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[ツリトモさんいらっしゃ~い!(第9回)]三浦半島長井荒崎港カワハギ

隔週刊つり情報編集部

第9回のツリトモ

取材でお邪魔させていただいたのは、東京都世田谷区の天谷幸治さんが勤める会社の釣りサークルの皆さん。

釣り物はカワハギです。

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▲25cm級のうれしい1枚

良型中心に釣れる亀城根周辺のカワハギ

今回の「仲間と仕立船で沖釣りホリデー!ツリトモさんいらっしゃ~い」は、東京都世田谷区の天谷幸治さんが勤める会社の釣りサークルの皆さんがカワハギで仕立てた三浦半島長井荒崎港の道乗丸にお邪魔させていただいた。

釣行日は11月25日。

当日はサークルの釣り大会ということで皆さん朝からなんとも楽しげな雰囲気。

6時に出船となり船は亀城根周辺へ向かう。

約20分ほど走ったところで釣り場に到着。

水深30m前後で開始となる。

竹内正船長に今期のカワハギの状況をうかがうと、数はさほどのびないもののサイズは20~25cm級の良型が多いとのこと。

開始後は前日のシケが影響しているのか、ベラなどの外道は上がるものの本命はなかなか顔を見せない。

船中1枚目のカワハギが取り込まれたのは開始から1時間ほどたってから。

25cm級の肝パンで見るからにおいしそうだ。

それからはポツポツと上がるようになり2人同時に釣り上げる場面も。

カワハギ釣りにおいては珍しいイサキが上がったりして徐々に盛り上がってきた。

中盤戦はやや中だるみしたものの、時折本命が顔を見せるのでだれも手を止めない。

後半戦になるとカワハギの食いが上向き着々と数をのばす人も。

釣れるのは20~25cm級が中心で数より型という向きにはなんともうれしい状況だ。

そんな中これまで苦戦していた足立区の相川源太さんに待望のヒット、竿がカンカンたたかれる。

慎重に巻き上げて取り込んだカワハギは後計量27cmで釣り上げた本人は、「朝から外道ばかりだったんで超うれしいです。大好きな肝ポン酢でいただきます!」と言って満面の笑みを浮かべた。

終了間際、幹事の天谷幸治さんに当日の感想などをうかがってみた。

「道乗丸は初めての利用でしたが、船長が優しいうえに大きなカワハギを釣らせてくれて皆楽しめたようです。普段から初心者でも楽しめる釣りをメインにやっているのですが、その点カワハギはピッタリですね。食べておいしいし。今日は私自身も十分に楽しめました。また利用したいです」とのお言葉をいただき沖揚がりの時間を迎えた。

ちなみに大会結果は大物賞が前出の相川源太さん。

数の部門では11枚を釣り上げた鎌倉市の杉本英人さん。

良型中心に楽しめる亀城根周辺のカワハギ。

この冬のおすすめです。

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▲カワハギのアベレージは20~25cm

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▲相川さんが見事釣り上げたのは27cmの大型

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▲終始楽しそうだった幹事の天谷幸治さんは肝パンをゲット

多彩な釣り物が楽しめる長井~城ケ島沖

さて12月中旬以降のおすすめを竹内船長にうかがうと、アオリイカ、カワハギ、アマダイ、オニカサゴ、ハタ類とのこと。

いずれもリレー釣りが可能なので欲張り派も満足できるはずだ。

アオリイカは中オモリの餌木シャクリのほか人気のティップランエギングも受け付けていて、最近はティップランでの出船が多いという。

アオリイカの釣り場は亀城根周辺の水深15~30m。

目下のところ0.3~1kg級が順調に上がっていてトップ5杯なんていう日も。

アオリイカは翌年の初夏までロングランで楽しめるターゲット。

春以降は2kgクラスの大型も期待できる。

竹内船長は大のティップランエギング好きなので、分からないことがあったらどんどん聞いてみるといいだろう。

カワハギは亀城根周辺の水深20~50mが釣り場。

今期の傾向としては数は出ないものの型がよく20~25cm級主体に30cm級も上がっている。

今後は水温の低下とともにカワハギの群れが徐々に深場に固まるようになり、群れに当たると数、型ともに抜群の釣趣を堪能できる。

アマダイは長井沖や城ケ島沖の水深60~120mが釣り場。

30cm級主体に楽しめ40cmオーバーが交じる日も珍しくないそうだ。

オニカサゴは長井沖や城ケ島沖の水深100m前後を探る。

600g級中心に日によっては1kg級も上がるそうで、アマダイとのリレーで楽しむ人も多いという。

ソフトルアーで狙うロックフィッシュゲームも人気を集め20~30cm級のカサゴのほか20~40cm級のアカハタやオオモンハタが上がるそうだ。

またスーパーライトジギング(以下SLJ)やソフトルアーで狙うハタ類も受け付けていてSLJではイナダやカンパチなどの青物のほかオオモンハタやアカハタがターゲット。

冬場は良型のサワラが上がることもあるという。

そのほかマダイ五目は周年楽しめマダイは1~2kg級が中心。

イナダやアジ、サバなども交じりクーラーの中はにぎやかになるそうだ。

道乗丸が得意とする長井~城ケ島沖はこの時期も釣り物が実に多彩。

仲間や家族を誘ってとことん冬の釣りを楽しんでみてはいかがだろう。

オモリ

▲オモリは25号と30号を用意。エサはアサリを使用する

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▲2人同時にヒットする場面も

三浦半島長井荒崎港 道乗丸

046・856・1760

090・3406・2353

三浦半島の長井荒崎港から出船する道乗丸は、長井沖を中心にアオリイカやカワハギ、アマダイなどの人気ターゲットを心ゆくまで楽しませてくれる船宿。

代々漁師を生業としてきた同船が仕立専門の船宿を開業したのは今から20年以上前のこと。

現在は根っからの釣り好きで経験豊富な竹内正船長(50歳)が舵を握る。

竹内正船長は穏和な人柄で、実に親切。釣り方なども優しくアドバイスしてくれるのでビギナーも心配は無用。

帰りに三浦野菜などのお土産を持たせてくれるのもうれしい。

ほとんどの釣り物がリレー可能で土日祝日も5名から仕立てられるから、少人数グループにもおすすめだ。

船長

▲竹内正船長 

12月中旬以降はカワハギ、アオリイカ、アマダイ、オニカサゴあたりがおすすめです。

カワハギは型がよく肝がパンパンに入っているので食味は最高です。

アオリイカはすでに1kg級が上がっているので今後が楽しみです。

アマダイ&オニカサゴのリレーなんかもおもしろいと思います。

利用ガイド

【予約方法】電話にて日程、人数、希望の釣り物などを伝えて日取りを確保

【出船時間】5~12時(季節によって変動あり)。

沖揚がりまで最大7時間

【エサ、氷、仕掛けなど】氷、エサ、仕掛けはすべて別料金

【集合場所】長井荒崎港に集合。

車は船着き場に隣接する駐車スペースに停める

【船宿アクセス】横浜横須賀道路・衣笠ICより三浦縦貫道路を経由し林IC下車。

荒崎港へ

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▲12月中旬以降もカワハギ釣りがおすすめ。今後は水温の低下とともに群れが深場に固まり、数、型ともに楽しめるようになる

野菜

▲下船後に三浦野菜などのお土産をおかみさんが持たせてくれる

船

▲船は11トン。最大で10名までが釣りやすい

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