秋の山は熊や猪に気をつけて!山に釣りに行くときに注意したい危険な野生動物と対処法
気温が少し下がって、釣りをするにはもってこいの季節、秋が来ました。
秋の山には、お腹を減らしたブラックバスが待っています!
しかし、その一方で、秋の山には、冬眠を控えた熊やイノシシも生息しています。
そこで今回は、秋の山でバス釣りをする際に知っておきたい、危険な野生動物に襲われないための対策をご紹介します!
秋のバスは荒食い!
秋といえば、ブラックバスのシーズンです。
秋は、ブラックバスが冬に向けて荒食いしているシーズンなので、釣りやすい季節と言われています。
ランカーサイズだって夢ではないので、気候のいい晴れた日は少し山の中に入って野池でバス釣りをしてみてはいかがでしょうか?
紅葉を見ながら大きなバスを釣り上げるなんて、素敵すぎますよね。
早速、秋の山にブラックバスを釣りに行きましょう!
でも、秋の山で荒食いをしているのはブラックバスだけではありません。
秋は熊も活動的になっています!
くまのプーさんなどのキャラクターで人気者の熊、熊も秋は活発に動き回ります。
熊が冬ごもりすることは、皆さんご存知ですよね。
秋の熊は、寒い季節に備えて食べ物をたくさん食べて体に蓄えるため、食べ物を探していつもより活動的に山の中を歩き回っています。
釣り人の皆さんがバスを探して山を歩いている時に、熊もやまわ歩き回っていて、熊と遭遇する確率は夏や冬より高まっています。
春の熊、特に春のメスの熊は子供を守らないといけないので、一番凶暴化していますが、秋の熊は、それと比べるとあまり凶暴化しておらず、こちらから刺激をしなければ、熊から襲いかかってくることはほとんどありません。
そもそも熊に合わないように熊よけの鈴や、ホイッスルを吹くなどして、熊に自分の存在を知らせるようにすれば、熊は姿を表すことはありません。
熊と遭遇しないようにしていても、万が一熊を見かけたり遭遇してしまった場合は、熊を驚かさないように静かにゆっくりと後ずさりして、その場を立ち去るようにしましょう。
この対策は、本州に生息しているツキノワグマを想定した対策で、ツキノワグマは大きく成長しても2メートル前後、普段はきのみや果物などを食べているおとなしい熊なので、必要以上に驚かせず冷静な行動を行えば問題ありません。(安全を保証するものではありません)
一方で北海道に生息するヒグマは、人を食べ物と認識している場合もありえるそうで、ヒグマはなんと4メートルもの大きさにまで成長する性格も凶暴な熊と言われています。
ヒグマの怖さについては、「慟哭の谷」という小説を読むと理解することができると思います。
「慟哭の谷」は、実際にあった史上最悪のヒグマ襲撃事件をもとに執筆されています。
非常にショッキングな内容なので、怖すぎて北海道の山に釣りに出かけられなくなってしまうかもしれません・・・
森の住民はそもそも人ではなく、熊などの野生動物です。
熊を見つけたら、小さな熊でも油断せず、刺激をしないよう静かに熊から離れましょう!
猪も秋は活発に動きます
秋の山で活動が活発になるのは、熊やブラックバスだけでなく、他にもあります。
特に日本の山々にはイノシシがたくさん生息しており、秋というと彼らが大好きなサツマイモやカボチャが豊富になる時期です。
これらを求めて、イノシシは積極的に動き回ります。
なお、イノシシは冬眠をせず年中活動するため、いつでも警戒が必要ですが、秋は特に活動が活発になる傾向があると言われています。
猪については、イメージと少し違うかもしれません。
例えば猪は「真っ直ぐにしか走れない」というイメージを持っていませんか?
これって、実は正しい情報ではありません。
猪は、曲がれるし、ジャンプもできて、非常に俊敏で、身体能力が高く、なんと時速50キロもの猛スピードで走ることができる動物なんです。
時速50キロで走るイノシシにぶつかって来られたらひとたまりもありません。
猪も熊同様、出会わないようにするのが一番なので、鈴やホイッスルを持ち歩いて、釣り人がいることを周知させるようにしましょう。
猪と出会ってしまったときは、刺激をしないようにしてゆっくり離れるようにしてください。
人が急に走り出すと猪はびっくりして追いかけてくることがあるそうなので、くれぐれも急に大きな声を出したり、走って逃げようとしたりはやめてくださいね。
猪の子供は小さいしとても可愛らしいですが、それにともなって母親の猪が必ずそばにいます。
猪の子供を見つけたときでも、近寄らないで静かにその場を後にすることをお勧めします。
猪や熊に注意して釣りを楽しもう
ブラックバスの生活に最適な水温は、22~27℃と言われています。
気温が下がり25℃以下の水温になると、ブラックバスは自由に泳ぎ始めます。
活性化する一方で、狙いが定めにくくなるということです。
夏のブラックバスは、比較的涼しい日陰などに隠れています。
それに比べて、秋のブラックバスは泳ぎ回っているので、サーチする必要があります。
そんな時は、遠投できるバイブレーションがオススメですよ!
アピール力は比較的低いので、バスをスレさせずにサーチできるはずです。
天気のいい秋晴れの日は、山登りも兼ねて山に釣りに出かけてみてくださいね!
その際は、イノシシや熊など、野生動物には十分ご注意ください!
もし遭遇してしまったときは、静かにその場を離れてくださいね。
そして、それ以降に被害が起こらないよう、県や市の窓口に連絡をすることも忘れないでください。
私たち人間が協力して、野生動物とうまく住み分けや共存をしていければいいですね!
この秋は、野生動物に注意して、大きなブラックバスを釣りに出かけましょう!
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