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[素材はA級ウデ前B級Bグル隊の魚で一杯(第10回)]まさに入れ食い状態 東京湾横浜沖でイシモチ祭り開催中の巻

隔週刊つり情報編集部

隊長★竹田 信彦

魚を釣ることと飲むことを生きがいにしているビンボーライター。

釣り歴は40年以上だが釣りの腕はいまだにビギナーレベルの54歳。

最近は老眼が進みガイドにラインが通っていないこともある。

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▲横浜沖のイシモチ釣りを心ゆくまで堪能

隊員★近田 憲男

本誌編集部に加入して5年目ながらまだまだビギナーから脱出できないポンコツ。

食欲を満たすためなら外道も食らうため、前回はゲドゥー担当だった。

今回は本命を狙えるとあって鼻息を荒く釣りをするアラフィフ。

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▲終盤に入れ食いを満喫

イシモチ絶好調開始から本命連発で難なく食材を確保

今回のお題目は冬の人気ターゲット、東京湾のイシモチ(標準和名シログチ)でありやす。

派手なアタリと強い引きで楽しませてくれるイシモチは食味も満点。

クセのない白身は生はもちろん煮ても焼いてもおいしく魚好きを喜ばせてくれやす。

いつもの近田とお世話になったのは東京湾奥金沢漁港の鴨下丸。

7時半に出船となり約30分ほど走った横浜沖の水深20m前後で開始となる。

カメラは近田にまかせて、オレも竿を出すと1投目からブルルッときた。

上げてみると小アジで南蛮漬けにしたらおいしそうだ。

エサのアオイソメを付け替えて再投入し軽く誘いを入れるとブルン、ブルンと竿先を揺らす派手なアタリ。

「これは間違いなくイシモチでしょう」と軽く合わせて巻き上げる。

結構引きが強く軟調の竿がきれいに弧を描いてなんとも気分がいい。

取り込んだのは25cm級の本命でうれしいかぎり。

その後も次つぎにアタリが出てすぐに5尾のイシモチをゲットし、食材確保はOKでありやす。

しっかし釣れるっていうのはいいもんですなあ。

いつものように釣れなくて焦りまくったり、物乞い隊にならずに済むのはなんと楽しいことやら。

周りの皆さんも好調に釣り上げていて実に楽しそう。

中でもスゴかったのはオレの隣で竿を出していた常連の田端邦好さんで超ハイペースでイシモチを上げている。

釣れた数を聞いてみると釣り始めて1時間もたってないのに20尾オーバー。

スゴイ人っているもんですな。

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▲イシモチは派手なアタリと強い引きで楽しませてくれる

イチモチの炙り刺し&なめろうに合う1本 一ノ蔵特別純米酒辛口

正月くらいちょっといい酒を飲みたいよね。

普段は普通酒ばかり飲んでいるオレからしてみると素晴らしくおいしく感じられ、うま味が濃くスッキリとしたキレのある味わいはイシモチの炙り刺しやなめろうにも実によく合う。

冷やはもちろんお燗にしてもおいしく、刺身を味わいながらキューッとやれば至福になれること間違いなし。

この味わいで4合ビン1300円はお買い得。

うまい魚とうまい酒。

釣りをやっていてよかった~。

イシモチってホントいいヤツ子供も十分楽しめやす

船長に今期のイシモチの状況をうかがうと、「見てのとおり絶好調ですよ!」と言ってニッコリ。

確かに見事な釣れっぷりでありやす。

使うオモリは30号と軽いし、釣り方も軽く竿先で誘いを入れるだけと簡単だから、横浜沖のイシモチは子供でも十分に楽しめるハズ。

親子で出かけるのもありですな。

釣りを再開するとすぐにブルン、ブルンとアタリが出て楽しいのなんの。

一荷で上がることもしばしばでイシモチってホントにいいヤツだ。

中盤になり潮が動くとイシモチの食いはドンドン上向きもはや入れ食い状態。

その光景を見ていよいよ我慢できなくなった近田も竿を出すと1投目から本命を釣り上げてその後も楽しそうに釣りまくっている。

毎回こうだといいんだけど、ならないよなあ。

ちなみに釣ったイシモチはキッチリ血抜きするのがおすすめ。

血抜きしておくと生臭みが出ずおいしくいただけやす。

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▲群れが濃い場所に入ると一荷で釣れる

イシモチをおいしく持ち帰ろう

釣り場に着いたら氷を入れたクーラーボックスにバケツでくみ上げた海水を注いでおく。

イシモチが釣れたら生きているうちにエラの付け根から1cmくらいの部分をハサミでカットし、海水を張ったバケツの中に入れて血抜きをする。

血が抜けて魚が動かなくなったらクーラーに入れる。

トップは束超え!東京湾のイシモチは今後も期待度◎

ここで前出の田端さんに釣果を聞くと驚きの70尾超え。

おすすめの食べ方をたずねるとつみれと一夜干しとのこと。

ん~、どちらもとってもうまそう。

一夜干しにすれば日持ちするし、つみれにして冷凍保存しておけば何かと使えそうだし、今度やってみようっと。

終盤になってもイシモチの食いは落ちることはなく楽しい時間は続く。

小アジ交じりで25~30cm級の本命がジャンジャン上がり、船上はまさにイシモチ祭り状態。

いい日に当たったもんでありやす。

結局この日のトップはハイペースで釣っていた田端さんでパじゃありません。

このイシモチ釣りは5月までとロングランで楽しめるとのこと。

釣って楽しく、食べてもおいしいイシモチ。

マジでよく釣れるので、ぜひ皆さんもお出かけくだされ。

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▲手返しよく釣るのが数をのばすコツ

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▲102尾を釣り上げた田端さん。お見事!

船宿INFORMATION

東京湾奥・金沢漁港

鴨下丸

045・781・8410

▼備考=予約乗合、7時20分出船。

ライトアジ、タチウオへも出船

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