忍さんも乗船。終盤に良型のトリプルを決めてくれた
太いハリスは通用するのか
釣行したのは5月15日、船は南房洲ノ崎栄ノ浦港の早川丸である。
所有する1隻がドック入りで、今回は早川元樹船長の第21早川丸のみの出船。
もちろん当日も満船状態である。
当日は商品撮影のためがまかつのフィールドテスター4人も同船。
メンバーにはコマセ釣りの名手もいるので、取材するほうにとってはありがたい。
5時出船。
南房周辺での出船は、なんといっても釣り場が近いことが魅力。
この日も航程10分の港前、水深25m前後、タナ16mでスタートとなった。
当日はベタナギの釣り日和。
この時期のイサキ釣りはよほどの水温変化がない限り、まず釣果は確実。
この日も開始からあちこちで竿が曲がり30cm前後の良型が顔を出す。
「あ~いつもの風景、このまま納竿まで変わらず釣れ続くんだな」
釣っているほうにはいいのだけれど、カメラを構えて見ているほうにとってはやや単調でネタにも欠ける。
そんなとき、がまかつスタッフの田中義博さんがおもしろいことをし始めた。
「ハリス3号の仕掛けがあったんで、太いハリスが通用するか、最初はこれを使ってみます」
イサキの仕掛けといえば1.5号が標準。
もちろん他地区では3号前後も使われてはいるが、マダイやメジナなどのゲスト対策も考慮してのこと。
純粋にイサキだけを釣るなら1,5号が絶対有利、この道の先人たちが考え出した結論なのである。
とはいえ、1.5号は絡みやすいし、ハリス切れもしやすい。
3号で釣れたらとだれしも思うはず。
これはおもしろいと田中さんの釣りを注視することにした。

▲この日は終盤にも良型ラッシュ
Tackle Guide
早川丸の船宿仕掛けは幹糸がひと回り太い1.75号となっている。
良型が多いときは少しは耐えてくれるはず。
これからメジナ、マダイなどのゲストも多くなるので3号仕掛けがあってもいいはずだ。

アタるけど掛からない
ついでに話しておくと、約3mの仕掛け長。
これにもわけがある。
かつて南房のイサキ釣りはサビキ仕掛けが普通だった。
初めは20cmもないハリス長がそのうち40cmとなり、突き詰めると横に長いテンビン仕掛けが有利という結論になった。
それも初めは全長2mが5mにもなったりして、結局は3mに落ち着いた。
食いもよくさばきやすい長さということである。
約30年前から当地のイサキに通い続ける身としては、こうした仕掛けの進化もおもしろいところである。
田中さんの釣り方は17ページにも紹介したライン引き。
イサキにも有効なのを実証するかのように、ポンポンと釣り上げる。
それも船中トップをいく釣れっぷりだ。
「この調子なら3号でもイケるのでは」と感じるほど。
釣り開始して約2時間、ほとんどの方が2ケタ釣りを達成したころから食い渋ってくる。
移動回数も多く、釣れても単発が目立つうえ、サイズも小さい。
田中さんも、「アタるんですよ、でも掛かってくれないんです、これが3号ハリスなんですね」と言いながら1,5号仕掛けに戻した。
イサキは胃が小さいのでスレるのが早く、一カ所で長時間釣れ続かないと言われる。
朝イチや食いのいい時間帯なら3号でも通用するが、目のよいイサキは食い渋ると仕掛けを見切るのか、やはり1.5号という結論に至った。
中盤はやや食い渋ったものの、船長は布良~館山沖と幅広く移動を繰り返し、食い気のある群れを探す。
そしてついに水深15m、タナ8~10mで好反応を発見。
掛かってくるのはほぼ30cm前後の良型ばかり。
そのまま納竿の11時まで釣れ続き、船中の半数以上が定量(50尾)達成。
いつもながらの笑顔あふれる帰港となった。
当日は私もタックルや仕掛けも持参したが、皆さんの釣りを見ているうちにお腹いっぱいとなり、結局は竿を出さず仕舞いだった。
今度は家族2人で処理できるぶんを目ざし、のんびり午後釣りにでもお邪魔したいと思っている。
それなら3号仕掛けがちょうどいいかも……。
早川丸では当分の間、午前午後の2便、2隻体制での出船でイサキ乗合を継続。
旬の味覚、釣果保証書付きのイサキ、ぜひ一度足を運んでいただきたい。
釣れる釣りはやっぱり楽しいのである。

▲初心者の女性もコツを覚えたらどんどん数をのばした
船宿INFORMATION
南房洲ノ崎栄ノ浦港
早川丸
0470・29・1095
備考=予約乗合、午前船5時出船。
午後船12時集合、集まり次第出船
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隔週刊つり情報(2025年7月1号)※無断複製・転載禁止

